リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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咬み合わせの科学

2014-11-24 08:34:03 | Weblog
11月号の学会誌にて症例報告の寄稿が掲載される。
昨年の学会において支部選抜症例発表でプレゼンした症例である。

私は基本的に地味な歯科治療をベースに、最初に病態に至った経緯
そしてその時系列の考察を行い、病因の原因除去を行っていく。
当たり前のことだが、この当たり前のことは、広範囲で基礎的な事を
考え、時には応用しなければならないので結構難しい。
ゆえ、審美治療やインプラント治療をどれだけ〝あたかも”きれいに
行ったとかいう症例、そして、インプラントありきの考え方や
インプラント治療だけにこだわった内容、
などの記事や講演の内容に私は全く興味がない。
この真意はここでは明記しない。

本症例は故 寿谷一先生の咬合顎関節理論をベースとした症例。
寿谷先生の弟子・西川洋二先生に師事してるので孫弟子にあたるが、
この11月号の学会誌は寿谷先生の御霊前に謹呈したい。

見学者

2014-11-13 16:17:15 | Weblog
木曜日や祝日は結構見学や勉強しにくる先生が多い。
今日は名古屋市港区と西尾市で開業のしてる二人の先生がきてた。
でも私は現在、自分自身の歯が悪くなり、連日鎮痛剤を飲んで
診療してるが、ノイローゼになるくらい痛いので、
勉強しにきてる先生方に説明してあげるのが本日は億劫であった、
そのためせっかくきてるので…
顎関節レントゲンのトレースをやってもらったwww



11月9日 PGIC名古屋 秋季例会

2014-11-11 08:10:20 | Weblog
平成26年度の秋例会が名古屋で行われた。
クローズな例会にも関わらず90名近い参加があった。
午前中は4名の会員発表、
午後からは今回は北海道中央区開業の池田雅彦先生に
『長期経過症例からみる臨床』という演題にて
咀嚼とブラキシズムにおける力のコントロールについてのお話と
基礎的なアプローチで歯周病と向き合う内容のご講演を頂いた。

当会の勉強会の内容は〝明日の臨床ですぐ活用できる学術”に
重点を置いてる分、参加者には絶対的に実りあるものと
今回の例会でもつくづく確信した。

参加者の皆様 お疲れさまでした。

11月2日 寿谷先生を偲ぶ会

2014-11-03 08:31:58 | Weblog
11月2日日曜日は本来勉強会があったが参加予定者に日程変更のお願いをし、
急遽朝6時に愛知から東京目白へ出向き、寿谷先生を偲ぶ会に参加してきた。
午前中 寿谷先生の医院を見学する機会をいただいた。
古い医院ではあるが、聖地のような感じがひしひしと五感に伝わり
寿谷先生の書斎にある膨大な資料や、時がとまったままの技工室、
そして洗練された診療室を見せていただき感動を覚えた。

午後からは寿谷先生が生前よく行かれていた中華料理店で偲ぶ会が行われ
日本各地からPGIの主だった先生が集まり生前の寿谷先生との思い出話に
涙する先生が多くおられた。
PGIC名古屋代表として私は重鎮の先生方の前でご挨拶し、
寿谷咬合顎関節理論を絶やすことなく臨床において
実践し後世に伝えていくことを御霊前でお約束した。

私が寿谷先生と最後にお会いしたのは今年の4月のPGI総会。
偲ぶ会の席で寿谷歯科の須賀さんから、あまり人を褒めない寿谷先生が
その後、私の症例を評価していたことをお話くださってたことをお伺いし
これほど光栄なことはなく更なる励みとなった。
決して派手な臨床でなかったが歯科治療の原点をこれからも追求していきたい。
これから先、寿谷先生の前で症例を見ていただくことができなくなったことが
残念であるが、PGIの発展のため微力ながら尽力していきたい。

寿谷先生 どうか安らかに永眠されてください。