ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

アナログ・コレクション:  ダブル帯付き国内アナログ盤3枚“TRILOGY”“LET IT BE”“HOUSES OF THE HOLY”

2018年03月03日 | ミュージック
 国内盤レコードの中で帯が2種類つくことがある。まずは時期的な理由によるものとしてエマーソン・レイク・パーマ−の「トリロジー」。73年の初来日時にリリースされ「来日記念盤」との銀色帯が加わっている。元帯にも「現代ロック界の頂点にそびえ立つ今世紀最大のトリオ 来日と同時に新作を発表!」とある。2枚の帯で完全にエマーソンの顔が隠れる。

 次にザ・ビートルズの「レット・イット・ビー」。アップル・レーベルのレコードにはリンゴの部分だけ丸い帯が用いられているのも特徴的だが、さらに「アカデミー賞受賞レコード」と赤字金帯が加わる。ビートルズのオリジナル・アルバムとしてリリースされた最後の作品だから注目度はかなり大きかっただろうが、はたしてどの時点での受賞なのかは調べていない。ただ、私が中学生の頃買った時にも確かに2種類の帯がついていた。だからこれを見ると懐かしさを感じる。こちらも2本の帯でジョンの顔がほとんど隠れる。

 最後はレッド・ツェッペリンの「聖なる館」。珍しく横帯である。これは日本盤だからというのではなく、海外盤にも付けられていたそうだ。子供の裸身を隠す意図があったと聞いたことがある。国内盤はこの横帯がジャケットを広げたりレコードを出す邪魔にはならないのだが、昨年購入した海外版リマスターLPには、ジャケ全体を巻くように付けられていたのでいちいち外さなければならなかった。こうしたところは日本盤はさすがだと思ってしまう。
 我が家にあるダブル帯は以上の3枚。「来日記念盤」というのは他にもたくさんありそうなので、他の方々で所有しているコレクションがあったらぜひご紹介ください。