日本人選手の活躍で、リオ・オリンピックが盛り上がっています。
一昨日までに獲得したメダル数は金メダル7個、銀メダル4個、銅メダル18個、合計29個と、金メダル数ランキングで10位につけています。
後半戦も女子レスリングやバドミントンなどからのメダル積み上げが大いに期待されているところです。
さて、4年後には東京オリンピックが開催され、追加競技の一つに「空手」が加わりました。
これからの4年間は空手を目指す人が増えるかもしれません。
日本のお家芸である空手で是非金メダルを獲得して欲しいものです。
ところで、空手とよく似た競技に少林寺拳法があります。
こちらはオリンピックの種目ではありませんが、この少林寺拳法は日本が発祥と言うことをご存知でしょうか?
少林寺拳法は映画「少林寺」の印象から中国発祥と思われがちですが、映画で描かれていたのは中国で古くから伝わる少林拳のことで、少林寺拳法は1947年(昭和22年)に香川県で生まれた日本発祥の武道だそうです。
創始者は教育者、宗教家でもあった宗道臣(そうどうしん)氏(1911~1980年)です。
彼は対馬の豪族、宗氏の末裔だそうで、戦前に満州で学んだ武術を基に、戦後、香川県の自宅の道場で独自に編み出した護身主体の拳法で、これを教えたところ評判になり、各地に広まったそうです。
少林寺拳法の名は、宗氏が戦前に訪れた中国・河南省の寺院、嵩山(すうざん)少林寺で、鍛錬する僧の壁画を見て感銘を受け、あやかってつけたのだそうです。
少林寺拳法は中学校の保健体育の授業に加えられた武道の一つであり、2014年度からは高校総体の正式競技にもなっているようです。
現在、登録会員数は世界37カ国に約170万人いると言われています。
驚きました。
少林寺拳法が日本発祥とは知りませんでした。