リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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29年3月26日 PGI咬合コース

2017-03-27 07:35:32 | Weblog
昨日はPGIの咬合顎関節コースで私も担当しているセッションだった。
前日から相模大野に入り、準備をすすめた。
このセッションは、顎運動における動的診断の意義と臨床での捉え方と治療についての内容。
私は下顎運動と診断についてのパートを任されているため、
臨床におけるこの意義について、症例を交えながら解説を行った。
西川先生の講義では、この内容をさらに掘り下げた内容の解説があった。

ちなみに今回、西川先生の講義の中で、世間一般の歯科事情を皮肉った内容が興味深かった。
それは、「患者が選ぶ良い歯医者 3つのキーワード」
・やさしい
・待たせない
・痛くない
このキーワード、師匠・西川先生に言わせると、
〝本当にこれが良い歯科医?”
西川先生の見解はあえてここでは記しません。

私の日常臨床29

2017-03-21 07:51:27 | Weblog
久しぶりに臨床例を。
全顎的に補綴処置がされていた症例の治療。
初診時レントゲンを撮ったとき、初期治療が大変時間がかかることが予想された症例であった。
一回の処置時間が平均1時間以上の時間をとっても(最高4時間の処置)、
暫間補綴を行う中で、歯周基本治療、再根管治療、顎機能治療、
保存修復治療、歯周外科治療などに結局1年3か月を要した。
あとは最終補綴へ移行するだけだが、全治療過程において
最終補綴にかかる時間は多くはかからない。
最終補綴までの過程が、とても労力がいることである。

しかしこのような症例をみると、ここまで補綴する必要があったのかが疑問である。
本当にほとんどの歯を失活処置する必要があったのか?
本当にほとんどの歯を補綴処置する必要があったのか?
歯科医療の本質は、『経営』でなくて『医療』である。

基本 私はあまりダメージをうけていない歯は、審美的理由でもフルカバレッジで補綴することは
好ましくないと考えている分、このような症例をみると倫理について考えてしまう。

ちなみにこのような全顎的に再根管治療から始めなければならない症例が
現在、何症例かある。。。。 

29年3月12日 ICOIフェロー認定研修

2017-03-13 07:38:06 | Weblog
先週末は福岡歯科大学に。

ICOIフェロー認定医研修プログラムにおいて
師事の西川洋二先生が講義を行うため、
PGI理事の主だったメンバーが西川先生にお伴した。
インプラントを行うための総合診断における治療計画において
顎機能の捉え方と治療法について解説をされていた。

ちなみに本年度から西川先生がICOI日本支部の
認定審査委員長を務めることになった。

29年3月4、5日 オステムセミナーとPGI名古屋特別例会

2017-03-05 21:23:54 | Weblog
先週末はインプラントセミナーと当会の行事がダブルブックした忙しい日程であった。

3月4日はオステムのインストラクターとしてセミナーに参加
韓国のキム先生の講義であったが、個人的にはとてもよかった。
インストラクターの立場でも思わず聞き入って、質問までしてしまった。
韓国の歯科事情のレベルの高さを見ることができた。


翌、日曜日はPGI名古屋の特別例会。
今回は我が師匠・相模大野の西川先生の講演会を企画した。
顎機能障害の捉え方と治療について、たくさんの症例を交えてご講演いただいた。
見せるためのスライドでなく、現実味あふれる私たちの身近にいるであろう事例に対する、
的確な診査診断あっての治療。 名古屋では間違いなく当会でしか拝聴できない内容である。
そして、本会の先生方もみたことがない症例の数々。とても充実した例会であった。