リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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哀 惜

2013-09-29 07:33:47 | Weblog
私の歯科臨床2大師匠であるお一人の先生が
平成25年9月26日 59歳という若さで他界された。

…約1年の闘病生活において、最後の最後まで臨床家であった。
8月下旬の入院後も、師は病床においても患者の事ばかり気にしており、
私に『どうしても気がかりで仕方ない患者を診てくれないか?』と頼まれ
私の毎休診日に師の医院で代診を行なっていたが、師の崇高な医療を
見るたび、尊敬を抱くとともに師の無念が感じ切なかった。

師の永眠後 “臨床とは”を師に指南されてきた有志で偲んでいる。

偉大な師なき今、
 ・一つ一つの手技に情熱を注ぐこと
 ・一つ一つの目の前の臨床をおろそかにしないこと
 ・地位や名声に執着しない医療人であること
敬愛する 故 前岡一夫先生のアイデンティティを引き継ぐべく
この遺訓を順守する誓いを恩師に捧げる
                  合掌


追記;
故人の遺志により親族による葬儀が終わるまで(9月28日家族葬)、
皆に訃報をお知らせしないでほしいといわれていました。
諸事情ご理解ください。


25年9月22日 LEGEND 格闘技大会

2013-09-23 07:47:38 | Weblog
岐阜商工会議所 大ホールにて行われた格闘技の大会に
協賛してたので招待されて行ってきた。

主催は私がかよってるGHSジム。

このGHSジムからは22名が出場し、皆健闘していた。

それぞれが本気で殴り合ってた対戦相手と試合後
笑顔で握手し健闘をたたえ合う姿をみると、
見てる側もすがすがしい気持ちになる。

GHSのみなさん お疲れ様でした!

YouTube投稿

試合前の選手控え室 GHSメンバー
大崎くんの試合
敬吾くんの試合
もんもんヘルパーよしのりくんの試合
ライアン・マークくんの試合

9月7日、8日 一の会 in東京

2013-09-09 07:48:52 | Weblog
私の2師匠の一人である前岡先生に以前からずっと勧められていた
押見先生の研修会に参加してきた。

このセミナー 卒後5年目程度の歯科医が対象のセミナーであるが
卒後17年目の私は、自分自身の臨床の再確認と整理をしたくて参加したが、
結論からいえば参加してよかった。
自分の臨床哲学が間違っていなかったということ。

この押見先生の会は、インプラント治療がどうこう、
アカデミックなペリオ手技がどうこう、咬合がどうこうという
そんな今はやりの研修会でなく、とにかく地味である。
しかし、この地味な内容が重要であり、もっとも医療の根源と
すべきものである。

西川洋二、前岡一夫に師事した私は、この研修会においても
このお二人の臨床哲学についていったことが正しかったと
あらためて思う次第である。

来月も一の会があるが、その時はプレゼンをしなければならない。
西川流臨床を一の会でプレゼンしたいと考える。

『様子を見ましょう』の意味って…?

2013-09-05 20:36:13 | Weblog
更新 忘れてました。。。  さてと、、

噛むと痛い 腫れた 浮いた感じ しみる などといった主訴。
主訴の背景には必ず原因がある。

対症療法で様子を見ましょうも治療ではあるが、
明らかな問題があるのに、
  治療が大変そう、めんどくさそう、などの理由で
対症療法にもならない様な処置で『様子をみましょう』は
患者の立場になって考えたとき、自分たちが同じ様なことを
されて納得するのか、、、

医療としての術者がいう『様子を見ましょう』は
・確固たる自信のある処置後に治癒を待機、期待していうもの
もしくは
・出来る限りのことを行い、どういうふうな生体反応になるか
でなければならないのでは?

今回紹介する症例、
処置をはじめるには遅すぎた状態で当院に来た。
しかし、患者の気持ちを考えると、ダメもとで
なんとかやるだけのことをやってみようということで
現在経過を見ている。 それなりに食事ができるようになったと
いうことであるが、問題は解決されたわけではない。。。

こんな状態になる前にもっと早く 当院に来て欲しかった…