リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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手紙

2013-06-26 09:02:29 | Weblog
 当院では患者から治療後に礼状なる手紙がよく送られてくる。
その中において今回、昨今の歯科事情を患者の立場から赤裸々に綴られている
内容のものをウェブでご紹介したいので読んでもらいたい。
この内容を読まれ、もし胸中に引っかかった歯科医がいたなら
我々の向き合うべき医療への姿勢というものを再認識していただければと考える。
医療人として当たり前の姿勢が、当たり前でなくなっている社会背景に対しての
患者の素直な声ですよね。

*************
Sご夫妻様
 お手紙ありがとうございます。
ウェブにてお手紙をご紹介いたしたことに関しご容赦、ご理解くださいませ。
また、本来であれば早々にお返事を書くべきでしたが、所用多々にあわせ、
眼を痛めていたこともあり、遅くなりました事、どうかお許しください。
 若輩者の私にとってはもったいないほどの心のこもったお手紙を拝見いたし、
医療人として冥利に尽き、日々の診療において更なる励みとなりました。
お二人におかれまして口腔内の処置はひと段落いたしましたが、ご自身での
日々の口腔ケアも留意されますことを願います。そして定期メインテナンスに
おいても、今後お二人のQOL向上のお役に立てるようサポート致しますゆえ、
こちらこそ末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
                        松岡 力  拝

職人

2013-06-24 07:56:34 | Weblog
久しぶりに勤務医時代によく行ってたラーメン屋へ、車で一時間ちょっとかけて行ってきた。 
いつの間にかテナントから移転し、住居と店舗を一緒にした立派な建物で経営されていた。
コツコツと地道に働き努力されたんだなと感心すると共に、久しぶりの味を堪能さしてもらった。

ラーメン屋… この業種も一つのエリアで数多く存在する。
そんな中、この店は昔から変わらない職人気質の姿勢で、何よりも
お客に美味しいラーメンを食べてもらいたい。どうぞ召し上がれ” という思いが
入魂された『気』が伝わってくるのがたまらない。
注文してから出てくるまでに他の店より少し遅いが、厨房での動作にムダがなく、
懸命に料理に取り組んでる姿勢がひしひしと伝わり、その姿をみると待たされても逆に
いつかくるであろう作品”にワクワクさえする。
有名な一流料理人の料理において、料理人の構想と情熱と味が融合されたものが
作品と称されることに対して、地方のこじんまりした一店舗の店主の情熱と味が融合されたものも
同じ作品であると考える。
これって客商売するにあたりとても大切な事であり、すべての職種に相通じるものと考える。

芸術の世界で、音楽、絵画や陶芸、書道などの作品の中でも高い評価がされるものが
なぜそのような評価がされるかを考えてみよう。
同じ様な器、キャンバスに書かれた絵、毛筆で書かれた文字、耳に入る音色、これらは
作者または演者の情熱や気、躍動感が、そのまま作品ににじみでてるからである。
すべてに共通することは、与える側の情熱や努力が、受ける側の感性に影響を与えるのである。

言ってる意味 よくわかんない? では身近なことで説明しよう、、
 
与える側の努力や情熱、”気”の込められたものってどんなもの…
例えば、なにげなく入った食べ物屋。 
【店に入り 注文して 料理が来て 食べて 勘定して 店の外にでる】
その後、その店とその料理についてふと思い返したとき、あまりよく思い出すことができないときと
できる時ってあると思う。 
できないときが、簡単に言えば惰性の産物であり、気の不十分なものである。
思い出す像が鮮明であればあるほど気(入魂)”の込められたものの度合いが大きいものであり、
受ける側の感性に影響を与えたものである。
芸術でもまったく同じ。美術館や音楽堂をでたあとに、作品の記憶がどれだけ残っているかということ。

 我々歯科医療の世界でもこれらはいえることではないかと考える。
いかに宣伝し集客すること、いかに最新治療や最新設備をアピールし集客するか、
にこだわることより、、
いかに自分のもつ知識と技術を駆使し、自分を頼ってくる患者に情熱を込めて医療”を
行うかということは、患者への思いやりだけでなく、自院の医療哲学と臨床手技の
インパクトを鮮烈に与えることになる。
このこだわりは医療人にとって必要なことと信じてやまない。

たかがラーメン一杯でこんな大げさな話…?
ひたむきにラーメンを作る店主の背中を見つめてこのようなことを考える、
久しぶりの休日を過ごした私だ…

25年6月15、16日 PGI勉強会

2013-06-17 07:54:18 | Weblog
2日間連続でスライドをみるのは まだ眼に相当負担がかかった。
ゆえ、今月は養生をとって夕方に早退さしていただき
昨晩は22時前に就寝したおかげで、今朝は比較的調子がよい。

ちなみにここ数週間 眼の不具合によりジムに行けてない分
非常に運動不足の中、15日の食事会が22時~1時まであり
なにかしらとってもお腹がでてきた感がある。。。
眼より メタボの方が個人的には心配…

一般臨床医の診断

2013-06-13 08:21:41 | Weblog
開業医において 日々惰性の診療の中には危険な病態をもつ患者がいる。
写真の症例は55歳男性(非喫煙者)
主訴は食事してると舌をかんで口内炎ができて痛い

咬合状態や下顎に装着されているRPDのクラスプとの接触状態をみても
関連性は薄いと考えるが、この境界不明瞭な潰瘍に私は
口腔内悪性腫瘍の好発部位、年齢、病状などから、悪性の腫瘍を疑い、
出来る限り早期に総合病院にて精密検査を受けることを先週すすめた。
一昨日、患者から『病院で初期の『舌癌』だといわれた』、と電話があり
私は“やっぱりな…でもステージ1のうちに処置がしてもらえる”という心中であった。
この扁平上皮癌。 患者に紹介状の中に癌の疑いがあると書いてることは
伏せて、何の病態か早く診断してもらってほしいとしか口頭で言っていなかったが、
患者からは早期に見つけてくれて感謝してると言われたが、私の心境は複雑である。

口腔外科出の開業医なら容易に病態について疑いをもつことができると思うが、
そうでない臨床医なら口内炎と判断し、経過観察を行なってしまい、
長期に放置してしまうと病状が進行してしまい重篤な状態になった時には
手遅れの状態になってしまう。
我々一般開業医は日々の治療において命に関わる現場にいることを忘れてはならない。
日々の安易な診断は禁物である。

マジかよ・・・(怒)&(呆)

2013-06-03 12:43:52 | Weblog
ただでさえ来年から消費税アップするし、
復興増税しないと被災地の復興予算がたりないと言って増税してるのに、
いくらなんでもこれは酷すぎる。。。

我々の血税をなんと思っているのか…

政治家たちは国民をバカにするにも ここまで平気でやるか
バレちゃったの問題じゃない。

生活費や事業資金の借金の返済、前年度の納税額が控除にならず
きつい金額の税金をおさめているのに。。。
国民の義務と行政は厳しく徴収するが、
では行政は国民の義務から徴収した税金に対して、国の責務を果たしているのか。。。

今の政治家は本当に恐ろしい。。。
    ↓
復興予算、雇用でも流用 被災地以外に1千億円

明治、大正の時代なら 問答無用で天誅くだされているだろう。。。

夏の参議院選  どこの政党も信用できない
どうせその場凌ぎの票集め公約だろ

日本共産党が一番マシかも