リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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28年10月23日 PGI名古屋 衛生士会勉強会

2016-10-24 09:17:20 | Weblog
PGI名古屋で来年度、歯科衛生士会が発足されることになり
その中枢メンバーとなる衛生士の勉強会を行った。
中枢の立場となるためには、名ばかりのものでなく
それなりの学術とスキルが必要である。
今回組まれたプログラムはそのための勉強会の1回目。
来月はより実践的な実習を行う。

今回参加された衛生士さん、自ら希望されている方ばかりなので
勉強会での学ぶ姿勢には驚かされるものがあった。
また将来的にフリーランスを目指している方もいた。
PGI名古屋では、本来あるべきフリーランスの衛生士とは
どうあるべきかを考えているため、当会から巣立つフリーランスが
歯科界で活躍されたらこれほどうれしいことはない。

私の日常臨床 28

2016-10-17 08:38:23 | Weblog
今回提示するケースは4年前にある勉強会でプレゼンを行った症例。

初診時、上下顎は全体的に中程度~重度の歯周疾患に罹患しており
動揺歯も多数歯みられ、患者は何本かの歯は抜歯される覚悟でいたが、
口腔衛生指導と歯周治療(歯周外科は行っていない)を行いメンテナンスを行っている症例。

プレゼン当時は予後3年までの状態を提示して、何人かの先生に
「3年くらいの予後はあっても、今後はどうかな。。」って厳しい意見をいただいていた。
しかし、このような症例は、真意は見る人によっては伝わらず、
理想(理想的な咬合)的でない・審美的によくない・アカデミックでないなどといった
論点ばかりを挙げることがけっこう多い。
でも提示する写真、今年2月の7年目のメインテナンスでの状態でも分かるように
今のところ咬合やペリオの大きな問題は起こっていない。
それゆえ、これくらいの経過年数がたってからプレゼンすればよかったのであるが、
べつに私は同業者から学術的に賞賛や評価をうけたいわけでもない。
例えばこの症例の真意は、文献が・教科書が、どうこういってるからといって、
それらの理論になんでもかんでもあてはめ、やれ予知性が乏しいから抜歯するといった
選択を決めつけるのでなく、どこまで現状の環境をベーシックな治療によって改善できるか、
患者とともに歩む臨床の事実と、歯の保存の努力をする大切さを学んだ症例の一つである。

ちなみにこの症例、半年ごとにメインテナンスで来院されているため、初診時から現在まで
口腔内写真は270枚、デンタル10枚法は14シートある。
まだたったの7年、これからも更に増える、、当たり前のことなんだけど

28年10月9日 BADS 顎関節勉強会

2016-10-10 07:56:16 | Weblog
顎関節アドバンス勉強会の1回目
実習内容が非常に濃いため6名限定で行っているこの勉強会は
顎関節症治療(顎口腔機能障害)がメインである。

顎機能異常がみられる症例は不定愁訴を伴うことが多い。
この勉強会では、この様な症例は臨床医にとってウィークポイントであり、
また不十分な見解または間違った見解で対処してることが多い。
そこでまず第一回目では、この顎機能障害に対しての診査と診断、対処(治療法)について
午前は顎機能の正常と異常についてスライドで解説し
午後からは治療法についての実習を行った。

28年10月2日 BADS

2016-10-03 07:49:02 | Weblog
今月のバドは包括歯科1
大阪の南清和先生にお越しいただき
順序だてた総合的な治療計画における
それぞれのステップの考え方と手技を
細かく説明いただいた。

臨床的な質問も多く、参加された先生方の
熱心さが伝わる勉強会と今回もなった。