臨床では頬粘膜に圧痕がみられる事例をよく見かけると思う。
この歯列圧痕は、TCHやクレンチングが原因とされていることは周知のことだろう。
そのためTHCやブラキシズムに対して認知行動療法やMFT、マウスピースなどを用いて
治療している先生が多いかもしれないが、原因除去療法であるかは疑問である。
確かにTCHやBRXは主因が心因的原因によるものもあるが、
咬合的問題によるものも多い。
提示する症例は、50歳の女性。
虫歯治療を主訴に来院したが、口腔内診査時、
両側頬粘膜、特に右側頬粘膜に強い歯列圧痕がみられた。
この原因が心因的なものか、咬合に問題があるかの判断を行ったところ
咬合にある問題があったため、それに対してカリエス治療を行う前に
対処したところ、経時的に症状は緩解されていった。
修復補綴治療終了後は殆ど目立たないくらいにまで、圧痕は薄くなっている。
咬合の問題を解決すればTCHやBRXも緩解されることも忘れてはならない。
因みに、対処としては咬合調整を行ったのだが、かなり色々な項目を考えた中で行う調整である。
そのため、
『じゃあ、私も咬合調整で対処してみようか』と安易に行うことはやめておいてほしい。
場合によっては病態をひどくするだけでなく、他の問題も起こってしまう可能性があるからだ。
この歯列圧痕は、TCHやクレンチングが原因とされていることは周知のことだろう。
そのためTHCやブラキシズムに対して認知行動療法やMFT、マウスピースなどを用いて
治療している先生が多いかもしれないが、原因除去療法であるかは疑問である。
確かにTCHやBRXは主因が心因的原因によるものもあるが、
咬合的問題によるものも多い。
提示する症例は、50歳の女性。
虫歯治療を主訴に来院したが、口腔内診査時、
両側頬粘膜、特に右側頬粘膜に強い歯列圧痕がみられた。
この原因が心因的なものか、咬合に問題があるかの判断を行ったところ
咬合にある問題があったため、それに対してカリエス治療を行う前に
対処したところ、経時的に症状は緩解されていった。
修復補綴治療終了後は殆ど目立たないくらいにまで、圧痕は薄くなっている。
咬合の問題を解決すればTCHやBRXも緩解されることも忘れてはならない。
因みに、対処としては咬合調整を行ったのだが、かなり色々な項目を考えた中で行う調整である。
そのため、
『じゃあ、私も咬合調整で対処してみようか』と安易に行うことはやめておいてほしい。
場合によっては病態をひどくするだけでなく、他の問題も起こってしまう可能性があるからだ。