三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

福島・須賀川近郊の家

2006年05月26日 05時29分22秒 | Weblog

きのうは福島県で取材が2件。
午前中が福島市で、午後が須賀川。
好天にも恵まれ、撮影取材は順調でした。
福島って、のんびりとした土地柄、というか
暮らしぶりにゆとりがある感じがいたします。
都会的な部分と、ゆったりした田舎の部分のバランスがちょうどいいのでしょうか?
家づくりにもそういう感じが表れていて
特に2軒目の住宅はなんと、延べ床面積が80坪という
大型の田園タイプ住宅。
こせこせ作っていなくて、いいです。
家族構成は4人家族で、こどもさんは兄妹、中2と小5ということ。
聞いたら、ふたりともおかあさんのいる台所・食堂で
学校から帰ってくると、ずっと過ごしていて
自分の部屋に、こもるようなことはないんだとか。
ちゃんと勉強も食堂でやっているそうなんですよ。
ちょっとうらやましいくらい、よい子育てができている。
すごい、いいなぁ、と。

で、その台所・食堂ってのが写真のようなんです。
そうです、掘りごたつ状なんですね。
家も外張り断熱で高性能な住宅なんですが
この食堂造作は、なんとも家族団らんにふさわしい。
ずっとここにいたいっていうのが、わかる。
足下は実際にこたつにもなっているから
ポカポカと暖かく、なんとも居心地がいいでしょうね。
畳にごろっとできるっていうのも、またいい。
このライフスタイル、居間も同じで、畳敷きに周囲を板張りにした床面。

やっぱ、日本人、
こういうライフスタイルが、結局似合うものなんでしょうか?
若い子どもさんたちに好かれている、って、
なんか示唆的だなぁ、と思った次第です。
コメント
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