ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

ギター・マガジン1月号テレキャスター特集と光栄堂楽器さん

2016年01月15日 | ギター
 1月号のGuitar magazineがフェンダー・テレキャスターを誕生65周年記念として特集している。以前紹介したリッケンバッカー・ギター特集同様詳しく取り扱っており、大変楽しむことができた。

 長らくアコギに凝ってきた自分だが、目下のところ消費税が上がる前に是非とも欲しいのがテレキャスターである。3年ほど前に2009年製のフェンダー・メキシコ・テレキャスを手にして初めてその素晴らしさを実感したことを本ブログで紹介したが、その気持ちは今も変わっていない。成り行きでその1本が息子のところに行ってしまったので、私としても新たにと思っている。ということは本家USA製を入手するしかないだろう。しかし、一方でフェンダー・ジャパンという優秀だが安価な製品もある。GM1月号ではその辺も含めた記事が掲載されている。

 大きくChapter1から4まで組まれていて、その他関連記事が3本。国内外有名ギタリストの所有するテレキャスの写真も多数掲載されており、それを眺めるだけでも楽しい。また調整の仕方が載っているのもとても参考になった。「聴かずに死ねるか!テレキャスター名盤50」では6枚しか聴いたアルバムがなかった。これは私がテレキャス・サウンドにまだ馴染みがないということで今後の課題としたい。

 そんな中「現行テレキャスター15モデル1本勝負!」において今現在発売されているモデルが紹介されていて、そこにジャパン製が含まれていた。「USA製と遜色のないサウンドが好印象。」という評価。日本人の手の小ささに対応できるスリムCシェイプのネック・グリップだともある。また「向井秀徳と行く!フェンダー・ファクトリー・ツアー」では日本製モデルの制作工場(どことは明らかにされていない?)を訪問し丁寧な製造過程を紹介している。その記事内で昨年フェンダー・ジャパンというブランドは消滅し、その後Japan Exclusiveという新シリーズに変わったことを知った。

 ということでどうしても本家とジャパンを比べたいと思い、札幌の光栄堂楽器さんにお邪魔した。外観だけでもと思って入店したら茨木店長さんが丁寧にUSAとジャパンの違いを説明してくれ、また実際に触らせてもくれた。(ありがとうございます!)エレキギターはたいして弾けないのでちょっと困ったが、まずはアンプに繋がない状態でも弦の響きが違うのがわかった気がする。USAの方が深くて良い音を出すと思った。店長さんの話ではジャパン製も決して悪くはないですとのことだったが、価格が約四分の一なのは確かに魅力的。USAかJapanか?結論は先送りして、まずは試奏できる程度の上達が先のようである。

年末年始8枚のレコード(その2)

2016年01月13日 | ミュージック
 一方、サンタナのWelcomeは大好きなアルバムで、紙ジャケCDが出た時はすぐ購入した。サンタナはラテンロックというイメージだったが本アルバムはジャズフュージョン・サウンド満載でフローラ・プリムやジョー・ファレルのようにチック・コリアのReturn To Foreverメンバーも参加し極上の楽曲を奏でている。いつかLPで聴きたいと思っていたので大満足。

 そして今回の一番の掘り出し物はサントラである。特に「いつも二人で」は900円で購入。発売元はビクターで、薄いペラジャケットのLPである。リリースは1967年(昭和42年)。再生するとジャリジャリする部分もあるが、ムーディかつジャジーにマンシーニの美しい旋律が堪能できる好盤であった。マンシーニはひとつの映画作品に複数の楽曲を提供していた人で、そしてどの曲もイイ。サントラを聴くとそれがよくわかる。本アルバムには12曲が収録されていて、スタンダードになっているタイトル曲はコーラス版と演奏版の2種類で聴くことができる。

 「おもいでの夏」は言うまでもなくミシェル・ルグランの作。子どもの頃この曲がラジオのヒットチャート番組でよくかかっていた。ルグランらしい哀愁のメロディーと夢弦的なオーケストレーションが私の音楽神経にすり込まれていて、わがiPod再生回数ベスト1の曲である。実際には映画のサントラではなく再録されたヴァージョンで、「ピカソ組曲」という別の作品と合わさったアルバムである。(映画で使用された音楽を別途加えた本当の意味のサントラアルバムが2枚組で昨年リリースされている。)すでにCDでは所有していたが、こちらもいつかアナログ盤で聴きたいと思っていて、とうとうその日が来たのである。

 2016年の始まりはこのような次第。最近の新譜にもアナログ盤をリリースする傾向が見られるが、昔リリースされたレコードはそれなりに貴重だ。今年は若い頃によくしていたようなレコード漁りに勤しむ年となりそうだ。

 ちなみに、北海道新聞1月6日付け夕刊に3枚組の演奏集をリリースしたギタリスト佐橋佳幸氏の記事が掲載されたが、その中で札幌にも毎年来ていて、「狸小路の中古レコード屋へ必ず寄ります、あそこは日本一の店ですね。」との発言が。札幌もあなどれない!

年末年始8枚のレコード(その1)

2016年01月12日 | ミュージック
 最近忙しくて更新を怠っていたらすでに2016年の幕開けとなっていた。昨年末は所用のため大阪に出向き、合間にDisc Union大阪店に行ってみた。割引セールを行っており、豊富な商品在庫に足を止め見る時間も多かったが、レコードに関しては残念ながら食指の動くものはなく、店頭の記念写真を撮影したのみ。


 札幌に戻り年を跨ぎながら3件のショップを漁った。外ワゴンのレコードが半額、店内が2割引となっていた狸小路(たぬきこうじ)のFresh Air、店舗移転とのことで中古全品3割引セール開催中のRecords-records、そして今回初めて存在を知ったBEATの3店を物色。ビートルズのSgt. Pepper、The Second Album、Rarities、HELP!国内盤、 Yellow Submarienのキャピトル盤の5枚、サンタナのWelcome国内盤、SUMMER OF 42「おもいでの夏」サントラ米国盤、ヘンリー・マンシーニ作TWO FOR THE ROAD「いつも2人で」の国内盤サントラ合計8枚のレコードを購入した。


 HELP! はオデオン・レーベルの見開きジャケット盤。懐かしい!以前これと同じものを持っていたという記憶が蘇ったのだ。ビートルズに関しては中学生の頃LPやEPを何枚か所有していたのだがなぜか手元に残っていないのもある。理由がはっきりしないのだが、この1枚は確かに持っていたと思う。HELP! の英オリジナルはシングルジャケットなので、これは明らかに日本独自の作りで、裏面も全く異なっている。

 このようにビートルズに関しては、ジャケットやレーベル違いで安価のレコードはつい買ってしまうのである。Sgt. Pepper の薄ペラジャケやSecond Album の見開きジャケットは所有していなかったし、Yellow Submarine については国内のモノラル盤は持っているがステレオでかつ米国キャピトル盤は初めて。(レーベルはリンゴのデザインのもの。)また、わずか数百円で購入できたRarities もこれも今回初めての入手。こうしてビートルズ関係はOldies But Goodies「古き良き時代」の一品がどんどん増えていく…。(続く)