上砂理佳のうぐいす日記

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ローザンヌに舞うアジア人

2005-05-02 | バレエにハマって幾星霜
GWまっただ中ですね~。アメリカにアイスショー見に行った人も多いだろなあ。いいなあ。
私の仕事はカレンダー関係ないのよね…。もうすぐ個展なので、かな~り焦っています。TVとか見てる場合じゃないよ…お尻に火ついてんだよ、アンタ、ちょいと…って自分に突っ込みながらも、ローザンヌ国際バレエコンクール見てしまったわ。あー、クロード・ベッシーの「歯に衣着せぬ」解説、無くなったんですねえ(面白かったんだけど)。今年は11人の決勝進出者の中に、日本人は男性1人・女性1人が入りました。

フィギュアスケートとバレエの世界って、国の勢力図がカブると思うんですよね。
日本人が国際バレエコンクールで入賞連続!するに従って、フィギュア選手も同じように国際舞台で上位に入るようになっていった。そして最近、中国とか韓国とかがぐーんと伸びてるのも、ロシアの若手がイマイチ伸びないのも、これまたバレエとフィギュアで状況が同じ。
今回は日本人入賞者こそ出なかったものの、決勝進出者の8割が韓国・中国!あと目立つのが、ウクライナやアルメニアといった旧ソ連の支配下だった国から、とても優秀なダンサーが出てきてること。経済状態が良くなってきたのでしょうか。ウクライナはもともとバレエもフィギュアも強いけど、これからはアジアに近いウズベキスタンあたりからも、新しい勢力が出てきそうな予感です。
ひところはローザンヌ・コンクールといえば、地元スイスやフランス、ロシア、イギリス、オーストリアといった国の入賞が大半で、アジアは日本だけでした。でも、近年の韓国や中国の優秀さはハンパじゃない!スタイルは良いしパワーはあるし、芸術性も音楽性もある。そして、すご~く現代的でスタイリッシュになった!パッと見ただけでは「ヨーロッパ人?アジア人?」と区別がつかない。
日本人は「技術は良くて素直なんだけど、何かこうバクハツする個性が無い。主張が無い」…でも韓国人や中国人は「荒削りながら、外に向かってアピールするものが強い。自己主張がある」…と、少々乱暴に分析するとこうなるみたいです。やはり同じアジア人でもかなり気質が違うのよね。これはスケーターにも通じるものがあるのでは?

日本のお2人も上品で技術があって良かったんだけど、ちょっと個性に欠けた感がありました。ウクライナの17歳の男の子は黒人系の人でしたが、フリーバリエーションで踊ってた「熊蜂の飛行」のコミカルな踊りが最高に良かった!なんて柔らかい筋肉なんだろう!「拍手鳴り止まず」状態でした。あと韓国の少女ダンサーの華麗な踊りを見ていたら、この先5~6年の間に、韓国のフィギュアも伸びてくるだろな~こわいよ~…と思わざるをえないのでした。韓流ドラマのごとく台頭しそう。日本もウカウカしていられないよ。今、アジアが熱い!
コメント (6)
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