ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

「ザ・ビートルズ/ホワイト・アルバム」50周年を前に

2018年10月13日 | ザ・ビートルズ
 来月のリリース50周年を前にホワイト・アルバムの話題が賑わいを見せている。ひとつはCD6枚とブルー・レイがセットされたスーパーデラックス・エディションが11月8日に発売されること。
      
 私としては本アルバムに関してサラウンド・ミックスが出るとは予想していなかった。前回のサージェント・ペッパーほど5.1chに向いているサウンドとは思えなかったからである。しかし、前作のMagical Mystery Tourから約1年を経て制作されたこのアルバムは、トータル感には欠けるが様々なタイプの曲が網羅され、聞き所満載である。中にはRevolution#9のようなサウンド・コラージュもある。そう考えると、どのように立体音楽化が図られているのか、やはり興味がわいてくる。新たなブックレットも加わりぜひ入手したいと思ったのだが、相変わらず価格が手強い。サージェントのサラウンド・ミックスを含むスーパーデラックス・エディションも結局購入できずにいるので、今回もニュー・ステレオ・ミックス+アルバム制作を前にメンバー4人が集まって録音された通称“イーシャー・デモ”が収録されたCD3枚組の方を注文したに留まる。もちろん、これはこれでとても楽しみだ。
 
 さて、もうひとつの注目はシンコー・ミュージックMOOKより発行される「50年目に聴き直す『ホワイト・アルバム』深掘り鑑賞ガイド」。本アルバムを様々に検証し、新たな楽しみ方を模索するという内容とのこと。「コード進行&構成解説」という項目もあり、楽器を演奏する立場としてはなかなか面白そうだと思った。表紙も購入欲をそそる渋さだ。
       
 この他にも「ロッキンオン11月号」もホワイト・アルバムの特集をしているようで、来月の50周年に向けてホワイト・アルバムは静かに盛り上がりを見せている。本ブログ恒例の「50年遅れの追っかけビートルズ」では、50年前の本国リリース日である来月22日にアナログ盤に針を落とす予定である。