リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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咬み合わせの科学 2018年1,2号

2018-05-25 12:04:44 | Weblog
今月発刊された日本顎咬合学会の学会誌に
PGI名古屋のメンバーである私と前岡遼馬先生の論文が掲載されています。
遼馬先生の実直な臨床報告を見ていただければと願います。

私の論文は、学会に提出したとき結構長文で、写真も多かったため、
ページ数の制限にひっかかってしまい、文章は全体の三分の一、
写真も半分、カットしないといけなくなってしまいました。
本編の内容は実際は結構なボリュームですが、これは
何かの機会があれば紹介、解説するつもりでいます。
(ウェブ上ではしませんが)
今回投稿している論文は概略だと思ってください。

ということで
私と遼馬先生の論文、暇な時に一読されていただければ嬉しく思います。

でも、、親分(西川洋二)と一緒に書いた論文より、
私だけで書いた論文が先に学会誌に載ってしまったので
親分に申し訳ない気持ちがあります。。。。。

2018年5月20日 BADS 予防歯科セッション

2018-05-21 07:40:19 | Weblog
今月のバドは予防歯科セッション
参加している歯科医院のスタッフさんも一緒にくるプログラム。
この予防セッションにおいて過去最高の56名の参加者となった。

そして今回も参加した人たちは、歯科界で同じような予防歯科の勉強会とは
まったく違う切り口に驚きをもって拝聴されていた。
特に新しく組み込んだ内容の『食育』に関して、まさかこんな内容でくるとはと、
予想外の内容に戸惑いがある中、かなり衝撃的であったみたいで
皆が真剣に聞き入ってくれていたのが印象的であった。

今期参加されてる中堅層の先生の一人が、当会の内容はぐうのねも出ない内容ばかりなので
非常に参考になるだけでなく、すぐに実践できるので
毎回どんな話をきけるか楽しみでしょうがない、といってもらえると話甲斐がある。

ちなみに、日曜日にもかかわらず、薄暗い部屋でまる一日
歯科の勉強をしにくるスタッフさんたちは本当に偉いと思う。
全員が全員、私やDH高木、松井先生、大林先生の話の内容を
集中力をきらさず真剣に聞き入ってくれ、私達は敬意を抱くしかない。

参加された皆さん、本日からの臨床、
頑張ってくださいね!

日本顎咬合学会 学術大会 一般口演

2018-05-15 09:31:04 | Weblog
6月9、10日に行われる日本顎咬合学会の学術大会において
今回、PGI名古屋のメンバーで、一般口演でプレゼンすることを
私がお願いした7名の方々の発表があります。

当会メンバーの実直な臨床症例報告、
学会に参加される先生方でお時間あるようでしたら
拝聴していただけたら嬉しく思います。

稲熊 智 10日 09:30-9:50 G508
浦田祐介 10日 10:30-10:50 G508
前岡遼馬 10日 11:30-11:50 G604
山中祐介 10日 11:50-12:10 G505
後藤敏文 10日 13:30-13:50 G507
松永祐貴 10日 13:50-14:10 G507 
高木小百合10日 15:30-15:50 G608  

歯科医院のあり方 思うこと

2018-05-04 13:00:21 | Weblog
当院に見学しにくる先生方で、診療内容以外の感想で結構多い共通した感想がある。
それは、
『患者さんたちがアポイントの時間よりも必ずはやめに来院する』
私にとってはあたり前のことで気にもしていなかったが、
これまで見学にこられた先生方にとっては、どうやら結構驚きのことであるみたいだ。

そもそも患者にとって、歯科医院は待たされるのが当たり前らしい。
私にとっては、これが疑問だ。
そのため、どうせ時間通りに行っても待たされるしという考えから
時間にルーズな患者が増えたかもしれないが、
そもそも医院側がルーズだからこうなってしまうと考える。
それに、ぎゅうぎゅうに詰め込んだアポイントで、流れ作業のような診療では
しっかり診てあげることなど到底できないと考える。

予約制が主流の歯科界であるが、待たされるなら予約制の意味がない。
私は待つのが嫌いな性分、患者も待たすことはしたくない。
それゆえ、決して無理なアポイント構成を開業16年以来行ったことがない。
このスタンスが染みついている分、患者も見事なまでに時間通りに来てくれる人が多い。
というか、もし遅れて来た場合、当院は次のアポイントの人に影響してしまうことを
遅れてきた患者に説明し、その日は診察しないことにしている。
自分の前の人が遅れてきたことによって、自分が待つことになったことを
考えると、文句をいう人は殆どいない。
私達の臨床に対する向き合い方で、
患者はどれだけでも変わってくれる人が多いことを、私達は忘れてはいけない。

ちなみに昨今、「おもてなしの心」として、快適な空間や応対を提供することは
本来、医療になんら関係のないことである。
私は患者をもてなしたこともないし、しようとも思わない。
しかし、私を頼って来院するすべての患者には、心血注いで診てあげている。
医院はこれで充分ではないだろうか
また、皆がよくいう『地域医療に貢献したい』の本質は、あれこれいろんな工夫を
凝らして患者を集めることではないという点も付け加えておく。