10年以上前、健康増進の為に氣功を習っていました。
先生は氣功のみならず太極拳も教えられ
他にも色々な講義をお持ちの方でした。
ある時、ある講義の中で【ワンネス】のお話しをされ、
「全ては繋がっている」ということを、
「親指と小指はケンカしない」という
とてもシンプルな一言で 表現されました。
この2~3年とみに、「全ては繋がっている」という言葉を
多く耳にするようになったと思わされます。
そして、それは様々な書籍の中にもよく出てきます。
先程 急に この
「親指と小指はケンカしない」の言葉が浮かんだので、
私なりにその言葉を掘り下げてみた所、
私の見解に過ぎませんが、
もし、手が地球だとしたら、
親指は自然界であり、(植物も含めて)
人差し指は鉱物であり、
中指は人間であり、
薬指は目では確かめられないものであり、
小指は動物・・・・・そんな風に思わされました。
つまり、手、という地球に住まうもの達は、
みな 繋がっているからこそ、
その どれか1つが 突出して幸せであれば、
一件落着、めでたし、めでたし、でもなければ
他、全てが自然と調和されてしまうものでもまたなくて
だからこそ、地球の上に住まう存在全てに
優しい思いを向けることこそが、
「親指と小指はケンカしない」ということの
神髄を表すような、そんな気がしました。
広義の意味において
人間が豊かで幸せに暮らすことのみにスポットをあて、
人だけを救済することだけに思い巡らすことが
地球を救うことに 直結するのでは きっとなくて、
手の指が 「俺は・・・ 私は・・・」と、我、先に、と
勝手気ままに主張し続けたり、
他の指を折ってしまったり
押し出したりせずに協力して
それぞれの役割を果たすように、
言葉を授かり
知恵を働かせ、膨らませる事の出来る人間(中指)が
その意に気づき、真のリーダーシップを発揮し
他の存在(指)を慈しみ 護ることこそが、
ワンネスそのものであり、
そしてまた、地球を大切にすることへと
繋がるのではないか・・・・
ふいに、そう思わされました。
名もなき存在の 声なき声に耳を澄ます人でありたい。
私がこの世に生れてきた大きな理由(わけ)の1つ。
人が精妙だったといわれていた遥か昔、
人、中心となりて、洞窟のような場所、
動物たち 招き入れ、
風の神々の囁きに 耳そばだてながら
石、枝 使い 土 握りて 静かなる交流をはかる。
そこには常に調和が齎(もたら)されていた・・・
それはまるで 神話の中の神々の集いにもどこか似た
清らかなる 静寂に包まれし 安穏なりぬ・・・・・
今、ふいに そのような映像が視せられました。
今こそ それぞれの中に 眠りし穏やかなる精妙を
そっと呼び覚ます 大事な時なのかもしれません。