らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

方向を示す「に」と「へ」の区別

2016-08-09 | 雑学

ブログや文章を書く時、どこどこ方面へとか、○○方向にと言った場合、「に」と「へ」のどちらを使うべきか、その使用区別が分かりません。
どちらを使っても意味は通じますが、助詞が別と言うことは使用区分があるのではないか?
そこで、今日はその違いについて調べてみることにしました。

方向を示す「に」と「へ」は格助詞と言われ、例えば、台風の進路を伝えるときは、「北向かっている」と「北向かっている」のように使われます。
この例の場合どちらも使えるようですが、どちらかといえば、「北向かっている」のほうがいいかもしれないと言うことです。

その理由は、「北向かっている」と「北向かっている」の「に」と「へ」は、いずれも「向かう」という移動を表す動詞の到達点や方向性を示しており、一般的に、「に」が到達点そのものに焦点が当てられているのに対して、「へ」はそれよりも広い範囲、つまり到達点とともにそれに向かう経路や方向性に焦点が当てられているのだそうです。

従って、台風の進路を伝える場合は、台風が向かう到着点が決まっているわけではなく、重要なのは「向かう方向」なので、どちらかというと「北向かっている」のほうがいいかもしれないのだそうです。

一般的に、「に」と「へ」には、次のような違いがあると言われています。
・「に」……動作の到達点を示す
・「へ」……動作の方向を示す

ところが、ほとんどの場合、「に」と「へ」を入れ換えても意味は通じることから、使い分けは現代では、たいへん曖昧になっているのだそうです。
結論としては、場面によって、ニュアンスを考慮して、「へ」か「に」かを選ぶことが必要だと言う事でした。