リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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25年7月19~21日 ICOI日本学術大会

2013-07-22 07:51:12 | Weblog
今回は3日間の東京滞在

金曜日にプレコングレスで会員発表があり
私はプレゼンを行なってきた。
土日の学会はアメリカからの講演者で全てプログラムされていた。

でもって今週末は相模大野

夏を実感できるのはスーツ越しで感じる暑さだけで 
相変わらず休みがない日々が続く、、、、、、、、、、、、、、 

私の日常臨床 18

2013-07-15 08:28:39 | Weblog
多数歯の処置が必要で、また全体を整えなければならない
この様な症例は皆の医院でも多いと思う。

この症例は去年の春先から治療を開始し、最近やっと初期治療が終わった。
ここまでに1年4ヶ月かかったが、ここまでくればあとは
テンポラリー部を最終補綴物にするだけである。

私の日常臨床において、初期治療にかける時間はけっこう多いが
この時間が多い分、ファイナルに向けてのステージはあっという間である。

初期治療にかける時間と全体を捉えた総合治療計画は
保険診療か自由診療かという区別に関係なく、
ルーチンワークとして当たり前に行うべきことですよね。

教えることはできません!

2013-07-10 20:43:29 | Weblog
当院には全く面識がない歯科医が材料商の紹介でよく見学にくる。
見学されることは別にかまわないが、中にはいろいろ根掘り葉掘り
質問してくる歯科医もいる。 そのときいつも私はムっとする。。。
100歩ゆずって、、質問するのはよいとしよう。
質問するなら質問する内容について、
「 私はこうこう考え こう思うので こうすると思うのだが、
  何故このようにしてるのですか? それは○○という事を
  考えて行なっているのですか? 」
               って質問するべきである。 
単に疑問を直球で投げられても、そんな簡単に教えることなどできません。
たとえ教えたとしても、すぐに真似できるようなことではないが、
それでも教えられません。 
私は今の技術習得にあたり、以前は休日のほとんどを潰して
借金までして研修会に行き、多くの自分の時間を犠牲にしてまで学んで
開業後も経営的に苦労を重ねてきた。 
故、そうたやすく教えることなどできない。

昨日火曜日も見学にこられた先生がいたが、最近の私が挨拶時によく言う言葉、
『見学されてても説明はしないよ』って最初に言ってた分、この先生は
中々謙虚に見ていらっしゃったので、こちらから数点質問してみた。
、、、が、申し訳ないが答えは教えない… 
イジワルな私ですが、これは日常の医療をなめるなという
愛のメッセージである。

ちなみにこの日、開閉口運動時、開口路偏位しクリックがひどい症例がきて、
私が3分ほどでクリック症状と開口路を正常にした手技を見て、
眼をまん丸にし驚き『鳥肌が立ちました!』って言われたが、理論は勿論教えないが
その手技見られちゃった… やだな…(←小者っぷり全開。。。)

不定愁訴の主訴に対して どう診断する?

2013-07-03 10:08:26 | Weblog
不定愁訴で悩む患者が来院。
原因不明といわれ、困り果てていたそうだ。

チェアーに座り、患者が話す症状の内容だけで、口腔内の問題であると判断。
口の中みて、処置開始、 でもって対処完了。
処置後患者はここずっと悩んで、原因不明といわれていた症状が
10分足らずでなくなったことにポカーンと驚いている様子だった。

今回のポイントは、問診(患者の話)だけで症状の原因を見抜いて
徴候が術者側の推察と一致してるかという診断能力。
今回は動画も付けます。
    ↓
不定愁訴の患者


原因と対処の仕方 考えてみてください。
ちなみに私がどんな処置を行ったか、…毎度のごとくウェブでは明示しません。

6月29日30日 第31回日本顎咬合学会学術大会 in東京国際フォーラム

2013-07-01 15:16:12 | Weblog
今年も行ってきた。
今回 PGIC名古屋メンバーは私も含め4人がケープレを行い
PGIC本会の副会長がテーブルクリニックで講演もされた。

この顎咬合学会は他の学会とは違い、臨床歯科医が中心の学会である。
年に一度の学会における参加者が心底有意義と感じる、私の勝手に思い描く学会像…
『大学やメーカーの研究やデーターの報告を学会の場で開業医が研鑽し、
 その情報を臨床に活かす。
 そして開業医は、総合病院や大学附属病院と違い、設備や材料などは
 経費の関係上制限されてしまう上、また大学やメーカーの研究レベルに比べ
 臨床データーを集めるにも限界があるゆえ、限られた条件下で、
 日々の臨床において積極的に学術研鑽したことから、自分の持つ技術と
 知識を活かし、洗練された医療をもって地域医療に貢献し、そして
 症例発表に使えそうな症例だけ記録やデーターを集めるのでなく、
 自院の臨床記録を追っている多くの症例の中からテーマに沿ったものを
 一つピックアップし、それをこの様な学会の場で報告、臨床例を供覧、
 提言助言をもらう。』・・・
今回私はこのようなことを胸中に思い、症例報告を行なってきた。

臨床医(開業医)が中心となった学会”の、
私が勝手に描く本質と意義を、今後も貫き通していきたい。
そして少なくとも私のグループメンバーにも理解し、貫いてほしいと願う。