ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

G&L S-500 Premium フジゲン製のストラトタイプ・ギター

2019年08月13日 | ギター
     
 この4月に平成最後の大きな買い物として、アナログ・シンセのDeepMind12を紹介したが、早くも令和最初の話題を書くことになってしまった。G&L S-500 Premiumというエレキギターを新たに購入したのである。
 G&Lのことは全く知らなかったが、2017年11月の札幌ギターフェスタで弾かせてもらって興味を持ったことはこちらのページで紹介した。テレキャスを購入後ストラトにも興味が移った私は既にフェンダー'57年モデルのAmerican Vintageを持ち熱中していたが、実はローズウッド指板のストラトも欲しいと思いその候補としてG&Lギターを探していたのである。ギターフェスタの時はUSAを試奏させてもらったが、さすがに予算的には難しくて日本製の方を物色してきた。なかなか良い商品が見つからなかったが、先日所沢市にある平野楽器さんのHPでこの一本を見つけた。
     
  S-500 Premiumはフジゲン製である。そしてカラーも欲しかったレッドなのだが、こちらは深い紅のワインレッドでありとても落ち着いた色合い。何よりも作りが良い。さすが定評あるフジゲンだ。実は、私は各フレットを押さえた時のピッチのズレがとても気になるタイプなので事前に店主氏にその辺を質問した。チューナーで見てくれてほぼ問題ない、フジゲンらしい信頼性の高い作りだと回答された。そこで決断したのだが届いてみたら本当にそのとおりだった。ピッチ的な問題は全くなく、中古のはずがまるで新品であるかのような美品でもあった。これは掘り出し物だったなと喜んでいる。
     
 ネックは薄めのCシェイプを採用。メイプル指板が好きな私はローズ指板に最初は馴染まなかったが、数日弾いていくうちに段々と握り心地が良くなってきた。ピックアップは出力が高めなマグネティック・フィールド・デザイン(MFD)を搭載。通常のシングルコイルよりもパワフルかつ音が太いと言われている。実際音を出してみると、まずノイズがほとんどない。そしてパンチのある音がすぐに出た。ストラト同様に5ウェイピックアップセレクターがあるが、さらにこの機種にはフロントとリアの3つ全てのピックアップのミックスが可能なミニスイッチも付いていて、これにより幅広い音作りが可能。つまり、フロントピックアップ+リアピックアップのテレキャスのようなミックスポジションサウンドも出せるということなのだが、これについてはもっと試してみたいと思う。
 令和最初の大買い物は結局良い買い物だった。あとは自分の腕が上がるよう、脳の活性化のためにも頑張って練習しよう。機材の良さを引き出すのも奏者次第なのだから。

<追記>
 たくさんの方がこの記事を見てくれて感謝!相変わらず弾きやすいギターなのだが、一点のみ追記する。それはこのギターの重量である。他と比べてちょっと重いかも、とずっと思っていたのだが計ってみたら4.0キロあった。テレキャスターが3.3キロ、ストラトがだいたい3.5キロ前後なのでかなり違う。所有している中で一番がYAMAHA SG2000の4.6キロ(これは本当に重い!)。次点である。私の年齢ではライブで長時間は無理かも。いやいや、その予定はないので大丈夫、部屋でじっくり弾きましょう。