リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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29年4月23日 BADS予防歯科セッション

2017-04-24 07:43:57 | Weblog
今回のバドは予防歯科セッション、参加してる歯科医の医院のスタッフも参加するセッション。
今期はスタッフさんが多く、50人部屋がほぼ満席であった。
巷で掲げられている『予防歯科』について問題提起をあげ、
歯周治療の行う上での、基礎生物学の回帰、歯周疾患の捉え方とその治療、臨床例、
予防歯科の本来あるべき取り組み、インプラント治療のメインテナンスについて、などを
私と当院の高木DH、松井先生、大林先生から参加医院に解説を行った。

参加されたスタッフさんたちが、とても興味深く拝聴してくれていたことが
特に印象的であり、皆が今日参加して本当によかった、
明日からの臨床の参考に早速したい、など話てくれたことが
私たちにとってとても光栄なことである。

晴天の中、勉強会に参加される向上心ある方々に
敬意を表したい。

歯科医療がめざすべき根幹

2017-04-20 12:59:47 | Weblog
興味深い丸橋先生の本があり、ふと惹かれ読んでみると
歯周病治療について非常によいことがこの本にも書いてあった。
「助かる可能性のある歯は、患者と歯科医が協力しあい、歯が助かったとき共に喜び、
助からなかったとき、無念をともに分かち合う」
これは、押見一先生が口癖のように述べる、
「歯を残したいと患者が望むなら、我々は無限の努力を行うべき、このことは何の保証もないが
 そこに臨床の楽しさがあるのだ」という言葉と同じ概念である。

地味な歯科治療であるが、やはり我々の日常臨床の根幹はここにある。

ちなみに本で指摘されている欧米の歯科事情、、
我々日本人は何かにつけて、すぐに欧米のスタンスが正しく素晴らしいと考える傾向にある。
しかし、諸外国のそれらのスタンスに隠された実情を知っても、それを真似したいと思うのか…


予防歯科がトレンドである昨今、多くの歯科医院が予防に取り組んでいるが
定期健診でのカリエスチェックや、定期的に口腔内の歯石除去などの清掃を
行うことは、この丸橋先生や押見先生といった、歯をできる限り残すという概念をもった
歯科医院とは全く異なり、また、この概念を達成しようとしても到底無理である。

「定期健診でお口の健康と疾病の予防を」というスローガンはよく目にするが、
患者も医療従事者も『予防』の本質を正しく理解し、
丸橋先生や押見先生のような考え方を世間に啓発する必要があると考えてやまない。

今週末、バドの予防歯科セッションがあるので
例年同様、本来あるべき予防歯科の捉え方について参加医院に解説したい。

2017年4月15、16日 オステムインプラントセミナー

2017-04-17 07:39:19 | Weblog
先週末はオステムインプラント名古屋10回コースの第3,4回目
オステムの公認インストラクターをやっているので2日間、手伝いに行く。
今回は静岡の伊東哲先生による静脈鎮静と筋注の講義と実習、そして
私がオステムの講師として推薦した鈴鹿の笠井先生による
外科手技についての講義と実習が2日間みっちり行われた。
伊東先生とは約10年ぶりにお会いしたが、伊藤先生の
麻酔の講義はやはり興味深い話でよかった。
笠井先生のスライドも洗練された内容で、非常に良かった。

29年4月8、9日 BADS矯正セッション

2017-04-10 07:41:38 | Weblog
先週末はBADS。今回は矯正セッション。
矯正セッションは毎回、東京銀座で開業されている野寺義典先生に講義をお願いしている。
また今期から、小児の咬合誘導について豊橋の中野崇先生にも
講義をお願いすることになったので、土日とも朝からのスケジュールとなり
かなり密度の濃いセッションとなった。
今期は超満席であり、講義内容も濃かったため、熱気があり
また質疑も非常に多かった充実した勉強会であった。