ここ数年、かき氷が進化しており、若い女性を中心におしゃれなスイ―ツとして人気を集めているようです。
最近では、家庭においてもふわふわかき氷が作れるようになってきており、小さな子供さんがいる家庭を中心に、益々人気が出てきているようです。
ところが、皆さまもご経験があると思いますが、カキ氷やアイスクリームなどの冷たい物を一気に食べた時、頭がキーンと痛くなることがあります。
短時間で治りますが、治るまでが辛いですよね。
でも何故、頭が痛くなるのでしょうか?
そこで調べてみました。
「アイスクリーム頭痛」
かき氷などの冷たいものを食べた時にキーンと頭が痛くなる現象を「アイスクリーム頭痛」と言います。
これは医学的な正式な名称だそうです。
アイスクリーム頭痛の原因は、簡単に言うと口の中が一気に冷たくなることで脳が痛みと勘違いすることにより起こるのだそうです。
医学的には副鼻腔などに通っている血管が冷やされ、収縮するためだそうで、例えば、かなり冷たいものを長時間持っていると、しだいに手が痛くなってきますが、これと同じメカニズムで頭が痛くなるのだそうです。
でもなぜ血管が収縮すると痛みを感じるのでしょうか?
『プロスタグランジン』という物質は、収縮した血管を拡張する働きがあるのですが、それが作用する時、痛みを感じる受容体を刺激します。
そのために頭全体が痛くなるというわけです。
「アイスクリーム頭痛の対処法」
ではその対処法はあるのでしょうか?
アイスクリーム頭痛の対処法で即効性がある方法は「おでこに氷などの冷たいものを当てる」のだそうです。
冷たいものは、食べかけのかき氷でも対処できるし、冷たいペットボトル等も有効のようです。
また、口の中をこまめに温める方法でも緩和されるそうで、かき氷を食べている合間に温かいお茶などを飲んだり、手元に温かい飲み物がない場合は自分の舌を口の中の上あご付近に押しつけると温まって楽になるようです。
暑い夏には冷たいものを一気に食べたい気持ちは分かりますが、アイスクリーム頭痛を起こさないためにもゆっくり時間をかけて食べるようにしたいですね。