上砂理佳のうぐいす日記

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クラシック・ザ・シロート

2005-05-09 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
ここんとこ、仕事中はチャイコフスキーを聞いてます。
いや、私は実はクラシック詳しくないです。ザ・シロートです。だから、お詳しい方は笑って読み流しましょう(笑)。
よく喫茶店のBGMで「あ~今かかってる曲、ベートーヴェンの交響曲○番○短調ですね」とか、さり気に解説なさる方いますよね。すごいですね。私にはさっぱり。超メジャー曲でないと即座に出てこないよ。○短調やら○番やら。
見合いの席でもいましたよ、そんなオトコ。「ザ・クロート」=マニアの男性と、クラシックコンサートなんか行ったら大変ですよ。ず~っとウンチク垂れっぱなし(笑)。
「○○の指揮は最近ダメ。トシですよ、もう」「○○交響楽団は内紛があって、いいヴァイオリニストが居なくなりました。やはり今は○○フィルです」「CDはダメです。音が薄っぺらです。レコードでなきゃあ。針は○○社製…」うるさい!うるさ~い!
コンサートでずっとガーガー寝てる男とウンチクの男。どっちがいい?微妙じゃ。

さて。チャイコフスキーです。
ピアノ協奏曲いいな。これサンデューが今年やってた曲?なんて綺麗なのかしら。チャイコフスキーはどれもメロディがほんっと美しい。万人に解り易く出来ているのもいい。バレエ組曲で「あ~“中国の踊り”だ」とか「“花のワルツ”だ」とか、舞台情景が浮かんでくるのも楽しい。
ラフマニノフでもいーんですが、結構、アレ、音量の差が激しくないですかあ。およよ?聞こえないよ?と思ってボリューム上げたら、次のフレーズでは「どどーん!」とデカくなって、またあわてて下げる。仕事のお供にはちょっと…。曲によるのでしょうか。指揮者のせいってのもあるね。
最近買ったチャイコフスキーの「カラヤン+ベルリンフィル」版は、「組曲1812」も収録されてんですが、冒頭がオラトリオっていうの?合唱になっててすご~く荘厳。
この冒頭部分と中盤のスローな旋律が、涙が出るほど美しい。解説通り「ロシア・悠久の大地」的。最後の大砲ドカンドカンの所が余りにも有名ですが、私はこの、スローな静か~なパートでジョニーに滑ってほしかったんだよ。ああ…でも結局「ユノーナ&アボーシ」になってしまったのよ(笑)。あれはあれで、グラムロック的?つうか、ヘビメタ・バラードみたいで面白かったんですけどさ。
チャイコフスキーのバレエ音楽が今でも人気、というのも頷けます。踊りやすいように思えるの。体が自然に動いて流れていく感じ。でもポピュラーな分だけ、イメージがすっかり固定化しちゃってる面もありますよね。「白鳥の湖」の曲で、まったくモダーンな振付を作るのも難しいことだろうな…。だから、荒川静香ちゃんの03年のSP「白鳥の湖・葉加瀬太郎バージョン」は面白い!と、感心してしまいました。いや~、アレをCDショップで発掘したモロゾフもスゴイ。ちょっと軽~い感じもするけど、新鮮な「白鳥」!

チャイコフスカヤさん、というコーチがおられますが、ロシアでは「~ヤ」「~ワ」とつくと、女性の名字ですよね。「~キー」「~フ」「~ン」がつくと男性。つう事は、チャイコフスカヤさんのお父さんはチャイコフスキー?
とりあえず、ザ・シロートの私は、チャイコフスキーを「クラシックの入り口」として、愛でています。
コメント (2)
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