2017年のブログです
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精神科デイケアのコラージュ用の絵本の本棚を眺めていたら、背表紙に「じいちゃん」という五文字が見えて、思わず手にしてしました(最近、じいちゃん、とか、じーじ、とかいう言葉に出合うとすぐ反応してしまいます!)。
福音館書店の幼児用の「月刊たくさんのふしぎ」という雑誌(うちの子どもたちの時は読んでいなかったような気がします)の2002年8月号の『じいちゃんの自然教室』という本。
高知県の農家のおじいちゃんが孫たちに川の魚や山の食べ物などの自然の恵みをいろいろと教えるという内容です。
フムフムと読んでいるうちに気づいたのですが、著者がなんと、さとうち藍さんの文章と関戸勇さんの写真という豪華な組み合わせでした。
このお二人の本は、今年8月のブログでご紹介させていただきましたが、『アイヌ式エコロジー生活-治造エカシに学ぶ、自然の知恵』(2008・小学館)という本と『武市の夢の庭』(2007・小学館)という本の二冊を読んだことがあります。
どちらもいい本で、写真もすばらしく、お薦めの本です。
そのお二人が、2002年当時、福音館の雑誌で仕事をしていたことを知り、なんだかうれしくなりました。
当時の幼稚園児や保育園児もそろそろおとなの世代。
自然の中で遊んだり、自然を大切にするおとなになっているか、知りたいところです。
この間、2011年にはご存知のように福島の原発事故があり、自然は人間が守らないと未来にきちんと残せないことも再認識させられました。
いろいろなことを考えさせられる2002年の福音館「たくさんのふしぎ」シリーズの一冊です。 (2017. 10 記)
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2018年12月の追記です
先日、再読をした沢木耕太郎さんの『246』に、沢木さんが「たくさんのふしぎ」1987年5月号『ハチヤさんの旅』を書いた時の取材記が載っています。
沢木さんの娘さんの大活躍(?)も含めて、とても面白いです。
それにしても、「たくさんのふしぎ」はすごい執筆陣ですね。 (2018. 12 記)
びっくりです。
すごいおじいちゃんですね。尊敬です。
農家さんではなくて、サラリーマンのおじいちゃんとのこと、失礼しました。
まさに仙人ですね。
じーじも頑張りたいと思います。
じいちゃんは、農家ではなくサラリーマンで仙人でした。