ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

ビートルズ「音盤」特集とギター教則本と「楽園のカンヴァス」

2012年12月31日 | 
 書店に立ち寄ったら興味を引く最新刊の雑誌があったので買ってみた。1冊はビートルズの50周年記念で、先日リリースされたアナログ盤を特集した「ステレオサウンド」別冊。もう1冊はYOUNG GUITAR Magazine プレゼンツ「アドリブ・ギター虎の巻」である。
 ビートルズは過去のLPとリマスターCDと今回のアナログ盤の音を比較し評する内容。なかなか読み応えがある。面白かったのは、冒頭の記事にあった呼びかけ。「デビュー50周年のこの時に、彼らのアルバムを発売された日付どおりに1枚ずつ聴く、即ち2013年3月22日に Please Please Me を聴き、そして2020年5月8日の Let It Be まで足かけ7年かけて追体験しよう。」という提案である。文中「アホな」試みと言っているが、これはなかなか楽しいのではないか。そのためにはまず全てのLPを所有しなければならない。シングル盤まで考慮するとそれは無理な話だろうが、米国キャピトル盤なら対応できるかもしれない、などと話も広がる。ただし、年齢的に私ならどこまで対応できるかは未定。そうなるとひとつのチャレンジと言えるかもしれない。こうしてビートルズの偉大さや素晴らしさをじっくり味わうのも彼らの音楽の楽しみ方かもしれない。
 ギター教則本の方は、エレキギターの練習を始めた私にとって役立ちそうだからと買ってみた。スケールの練習を視覚的に見せているのがわかりやすかった(写真下)。一冊をこなすのは大変だが、気軽に取り組んでみよう。
 ついでながら写真に納めた一冊「楽園のカンヴァス(原田マハ・著)」は雑誌ダ・ヴィンチの編集部が選ぶプラチナ本 of the Year 2012 に選ばれた小説。これを読むとルソーにも興味が沸くが、とてもピカソ美術館に行ってみたい気分になった。先を追って一気に読める作品である。
 こうして2012年が終わる。今年はこのブログ復活の年であったが、来年はどうなるのか。ともかく気ままに続けていこう。良いお年を。


森高千里がライブ活動再開

2012年12月28日 | 森高千里
 9月20日のブログで森高千里について書いたが、その後もセルフカバー200曲に挑戦している彼女の単独ライブがいよいよ行われることになった。結婚・出産等で活動を休止した後、たまに音楽イベントのステージに立つ姿を見たり、最近はテレビの歌番組に出ることもあったが、自身のライブ活動は98年以来15年ぶりである。(妻と私が最後に見てからもうそんなに経つのか…!)先日「渡瀬橋」の歌詞に出てきた八雲神社の本殿が全焼してしまったというニュースが報道されたが、その足利市にて3月に行うそうだ。これは全面的に応援したい。と言っても実際に今回のライブには行けないので、精神的に応援する。40歳代になり、そろそろ「私がおばさんになる」頃でもアーティスト魂を忘れることなく頑張ってほしい。できれば新曲のリリースもお願いしたい。

 さて、最新のベスト盤では3枚組3期に構成されていた森高の楽曲だが、私は大きく2期に分けられると思う。デビューからアルバム「ラッキー7」までを前期とした打ち込み中心サウンド、そして「ペパーランド」からが後期としてバンド的サウンド。後期は森高自らが楽器をプレイするようになり、前期とは全く違った音づくりをしている。前期の中で私が好きなのは「ザ・森高」という準ベスト・リミックス・アルバム。この中の「ザ・のぞかないで」という曲は歌詞がかなりショッキングである。今でいうとセクハラを訴えた怒りソングなのだが、最近のアイドル、例えばAKBなどは絶対に歌わないだろうなと思われる内容の歌だ。また、「非実力派宣言」というアルバムも良い。出世作の「17才」が2バージョン収録されている上に、「夜の煙突」はカーネーションというバンドが曲と演奏を担当しており、エッジの効いたノリの良い曲だ。他にも好きな曲はたくさんあるが省略する。後期の曲は、たくさんヒットチャートを賑わせたのでそれらについて触れるまでもないが、派手な衣装の視覚的イメージがだんだんとなくなり、よりアーティスト志向が高い落ち着いた雰囲気の曲が増えたと思う。逆に言うと、前期の奇抜さや、ちょっと他とは違うという面白さに欠ける気はするが。

 主婦となりママとなった森高が今後どのような音楽活動をするのか。現在が中期だと言えるように、これからも長く活動をしてほしいと思う。


「サンダーバード」生みの親

2012年12月27日 | TOYS
 今月13日のブログで載せたスーパー・マリオネーション「サンダーバード」の制作者であったジェリー・アンダーソン氏が26日死去した。おととしアルツハイマー病を発症し、ここ半年で体調の悪化が進んでしまったそうだ。私を含め子ども達に夢と冒険を与えてくれた同氏の功績は大きい。私の周りにはサンダーバードを見て大学は理系に進んだと言っている友人もいる。「キャプテン・スカーレット」「ジョー90」「謎の円盤UFO」など一連の作品も懐かしい。このことで背中が押され、来年発売予定のブルーレイBOX、とても高価だが予約することになるかもしれない。冥福を祈りたい。
(写真:サンダーバードではやはりこれ、1号)



His Guitar #2 SMAPがステージで弾くギターは…

2012年12月23日 | ギター
 SMAPの札幌ドーム・コンサートに行ってきた。新聞に一般発売の広告が出ていて何気なく応募したら22日の分が当選したのである。それも、今まで行ったライブ・コンサートで一度も当たったことのないアリーナ席。ほとんど最後列だったが、バックステージがあったのでそこに彼らが来た時だけは最前列になるという経験をさせてもらった。
 自分も含めて入場者の年齢層はちょっと高めか。SMAPのメンバーはテレビで見るのと全く同じ(当たり前)で、はつらつと動き回る。黄色い歓声が一番大きかったキムタクは男の私から見てもやはり男前であった。あまりにも大きなステージセットの中、歌と踊りとお笑いと各自のパフォーマンス(昭和時代のダンスも登場)と、めまぐるしい進行になかなか見る者を飽きさせない、楽しい3時間20分のステージであった。
 その中、キムタクのコーナーでギターの弾き語りをする場面があった。彼が抱えているのはK.ヤイリのアコギだった。ここで、ギブソンやマーティンを持っていたら、ああなるほどな、となるところだが、ヤイリのギターとは正直なぜ?と驚いてしまった。国産ギターでもタカミネならステージで好んで弾く人はよく見かけるのだが。今回、型番はちょっとわからなかったが、形はRFシリーズに似ていた。音響効果は最悪のドームだったが、なぜかギターの音は良かった。その直後、稲垣吾郎が登場し彼もギターを演奏。それもK.ヤイリで、多分KYFシリーズの1台ではないかと思う。その時キムタクはアダマスタイプのオベーションを弾いていた。彼が初めてそのギターを見た時、これチョーカッコイイ~と思ったと、何かの番組で言っているのを聞いたことがあった。まさしく愛用しているのだろう。さらにもう1曲アコギを弾く場面が続いたが、稲垣吾郎のギターが今度はドラッドのカッタウェイタイプに。どこ製なのかは把握できなかったが、このように曲毎にギターを持ち替えると言うことは、楽器に対するこだわりがあるに違いない。その辺のことを何かの機会にぜひ聞かせていただきたいものであるが、K.ヤイリ・フリークの私としては、彼らに対する親近感が深まった次第である。
 今回はクリスマス・コンサートとなり24日札幌がツアーのラストなのだそうだ。当日は終了後に会場からキムタク・ドラマとスマスマに一部生放送があるとキムタク自身が言っていた。
 最後に、札幌ドームからの帰りは今回も最悪。規制がかかるので出るまで1時間以上かかり、出てからも地下鉄駅まで人の列が延々続くという状況。アクセスが1ラインしかない地下鉄がメインになるのでどうしようもないのだが、これだけは改善策がないものか。コンサート自体は楽しかっただけに。
(写真:爆音と共にドーム内に打ち上げられ客席に落ちてきたツアー限定テープ。皆さん競うように取り合うのだが、「嵐」の時よりは穏やか。)


His Guitar #1 スティーブ・ハケット先生*が使う日本製ギター

2012年12月18日 | ギター
 スティーブ・ハケット・バンドの02年ライブDVD Somewhere in South America(写真) を中古購入した。中のクレジットに、ハケット先生の使用機材として、Fernandes Electric そして Yairi Classic と記載がある。
 彼がステージでは私も所有するK.ヤイリのCE-1を使用していることは知っていた。だが、あの黒塗りのエレキギターまで日本のフェルナンデス製だったとは意外である。そこで、いくつかこれに関する記事を検索してみた。
①Guitar International というサイトがあり、そこにハケット先生のインタビューが載っている。それによると確かにナイロン・ギターとしてヤイリ、エレクトリックギターはメインとしてサスティナー・ピックアップ搭載のフェルナンデスだと明言している。さらに、この時のインタビューの合間に57年製レス・ポールは数ヶ月ぶりに手にしたとも。ジェネシス時代にはそのレス・ポールを多用したようである。
②Guitar World サイトではクリス・スクワイアーとのコラボ・バンド Squacketts に関するインタビューで、ジェネシス時代にヤイリのナイロン・ギターを使用していたこと、普段自宅では、バンドの曲を書くときでさえやはりヤイリのクラシカルギターを弾いていると語っている。
③さらに詳細がわかるのが彼のオフィシャル・サイトでの機材に関するページである。ここでは、Fernandes Les Paul Black with Floyd Rose and sustainer について、「最近のお気に入りのエレキで私の最新(当時)アルバム Out of the Tunnel’s Mouth では全編にわたり使用している。」また、アコギについては複数のヤイリ・ギターを使用していることを明かしている。ナイロン・ギターは73年製で、「これは音の映え方(projection) の良さで購入した。特に低音弦はほとんどピアノを弾くがごとき(pianistic) サウンドだ。静寂の嵐のBlood on the Rooftops で聞くことができる。」「ピエゾ・ピックアップ搭載のカッタウェイ(CE-1と思われる)は主としてライブで使う。が、レコーディングでも素晴らしい。ダダリオのプロ・アルテ・ライトゲージ弦を使うとまるでフラメンコギターのような効果が倍増だよ。」
 ここでは、もうひとつYairi black steel string と紹介されていて、彼が 「Wild Orchids(06年)の中のTo a Close で使われた甘い音のアコースティックだ。」"A sweet sounding acoustic used on To a Close from Wild Orchids."と説明しているのだが、これはどのギターを示すのか不明。分かる方がいればぜひ教えてほしい。
 そして、Fernandes のエレキだが、フェルナンデスの公式サイトではBURNY ギターとして紹介されているRLC-85S のように思われる。このブランド独自の弦の振動を感知して音を伸ばすサスティナーが搭載されたモデルだ。ただ、ハケット先生が彼の公式サイトで抱えている個体の写真を見るとスイッチの位置が微妙に違って見える。そして、定価は85,000円(税別)とされており、お手頃価格。はたしてハケット先生はこのような(プロから見ると)廉価版のギターをメインとして使っているのだろうか??そういえば、ヤイリのCE-1 も実売価格は10万円前後なので、もしかしたら高級でなくとも良い音の楽器を選び使うという、自称アマチュア・ミュージシャン達にとってはありがたい選択の仕方をしているのかもしれない。もちろん、彼は歴としたレス・ポールやフェンダー・ストラトの使い手でもあるのだが。
 この件については、今後も調査・探求してみようと思う。
①http://guitarinternational.com/2010/11/09/interview-with-genesis-guitarist-steve-hackett/
②http://www.guitarworld.com/interview-former-genesis-guitarist-steve-hackett-talks-gear-tapping-and-squacketts-debut-album-life-within-day
③http://www.hackettsongs.com/instrument.html
*なぜ私は彼を「先生」と呼ぶのか。それは、今まで多くのジェネシス・ソングのギターをコピーし、そして今現在彼の小品 Horizons を練習しているからに他ならない。即ち、私にとって心の師匠なのである。


夢弦サウンド 今日の1枚 #2 RELEASE ME / バーブラ・ストライサンド

2012年12月15日 | ミュージック
 音楽を聴いていて、これ良いな、と思ってCDを注文したら、意識していないのにいつの間にかたくさんアルバムを購入していたというアーティストがいる。バーブラ・ストライサンドである。以前に書いたが私はゴージャスなストリングスのアレンジが大好きで、勝手に「夢弦サウンド」と呼んでいるのだが、バーブラにはそうしたアレンジの曲が多くて、つい聞き惚れてしまうのである。気がつくとすでに11枚のアルバムが手元にあった。特にブロードウェイのミュージカル・ナンバーや映画の主題曲を集めたアルバムは私の大のお気に入りで度々聞いている。そしてこのたび、新作のRelease Me というアルバムがタイトルどおりリリースされた。これは彼女のキャリアの中での未発表曲を集めたアルバムで、一番古い録音は67年と記載されているので、実に私も小学生の頃だ。その頃から抜群の歌唱力で伴奏のオーケストラも素晴らしい。たくさんのお蔵入りを彼女自身が聞き直し今回11曲を選んだそうだ。50年の隔たりを全く感じさせないアルバムとしての統一感もあり、新作として聞いて違和感がない。ジョビンの作でもマイナーなAntigua (英題 Lost In Wonderland)という曲が収録されているのもボサノバ好きの私の心をくすぐる。実に心が癒されるアルバムである。
 さすがに最近の作品では声量が落ちたかのように感じたのだが、何と現在ツアーを行っているとのこと。アメリカでは特別の存在なのだろうと思う。今後の活躍にも目を向けたい。


プログレ 今日の1枚 #1 The World Is A Game / Mystery

2012年12月14日 | プログレ
 カナダ発プログレ・バンド "MYSTERY" の2012年作。Steve Hackett 先生の最新盤以外、現役で活動しているこの手のグループのアルバムを購入したのは久しぶりだ。これが実にイイ。アコギとフルートのデュエットで静かに始まるオープニング。全体を通した美しいメロディ、プログレ・ハード的メリハリある展開の気持ち良さ、エッジの効いた泣きのエレキギターと幻想的なパッド系シンセなどなど。このゲスト参加のフルートの味付けも良い。ボーカルは09年からジョン・アンダーソンの後任としてYESに加入した BENOIT DAVID が担当。透明感ある歌声を聞かせる。実はこの人の YES でのパフォーマンスを YouTubeで見た時、音程の不安定さからあまり感心しなかった。だが、アマゾンのHPでたまたまこのアルバムを見つけて試聴した時に、とても引きつけられた。もし自分が今バンドを組んでいたら、こんな感じの音楽をやってみたいと思わせる曲の仕上がりである。ギターもシンセも大活躍だが、この両者は一人のプレーヤー Michel St-Piere という人が担当しているので、果たしてライブではどう立ち回るのだろうか。(たまたま YouTube にアップされている映像では総勢10名ほどのメンバーが演奏している!)
 久々に好きなプログレに巡り会った。当分の間愛聴盤となるに違いない。


サンダーバード "Thunderbirds Are Go"

2012年12月13日 | TOYS
 かつてイギリスで制作され、日本ではNHKで放映されたパペット版TVドラマのサンダーバードである。子どもの頃の記憶では、エイトマンや鉄人28号などの一連のアニメは当然喜んで見ていたが、小学生になって好きだったのは「ウルトラマン」とこの「サンダーバード」であった。

 この番組では何と言っても主体となるサンダーバード各号の航空機や秘密基地のメカに目が奪われる。男の子なら誰しも興奮するだろう。これほどの機材や基地をいったい誰が建造したのかなどという問いは野暮だ。国際救助隊への出動要請がなされ、部屋の中からジェフ・トレーシィの息子達がサンダーバードに乗り込み、そして発進するまでの過程を見るだけで目が釘付けである。そしてストーリーは絶体絶命の危機的状況をどう克服するのか、というハラハラドキドキ場面の連続であった。加えて、テーマ音楽はじめ重厚な劇判のクールさ。このドラマは今も子供心に帰ることができる貴重な作品である。

 映像作品としてはLD版のリリースを経た後に02年にDVDボックス・セット1&2が発売された。当時チラシは手に入れたのだが、さすがに現物は高価でなかなか手が出なかった。後にヤフオクで少し安くゲットすることができたのではあるが、残念ながらディスクのレーベル面が特別仕様の初回限定盤ではなかった。各ドラマがノーカットで収録され、英語版の方は5.1chドルビーデジタルサラウンド音声という仕様である。吹き替えもTV放映時のまま中田浩二など耳に馴染んだ声優陣で、本当に購入して良かったと思えるセットであった。来年これのブルーレイ盤がとうとうリリースされるのだが、ビートルズのモノラル・リマスター・アナログ盤が今後発売となる見込の中、どうしたものかと迷ってしまう。

 そんなサンダーバードに関して10年くらい前に、コナミからSFムービーコレクションと称して食玩がリリースされた。これには俄然購入意欲が掻き立てられ、全部揃えることを決心した。しかし、最初にあたったのが何とシークレットのペネロープだったので、1号がほしかった私は複雑な心境であった。これらの食玩は中身が不明で買わなければならないので一喜一憂である。結果として、重なるものも多くなるのだがなかなかコンプできない。そのうちヤフー・オークションでも多く出回るようになり、何とか揃えることができた。

 その後、いくつかの種類の食玩がでたようだが、把握できていない。ただ、09年に発売されたエフトイズによるメカニック・コレクションを偶然ヨドバシカメラで見つけ、これには飛びついた。そして、何とこのシリーズはひとつもダブることなく、最低数の購入でコンプすることができたのだ。まじめに仕事をしていると、たまには良いこともあるものだ。息子が仮面ライダーの食玩を、限られた小遣いで少しずつコレクションしている姿を見て、それに共感しつつも大人買いをしてしまった自分であった。(下写真:サントラ盤等のアナログとCD音源~テーマソングは本当にかっこいいのでiPhoneの着信音にしている~、エフトイズのメカニック・コレクション全種)


映画版「レ・ミゼラブル」

2012年12月12日 | 映画
 ミュージカルのレ・ミゼラブルである。映画化された。これは見に行くしかない。
 私がかつて見たミュージカルの中で最大の感動を得たのは、音楽座の「シャボン玉とんだ、宇宙(ソラ)までとんだ」であるが、レ・ミッズはその次に位置する。当初は国内キャスト版を札幌で見たのだが、生演奏の迫力と、役者の力量、特にエポニーヌ役の島田歌穂の会場内の空気を振るわせるほどの歌声には感動した。続いてロンドンでも見たのだが、全ての役者の歌のうまさに言葉が出なかった。この作品には名曲がたくさんある。最近のスーザン・ボイルでも有名なI Dreamed a Dream がその筆頭か。いつも最後のシーンでは涙する、話しがわかっていても。昨年25周年の記念コンサートが開催され、NHK-BSでも放映されたが、すぐにブルーレイを購入。それほどお気に入りのミュージカルがとうとう映画になった。楽曲は役者それぞれが、吹き替えでもアテレコでもなく撮影のその場で歌い収録したそうだ。ヒュー・ジャックマンもラッセル・クロウもアン・ハサウェイも。この手法にも興味が湧く。今月21日封切りとのこと。早く見たい!


嵐のライブは年に1回のお祭りだ!

2012年12月11日 | ミュージック
 今月初旬、妻と息子が嵐のライブ(札幌ドーム)に行ってきた。私はアッシー(死語)として働いた。言うまでもなく嵐の人気は超絶で、ファンクラブに入っているのにチケットが取れない人達もたくさんいる。(なのにネット・オークションなどで高額で売られている!)くじ運の悪い我が家ではあるが、平成21年に初めて行って以来妻だけは4年連続で何とか行くことができている。唯一私も同行した最初の時は我が子の年齢から親子席というのに応募でき、それが当選した。その時は子どもと一緒にスタンドの比較的前の、立たなくて良い(立ってはダメな)席だったので私も疲れることなくじっくり鑑賞することができた。サービス精神旺盛な彼らは大きなワゴンに乗って会場内を動き回るので、時々我々の席の前まで来て、特に子ども達には分かり易いように手を振ってくれる。お母さん達は子ども以上に興奮してそれに応える、などと大変盛り上がるのである。しかし、その時は終演後、会場を出るまで2時間くらいかかり、それでどっと疲れた。移動に規制がかかるので指示に従って動くことになる。札幌ドームにはそれだけ集まる。帰りに乗ったタクシーの運転手が、嵐の時だけはすごい、何度もドームと市街地を往復すると言っていた。またライブの期間、近辺を含め市内のホテルはどこも満室になるという。道内はもとより、道外からもたくさん見に来るらしい。これはもう、嵐祭りと言っても過言ではない。先日爆弾低気圧が北海道にも来て被害が続出しそれは困ったことだが、こちらの嵐ならば、年に1度でなくもっと頻繁に来てくれて良いのだろう、より多くの人達の幸せのために。ただし、できることなら今回のような冬は避けてほしい…。
 ところで、私がこの4月から住んでいる町には、昨年秋に櫻井翔君がやって来た。NHKの番組の取材のためである。聞くと大変な騒ぎだったらしい。それと余談だが、最近結婚した女優の上戸彩さんの祖母も、彼女の写真集によるとこの町に住んでいるそうだ。
(写真:コンサート当日町中でも持つ人が多く見られたツアーグッズのトートバッグと、コンサート必需品のポップコーン型ライト)