高崎の画廊での個展の1週間前に、FM高崎の某番組に「電話で生出演」しました。事前にDJの若い女性と、
「関西の方なんですよね~。では、関西の楽しいお話も一杯、雑談感覚で本番もいきましょうね!」なんて打ち合わせていたのです。
ドキドキ…番組は11時20分からなので、電話前にスタンバイ。ベルが鳴る。
「FM高崎です。音楽が1曲かかったあとにDJと切り換えます。よろしくお願いします」
♪かかる。DJさん登場。
「はい!今日は関西からのお客さまと電話インタビューがつながっています。個展のお話を中心にうかがいましょう~」
…と始まったのですが、まあ、私ってまず声が低くて暗い。ダミ声(!)
「関西弁の意地悪そうなおばさん」にしか聞こえない。
なんとか、高くて可愛いヒバリみたいな声にしよーと思うものの、すぐ戻ってしまう。
それに、打ち合わせではDJさんもかなりくだけたノリだったのに、
「このお仕事を始められたきっかけは?」
「版画ってどうやって制作されるのですか?」
「どういった方に見て頂きたいですか?」
と、マジメ100%な質疑応答が続く。
関西のラジオでは、ボケ・ツッコミは当たり前だ。私もなんとか和やかな雰囲気で盛り上げたいのだけど、ボケてもボケても突っ込んでくれない(!)だから、会話が広がらないのよ…。
そして、「さっき言った事は良くなかったかな?誤解を招く言い方だったかも…」とか思い出したら、次の質問への答えがしどろもどろに。「あ、マズイ」と思っても、本番はどんどん進んで後戻りがきかない。おまけに、私の持ち時間が何分あるのやら聞いてなかったので、「この話題を引っ張っていいものか」「短く切り上げるべきなのか」それすらも解らない。DJさんの声音から推測すると、「早く終わって~」と、電話のむこうで顔がひきつってそうな。
フィギュア選手がよく演技後に語る「頭の中が真っ白になってしまった」って、もしかしてこういう状態を言うのね…。パニック。パニックよ。なんとかしなきゃ、なんとか…と焦りだすと、またミスを重ねてしまうという。
結局、言いたいネタをメモ書きしていたのにそれを見る事すら忘れていて、「何を語ったんやろ?わたし」になってしまいました。
聞いてた現地の人は「いえ、素敵な放送でしたよ~」と慰めてくれたけど、あんなんで魅力的に聞こえるはずが無いよ…。「何?この関西人?」ってな感じだよ。きっと。
録音したMDを送って下さるそうなのですが、聞きたくない~。抹殺したい…。
私は自分のこの失敗体験により、深く悟りました。
今後、フィギュアや他スポーツの選手がTV生放送のトークでスベったりしても「いいのよ。プロのタレントじゃあないんだから」。暖かな目で見守るわ。許すよ。あたし。
ラジオでこれなんだもん。顔の出るテレビで、俳優さんみたいにパーフェクトに美しく振舞えるワケないじゃないか(!)「タレント」という職業の人は、それなりに訓練を経てきているワケだ。「自分のイメージ」を、うまく伝える訓練を。
生放送…それは後戻りの出来ない、まるでフリー演技の4分半…。選手と私じゃあ月とスッポンだけどさ。「あたま真っ白」になった。ほんま。
「関西の方なんですよね~。では、関西の楽しいお話も一杯、雑談感覚で本番もいきましょうね!」なんて打ち合わせていたのです。
ドキドキ…番組は11時20分からなので、電話前にスタンバイ。ベルが鳴る。
「FM高崎です。音楽が1曲かかったあとにDJと切り換えます。よろしくお願いします」
♪かかる。DJさん登場。
「はい!今日は関西からのお客さまと電話インタビューがつながっています。個展のお話を中心にうかがいましょう~」
…と始まったのですが、まあ、私ってまず声が低くて暗い。ダミ声(!)
「関西弁の意地悪そうなおばさん」にしか聞こえない。
なんとか、高くて可愛いヒバリみたいな声にしよーと思うものの、すぐ戻ってしまう。
それに、打ち合わせではDJさんもかなりくだけたノリだったのに、
「このお仕事を始められたきっかけは?」
「版画ってどうやって制作されるのですか?」
「どういった方に見て頂きたいですか?」
と、マジメ100%な質疑応答が続く。
関西のラジオでは、ボケ・ツッコミは当たり前だ。私もなんとか和やかな雰囲気で盛り上げたいのだけど、ボケてもボケても突っ込んでくれない(!)だから、会話が広がらないのよ…。
そして、「さっき言った事は良くなかったかな?誤解を招く言い方だったかも…」とか思い出したら、次の質問への答えがしどろもどろに。「あ、マズイ」と思っても、本番はどんどん進んで後戻りがきかない。おまけに、私の持ち時間が何分あるのやら聞いてなかったので、「この話題を引っ張っていいものか」「短く切り上げるべきなのか」それすらも解らない。DJさんの声音から推測すると、「早く終わって~」と、電話のむこうで顔がひきつってそうな。
フィギュア選手がよく演技後に語る「頭の中が真っ白になってしまった」って、もしかしてこういう状態を言うのね…。パニック。パニックよ。なんとかしなきゃ、なんとか…と焦りだすと、またミスを重ねてしまうという。
結局、言いたいネタをメモ書きしていたのにそれを見る事すら忘れていて、「何を語ったんやろ?わたし」になってしまいました。
聞いてた現地の人は「いえ、素敵な放送でしたよ~」と慰めてくれたけど、あんなんで魅力的に聞こえるはずが無いよ…。「何?この関西人?」ってな感じだよ。きっと。
録音したMDを送って下さるそうなのですが、聞きたくない~。抹殺したい…。
私は自分のこの失敗体験により、深く悟りました。
今後、フィギュアや他スポーツの選手がTV生放送のトークでスベったりしても「いいのよ。プロのタレントじゃあないんだから」。暖かな目で見守るわ。許すよ。あたし。
ラジオでこれなんだもん。顔の出るテレビで、俳優さんみたいにパーフェクトに美しく振舞えるワケないじゃないか(!)「タレント」という職業の人は、それなりに訓練を経てきているワケだ。「自分のイメージ」を、うまく伝える訓練を。
生放送…それは後戻りの出来ない、まるでフリー演技の4分半…。選手と私じゃあ月とスッポンだけどさ。「あたま真っ白」になった。ほんま。