PGI名古屋 ６月月例会

昨日の夜はコロナ自粛で中断していた当会の勉強会が再開された。
今月は症例相談、症例検討会。
症例相談は稲熊先生から欠損を伴う中程度の歯周炎に罹患した症例についての治療方針について。
症例検討は、浦田先生から前歯部歯肉肥厚がみられる症例についての
その原因と処置についてと、経年的予後を追った症例にみられる
部位特異性の歯周組織病変の原因と対処についての提示があった。

両先生の症例とも、日常臨床で非常によく遭遇する事例ではあるが
治療方針や考え方に悩むことが多いと考える。
活発な議論が行われ参加者は充実した時間を過ごせたと思う。

個人的に思うことは、
稲熊先生の資料のクオリティーが高くなっていたこと。
称賛されたい、地位や名声にこだわる、そんなことどうでもよい、
とにかく目の前にある症例を一生懸命考えて治療したい、という
思いが写真やスライドの構成から滲みでていた。

まさしく当会にふさわしい内容であった。
勿論浦田先生のスライドも同じような内容であった。

お二人のスライドをみて、これぞ当会のスタンスであると
嬉しい気持ちで気持ちよく勉強会の時間を過ごすことができた。

マスク

６月１２日　政府からのマスクが届いた
今時分に届いたのには何か意味があるのだろう　きっとw…

このマスクについて疑問に思うことがある、、
国会中継で議員さんでこの政府支給のマスクしている人が
テレビごしにみる限り誰一人いない。。。なんでだろう。。
このような時局で、国民に配布マスクの意義などの理解を求めるなら
議員がこぞってこのマスクをつけるべきであろうに。

でもって、特別定額給付金、国民への支給が遅れに遅れている。
そんな中、６月上旬、衆参の自民党議員にはいち早く「給付金」が届けられていた。
それも1人あたり200万円。臨時の活動費らしい。
自民党が配った支部交付金の原資は政党交付金。
国民の税金から捻出されたものである。。。。

議員さんたちにとって　私達はいったい何なんだろう

個人的に思うこと、、
今度の選挙でまた自民党が過半数を超えた場合、
もはや政党の政治がどうこう問題があるというわけでなく
自民党を支持する国民に問題があるように思えてならない。

ちなみに
議員さんたちの姿勢から、歯科医療従事者は学ぶこともある。
国民（患者）に対して言葉や態度こそ真摯かつ丁寧であっても、
実際の行いにおいて、国民（患者）をくいものにしてはいけない。
専門的な立場を利用して、言葉巧みに必要でもないことに、
やれQOLの向上だのを掲げ、あの治療この治療も要る
こうした方が良いなどと謳うことに疑問を投げかけたい。
最近、このようなことを考えこんでしまう症例を数例みて
人間社会、ビジネス社会に困憊している私がいる

配布されたマスクのひもを、びにょんびにょん伸ばしながら
国政や医療について色々考えたい気持ちだが、
どこかに寄付するつもりであるため、未開封のままにしておかなければ。。。