ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

「レコードの日」にちなみ P.F.M. イタリア盤ファースト・アルバム Storia Di Un Minuto 「1分間の物語」

2022年11月03日 | プログレ

 11月3日はレコードの日である。アナログ盤の魅力を多くの人に知ってもらいたいという目的で8年前から開催されているイベントだ。今年は12月3日にも設定されているとのこと。それにちなみ、今回はイタリアのプログレ・バンドP.F.M.(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)の72年リリース、イタリア盤ファースト・アルバム LP、Storia Di Un Minuto(1分間の物語)〜邦題「幻想物語」について。

  

 PFMは日本で紹介された時から大好きなバンドで、日本でのファースト「幻の映像」(こちらで紹介済み)はもちろん、その後も立て続けに買い続け、一度も期待を裏切られたことのない素晴らしいバンドであった。本国イタリアでの2枚目オリジナル・アルバム Per Un Amico (友のために)は高校生の頃に購入したのだが、1枚目の方はCDの紙ジャケ盤などは別にしてLPはとうとう買う機会がないまま今に至ってしまった。そんな時見つけたのがこの復刻「赤盤」である。これは珍しい、これを買うために今まで待ち続けたのだ!と勝手に理由を付け購入してしまった。シリアルナンバー(手書きだが)もついていて、なかなか希少価値があるのではないか(700枚らしい)。それに、何よりもファーストは曲が良い。サウンドもメロトロンが多用されていてプログレの王道を行く内容だ。これを針をとおして改めてじっと聴く。久しぶりに至福の時となった。

 ちなみに76年発売のChocolate Kings も発売当時イタリア盤で購入した。ヴォーカル担当の新メンバーが加入し、サウンドが少しフュージュン的になった印象で、この辺から私のPFM熱は冷めていったと思う。だが、高校時代の我がバンドでは彼らの曲をたくさんコピーして演奏した熱い思い出がある。このアナログ盤を聞きながら、またあの頃のことを思い出してしまった。青春だった、、、。

   イタリア盤セカンド・アルバム PER UN AMICO(72年)

   Per un amicoの内ジャケット

   イタリア盤 Chocolate Kings (76年)

    国内盤3枚のLP(幻の映像〜甦る世界〜クック)