リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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2019年8月25日 咬合治療の勉強会

2019-08-26 08:09:35 | Weblog
先週末は咬合治療について、私から多くの臨床例を提示する内容の勉強会を行った。
朝から夕方までの時間で、いろいろな事例において
診査の勘所や診断、そして治療のアプローチについて詳細を参加者に説明した。
参加された先生方の医院でも、必ずあるような事例ばかりを
選りすぐって集めたので、興味深く聞いていただけたと思う。
勉強家の医科歯科くんからは、
、今まで見せてもらったことがない症例が多く、
内容も深いものばかりだったのでとても良かった、
という感想をもらうと何気にうれしい所存。。。

8月の月例会

2019-08-21 08:16:41 | Weblog
昨日の夜は、PGI名古屋の月例会が行われた。
今月のパネラーは飯塚先生。
飯塚先生からは顎関節症治療について、自分の臨床経験と
当会で学んでからの顎関節症治療の行い方の変遷と
臨床でその治療活かすにあたっての悩みどころや
自分なりの工夫など、もりだくさんの内容を解説されていた。
彼の実直な性格がそのまま表れている非常によい内容であった。

来月は前岡先生による文献抄読検討会。
この先生の提示する内容も楽しみである。

4月から始まった毎月の月例会、
非常に充実した濃い内容ばかりなのでだんだん参加者が多くなっている。

咬耗が著しい症例

2019-08-07 08:29:15 | Weblog
最近非常に忙しく すっかり更新するのを忘れていた。
皆さんがお盆休みに入る前に、臨床でよく見かける事例を提示し
休暇中いろいろ考えてもらおう。

提示している症例のように全額的に咬耗が著しく、全歯がフラットな状態の歯列は
臨床でよく遭遇すると思う。
提示している症例の場合、現状の咬合によって局所的な歯周組織のダメージを
受けていたため、咬合治療を行った。(何をしたかは明記しない)

乳歯列弓でも同じように全顎的に咬耗が著しい症例を見かけることもあるが
永久歯列におけるこの様な事例とは扱いは大きく異なる。
永久歯列の場合、補綴、修復介入が必要になった場合、慎重に咬合について考え
対処することが要求される。どのように捉え対処するべきか、これを考えてほしい。
全額的に咬耗が著しい症例では、インレーやFCKの脱離が多くはないだろうか?
これがヒントである。またもう一つヒントは「咬合」の定義を考えてもらいたい。

7月21日に行った咬合治療の勉強会では、この事例に対する対処法を
私は参加された先生方に詳細と臨床例をもって説明したので
参加された先生方は復習の意味でこの事例を見ていただきたい。

ちなみに乳歯列弓で全顎的に咬耗が著しい症例、親さんがどうしてこうなるのか、
どうしたらよいか、たずねられたら皆さんはどのようにお話されてます?
意外に知られていない見解であるが、これもお盆休み中に考えてみてください。