あぁ・・・このままでは終われない!脳内出血奮戦記

ひとり暮らしを突然に襲ってきた脳内出血
頭脳それなり動きは超高齢者!毎日のトレーニング記録 

感覚が無くて動かないウデでも うでが無いっ!ということとは全然ちがうっ!!

2016-09-30 15:02:10 | 肩関節亜脱臼 うで改善あゆみ
ウデが目に見えているというのに肩から先はスパっと切り落とされたかのようだった入院中。
あの摩訶不思議な世界は、体験した者だけにしかわからないと思う。
言葉で表現などできない。もしも身体全体がそんな感覚ならば透明人間かい?と思ったこともある(苦笑)

リハビリ病院での食事風景の見学というのがあった。そう、家族に見学してもらうというもの。
救急車で運ばれて以来、随分と長い間カガミを見るということがなかった。
食堂のテーブルでは、周りの方々の姿を見ていたが気にする余裕などあろうはずもない・・・。
自分の身体のことで精いっぱいだったのだ。

見学を終えたトム&ジェリーが言う。
「身体を起こして食べようね」と。
何を言ってるのか???
顔と食器がうんと近いのだということを知った時は愕然とした。

それからは食事の度に周りを見るようになった。
みな身体は右(左)に傾き、利き手だけが動いている。

マヒ手はダラ~リとアームレバーだったり太ももの上だったりしている。
顔と食器の距離が異常にに近いのだ。
あ、おひとりだけちゃんと顔を上げキレイな姿勢で食事をされてたのが骨折で入院されていたあのMIYAさん(当時86歳)
MIYAさん・・
そんなことがあってからは、亜脱臼で痛い左手(マヒ側)をテーブル上に乗せることにしたのだった(苦っ)
そして徐々に前かがみな姿勢から通常の背筋を伸ばした姿勢を目標にした。

「犬○○」という言葉を知ったのはずいぶん後になってからだが、こんな姿なんかいやだっ!絶対いやだっ!と、
もうそれだけの気持ちで頑張れた。
H 療法士さんは言った。「動かなくても腕がなくても(感覚的にという意味)、事故とかで腕を無くした人とは違うのですよ。
腕はちゃんとあるのですから」と。

テーブルに向かう度に「ほらっこれがテーブルだよ」と教えるかのように訓練するようになった。
現在は、かろうじてゆらゆらしながらもヒザにあった左手が、そぉ~とテーブル上に移動できることが増えてきている。
入院中からつづけている「 マヒ手には常に触れている 」ということ。
今では条件反射のように横になってても立ち姿でも腰かけててもやさしくなでなでモミモミしている。
「 あらっ寒いの? 」とよく聞かれるけど(苦笑)
大切な大切な左手よ!もっともっと動けるようにしてあげるからね♪~

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