三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

洗面の排管詰まり

2009年06月12日 06時35分52秒 | Weblog



きのう朝、事務所の女性社員用の洗面から水が流れない、という申し出。
洗面は2つボウルがあるのですが、
片方だけが水が流れなくなっている。
経年的には同じ時期に設置したので、ちょっとおかしい。
また、他の場所の洗面でも特段、詰まりの症状はない。
いろいろ配管掃除の家庭用薬剤とか使ってみるけれど、
さっぱり効果が出ない。
やむなく、工務店さんに連絡、ほんの1時間かからずに来ていただけました、詰まり屋さん。
って、そんな名前ではないでしょうが、
名刺ももらうことなく、だったので、工事種別も聞きませんでした(笑)。

ただし、詰まりの原因についてはしっかり取材。
原因はどうやらセンサー付きの蛇口にあるようなのです。
もうひとつの蛇口は使用するたびに蛇口を操作するタイプ。
こちらの場合には、一般的に水量が大きくなるので、
石けん垢や細かいゴミなども一気に排出されて詰まらないけれど、
手を蛇口にかざして、そのセンサーで水が出てくるタイプの場合、
水道水使用量が抑えられる利点がある一方で、
一般家庭のような使用回数で納まっている場合、
総体の水量が不足して、ゴミが溜まりやすくなるのだそうです。
高速道のパーキングなどのトイレでは
ほとんどこのタイプですが、
あのような使用状況の場合には、トータルでの使用料は抑えられ、
しかも多人数の使用があるので、詰まることも少なくなる。
というようなことだそうです。

管の中のことなので、さすがに奥が深い(笑)。
水量を抑える効果はあるけれど、
トータルの使用総量とのバランスで考えなければならないのですね。
写真下は、こんなことになって初めてしげしげと見た配管部分。
奥にあるのがセンサー装置なのだそうです。
水道を止めて、管の詰まりも除去してもらいましたが、
大変勉強になりましたね。
で、やはり、こういうメンテナンスにすぐ人が来てくれる安心感って、
深く感謝したくなりますね。
わが社では、地域の工務店さんにずっとお願いしているのですが、
大手ハウスメーカーではこのあたりどうなっているのか、
建ててしまえばあとは知らんぷりというケースも聞きます。
建物とは長い付き合いになっていくわけで、
そういう専門家と、いい関係を築いておくというのは
大変大切な部分だと思いますね。
困った、が、ありがたい、で終われた一騒動でした。




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