リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

オリジナルHP: http://rikidental.client.jp/

2022年9月13日 PGI名古屋月例会

2022-09-14 17:24:55 | Weblog

昨日は当会の月例会。
今月担当の松井先生からGPと矯正治療についてがテーマ。
矯正治療の大まか概念をふまえ、GPとして矯正治療を行うにあたり
手をつけてよい症例か否かについてを症例を交えて解説をされていた。
また症例を通じて参加者に矯正治療以外にどのようなアプローチを行うかの
討論も行いディスカッションが盛り上がった内容となった。
松井先生のスライド構成がすごくまとまったもので
症例も多くあったので、参加された先生は充実していたであろう。

来月は今枝先生がパネラーでインプラント治療におけるワンガイドについての話。


2022年9月11日 コンポジットレジン治療 勉強会

2022-09-12 08:26:49 | Weblog

昨日は当会の須崎明先生による
コンポジットレジン治療(ダイレクトボンディング治療)の勉強会が行われた。
巷にコンポジットレジン(CR)を得意とされている歯科医が
こぞって自分の考え方や手技を紹介しているが
講演会や執筆などの内容は似たようなものが多く
正直、肝心なことをなおざりにしている、もしくは重要ないくつかの概念がない。
反面、当会に深く関わりがある須崎先生の内容は、この観点をすべて網羅した中での
CRの治療についてまとめ上げられている。
かなり先述した歯科医方と違う切り口の内容であったため、
参加者の食いつきがすごかった。質疑も多く非常に濃い一日であった。
須崎先生と私は、考え方や臨床に対する姿勢が非常に似ている
(須崎先生も同じことを言っている)ので、結構いろいろな事柄で
意見が一致することが多いので、
私の考え方も反映した彼のスライド内容が何気に嬉しい。


私の日常臨床 Vol,61

2022-09-06 07:56:43 | Weblog

今回は症例を提示しよう。
初診時44歳男性、家族からの紹介で当院を受診。
食事しにくいことを理由に、当院でしっかり治療をしたいということが主訴。
初診時、カリエスによる歯冠崩壊が臼歯部に多数みられた。
当院で行っている通法の基本治療に合わせ、
確定的外科処置や矯正治療を行った。
欠損部補綴は、右上4はインプラント補綴(抜歯即時インプラント埋入)
左上8埋伏歯を挺出処置後、右下7部に移植を行いブリッジ補綴を行った。
咬合位を確立し、治療後は患者から非常に高い満足を得られた結果となった。

術前術後の写真を提示する。
 
因みにインプラントを用いた理由は、右上4部にブリッジ補綴において
右上3を補綴のために削りたくなかったことと、右上5を守りたかった理由があった。