もらいました、リンキチです。
ちょっと何言ってるかわからない、
イミフーな感じですがこれです、
この昭和レトロなはかり
元々、商店を営んでいた方から先日、
頂いた昔の秤です。長い間、倉庫に
しまってあったものでメッチャ汚れ
ていましたがキレイに磨きあげたの図。
完動品ではあるものの、ちょい欠品が
あり、秤受け皿上のバーが無し。
使用時に邪魔だったらしく、外して
使っていたみたい。ちょっと残念。
とても大柄な秤ですがなんとも
ステキなフォルム、個人的には
真ん中辺りのラインが特に。
500gで1回転、2回転目で1kgまで
計測できます。両面にスケールが
あり、センターに「ロイヤル」の
文字が。
この寺岡精工社製のはかり「ノーブル」
は昨年2011年12月、惜しまれつつも
亡くなられた日本のプロダクトデザイナー
の一人、柳宗理さんがデザインした秤
なのです。
「ノーブル」という名称なのか
「ロイヤル」なのかよく判らない?
のですがノーブル派が多い?みたい
なのでここでは「ノーブル」として
おきます…。
水平器まで付いているこの秤、1964年に
グッドデザイン賞も受賞、販売当時の
価格が3万4千円!とかなりの高額でした。
当時はこの秤が店先に置いてある事が、
一つのステータスとも。
高価だった故に秤のロールスロイスとか
ベンツとか言われていたようです。
貰ってきた直後の画像。実はこんなに
コ汚く(失礼)、廃車寸前?の
ロールスロイス。全力でポリマー
しました。
この秤に合わせたかのように
我が家のこの場所、ジャスト
サイズで収まる美貌の昭和
プロダクトでございます。
そして柳宗理といえば右端、
バタフライスツールが有名。
これは北欧旅行でデンマークの
コペンハーゲンの工芸博物館へ
立ち寄った際の1枚。
こんなジャパニーズなコーナー
があったのです。一番右がバタフライ。
逆光だったから裏側から撮ってます。
そして柳宗理といえば、リンキチ的
にはこちらです。
三井精機工業のオリエントという
オート三輪トラック。このオート
三輪をデザインしたのも柳さん
なのです。
手持ち雑誌からのスキャン。
丸みを帯びたデザイン、同時代の
他社のオート三輪車と一味違った
デザインで納得、という感じです。
当時オリエントは日野自動車系列で
販売されていました。
こちらも雑誌掲載のカタログからの
拡大スキャン画像です。
オリエント号、現存車は相当少ない
ようですが実車を見てみたいですね。