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私の日常臨床37 続き

2018-09-07 09:00:13 | Weblog
少し前に紹介した他院からの処置依頼症例、前医の要望と患者の希望もあり結局当院で治療することになっている。
カリエス治療も平行しながら経過観察を行っている中、みるみる悩んでおられた症状はなくなり
先だって来院されたときにはもう気になっていないとのことであった。
ここまでの期間経過をみれば状態安定はしていると判断できるので、あとはテンポラリー部の最終補綴を行うだけである。
この症例の主原因は何だったかは、その全容は今月のBADSで詳細を動画も交えて解説しよう。

この患者さん、こないだの来院は、台風21号が東海に一番近づいている時間のアポイントにも関わらず
キャンセルしてもよいものの、名古屋方面から来られるというのは、今までけっこう口腔内の病態に
悩み続けていたためと考える。台風の中でも無理しても来てよかったという治療をしなければ義に反するため
最終補綴前の最終段階まで(残りのカリエス治療4歯)を2時間近くかけて心血注いで一気に行った。
写真はその時の状態である。

PS
この様な症例は、スタビライゼーションスプリントによる顎位の模索を行ったり
AG確立がどうこうなんて意味がないということは加筆しておこう。
その理由もバドで解説しよう。(話すの忘れていたら指摘してね)