らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

アキアカネ

2016-08-07 | 地元紹介

昨日の大阪は日中の最高気温が36.8度と今年一番の暑さとなりました。
今日も最高気温は37度が予報されており、7月18日の梅雨明け以降、連日35度前後の猛暑が続いています。
そして今年一番の暑さとなるであろう今日は立秋で、暦の上では早くも「秋」になりました。
私のような年寄りはこの暑さにバテそうですが、生物は秋を感じているのでしょうか、アキアカネが畑の上空を元気に飛び交っています。

「アキアカネ」は日本の秋を代表する身近な生き物ですが、そのアキアカネが減少していると、以前NHKテレビで報道していました。
その原因は、田植えと同時に農薬を散布することによる影響が大きいと言われていますが、当地ではその影響が少ないのでしょうか、私の畑付近では数十匹の赤とんぼが群れをなして飛んでいます。
そこで今日はアキアカネを取り上げることにしました。

・撮影できたのは群れをなして飛んでいた一部の赤とんぼです。動きが早いのでうまく撮影できませんでした。


アキアカネは日本固有種のトンボで、その生態は、稲刈りの終わった田んぼの水たまりに卵をうみ、そのまま冬を越して、翌年の春、田に水が張られるとその卵が孵化して幼虫となり、その後成虫になると夏は平野から山へ集まり、そして秋になると再び山から平野に戻る習性を持っています。

当地では、山から戻ってきたのだと思わあれるアキアカネが、先日来、畑でたくさん確認されているのです。
全国的には減少しているそうですが、幸いなことに我が町、大阪南部の熊取ではまだたくさん見られます。
アキアカネは秋の季語にもなっており、体長約4㎝の小さなアキアカネが、連日猛暑が続いている当地にちっちゃな、ちっちゃな秋を持ってきてくれたような気がします。