①正岡子規
10月7日にアップしました。
②上田三四二
リコは自分が何とかしっかりしていられるのは上手く行けば後、15年だと思っています。
上田三四二•著 『短歌一生』。
1923年〜1989年、65歳。
医学博士
死はそこに抗ひがたく
立つゆゑに生きてゐる
一日一日はいづみ 三四二
この本は1989年に発行されています。
上田氏の死の2年前です。
医師の上田氏は大腸癌になり自分の死を自覚して見えたことでしょう。
1966年に大腸がん、19
83年に膀胱がんを患う。
病を得て、私の短歌はここに来て、「闌(た)けた」p234
「闌ける」とは名人・上手の域をさらに超えた至高の域。
その後は老いが勝って行き、心身共に『消えねば』の境遇でしよう。
以下、本の概要です。
①短歌、俳句は日本語の底荷だと思っている。
短歌、俳句の言葉は日本語の中でも特に格調の正しい、磨かれた言葉と思っている。的確に物を捉え、思いをのべるのに情操のかぎりをつくし、正確に、真実に、核心を衝く言葉を選ぶのが、短歌であり、俳句である。
②自分は師を持たなかったが、私淑したのは、斎藤茂吉と佐藤佐太郎です。
③歌会にも参加しました。
やはり、他人の感想を、聴くのは短歌上達にとても大切です。
④1番大切なのは続けること。
リコの短歌会も正岡子規の系統で、写生の短歌です。
三四二さんの書いてみえることは全て、参考になります。
⑤インターンの頃に軽い結核になり、療養と医師として療養所に赴任した。
晩学の私が曲がりなりにも歌人になることができたのは、国立京都療養所の十年間が、あったからだと、思いあたる。
この本は何処を読んでもすばらしい本なので書ききれません。
どうぞ短歌、人が生きるとはに感心のある方は、ご自分でお読み下さい。
リコの短歌会は男性は会社を退職をしてから入会する人が多いので、愛とか恋の歌はほとんど詠まれません。
自身/家族のこと、病気/死別、旅行詠が、多いです。
リコの座右の本です。
1000頁近い本です。
この本で良いなと思った歌人は更にその歌集を読みます。。
次回③は長塚節を藤沢周平が小説に書きました、