大雨です。わあん。ブラジル戦を控えて、何かの前ぶれか?
出かけるまでに時間があるわ…チャンス。ずんずん書こ。
世界ジュニア選手権優勝の報道は、結構でっかく毎日新聞に載りました。
スポーツ面のみならず社会ニュース面に、推定10×20cm・6段ブチ抜き+確か顔写真入りでした(関西版だけだったのかも)。
私は食い入るように記事を読み、「平日は倉敷で、週末は新幹線に乗って大阪・高槻のO2(オーツー)リンクで練習」という事実も知りました(O2はその後、惜しまれながら閉鎖)。新幹線で…たいへんやなあ(泣)。
「フリーで2位だったので、来年は必ずノーミスで完全優勝します」
と、ここで宣言していたので、私は来季もジュニア続行と思っていました。
しかし明けた新シーズン、大ちゃんはシニア入りしていた~。ちょっと驚いたのですが、この時の日本男子の状況を鑑みると「一刻も早くシニアに慣れさせなきゃ」という、連盟側の焦りに似たものを感じます。
日本男子は、本田君が絶対王者で、東北高校の1年先輩の田村岳斗(ヤマト)君と、ソルトレイクの2枠目をもぎ取った全日本優勝者・竹内洋輔君が、2番手を争う、という構図でした(竹内君は01-02シーズンを最後に引退)。中庭君、田中総司君…と楽しみな選手も中堅に控えていて、過去に比したら日本男子は活況を呈していたのかも。
でもでも、20歳の本田君と15歳の大ちゃんの間の年代で「強力!」な人がいなくて、連盟は大きな期待を賭けたのだと思います。「あの本田武史でさえも獲れなかった、世界ジュニアの金メダルを初めて獲った日本男子」というイメージが先行しちゃってたような。
私はシロート目ながら、「身体がまだ成長しきっていないのに、シニアに放り込んで4回転を跳ばせていいもんかいな?」と、期待よりも不安を抱きました。欧米男子ならば、15~6歳で骨格が出来上がってる人もた~くさんいるものね。しかし日本人は成長が遅め。大ちゃんはもうちっと、骨をガッシリさせて筋肉をつけないとマズイような気がする。でもでも、小柄なほうが膝に負担かからなくてかえって良いのかしら…。
私はまたここで報道のマチガイにクレームをつけたいのですが。
「ジュニア時代は良かったがシニア移行後は伸び悩み」…と簡単に片付けるのは
ヘンよ。
15~6歳でジュニアの頂点を極めて、シニアに入ってすぐ栄光の座に…って選手が歴史上どんだけいるでしょうか。女子は別として、男子ではヤグ&プルぐらいではないですか(もしくはクーリック?)。
本田君も、15~18歳くらいまでは苦節の時期でした。19歳~ソルトレイク五輪あたりで、徐々に加速がついて上がっていった印象です(これは多分“身体が出来上がった”影響も大きいのだと思います)。
ですから、世界ジュニアでメダルを獲ったからと言って「即、世界のトップ入り」なんてのは有り得ない。なかなか壁をブチ破れず下位でウロウロ、が普通なのです。
今の新採点法ならまた別だと思いますが。技術点は、新人・ベテラン、関係なく出るものね。でも旧採点法における男子シングルでは、「トントン拍子」は異例のことなのよ(ええ、女子はまた別)。
シニア入りして脱落していく選手が圧倒的に多い中、私は大ちゃんは生真面目に頑張っていたのだと思います。そうでなければ、あっちゅうまに海の藻屑となって消えていってしまった事でしょう。
というか、「本田君やヤグ&プルは遥か雲の上だけど、もうシニアに上がれ!と言うなら、それはそれで挑戦あるのみ」…という心境だったのかな。
自分が頑張れば、自分の練習環境は良くなるし(主に金銭面で)周囲も喜んでくれる。逆に、頑張らなければ、環境はドンドン悪化するし周囲も悲しむ。ならば答えは「頑張る」しかない。…なんかこの辺の生真面目さが、良くも悪くも後々に表面化していったかのような。いや推測だけど。
ワールドフィギュアスケート(WFS)第8号で、大ちゃんのインタビューが載ってますが、なかなかこの号は「買い」かも。ってかこの頃のWFSは今の3倍の密度あったよね…。本田君にくっついて夏場はカナダへ修行に出ていたり、盲腸になっちゃったり、写真もかあいいです^^
毎日の記事ではまた、JOC(日本オリンピック委員会)から、「JOC新人賞」として100万円が授与された、とありました。ってことは、真央ちゃんや織田君も皆、貰ってるのかな。日本選手って考えてみたらスゴイね。
ともあれ、この後発売の「Number」の巻頭頁、「期待の新人アスリート」コーナーに早速、大ちゃんは掲載されてました。「あああ。あの子だ~」と、私は本屋で涙がチョチョ切れました(この頃からNumberはフィギュア記事が増えたと思う)。
大ちゃんは黒っぽいジャージを着て、リンクを背景に「すっく」と立ち姿でした。記事は前述の通りですが、「緊張しぃ」である性格は、そこはかとなく伺えました。おぼこい(=スレてない)素直なフツ-の男の子。
さて、五輪のお祭りが終わり、トリノへ向けた新シーズンが始まります…。
出かけるまでに時間があるわ…チャンス。ずんずん書こ。
世界ジュニア選手権優勝の報道は、結構でっかく毎日新聞に載りました。
スポーツ面のみならず社会ニュース面に、推定10×20cm・6段ブチ抜き+確か顔写真入りでした(関西版だけだったのかも)。
私は食い入るように記事を読み、「平日は倉敷で、週末は新幹線に乗って大阪・高槻のO2(オーツー)リンクで練習」という事実も知りました(O2はその後、惜しまれながら閉鎖)。新幹線で…たいへんやなあ(泣)。
「フリーで2位だったので、来年は必ずノーミスで完全優勝します」
と、ここで宣言していたので、私は来季もジュニア続行と思っていました。
しかし明けた新シーズン、大ちゃんはシニア入りしていた~。ちょっと驚いたのですが、この時の日本男子の状況を鑑みると「一刻も早くシニアに慣れさせなきゃ」という、連盟側の焦りに似たものを感じます。
日本男子は、本田君が絶対王者で、東北高校の1年先輩の田村岳斗(ヤマト)君と、ソルトレイクの2枠目をもぎ取った全日本優勝者・竹内洋輔君が、2番手を争う、という構図でした(竹内君は01-02シーズンを最後に引退)。中庭君、田中総司君…と楽しみな選手も中堅に控えていて、過去に比したら日本男子は活況を呈していたのかも。
でもでも、20歳の本田君と15歳の大ちゃんの間の年代で「強力!」な人がいなくて、連盟は大きな期待を賭けたのだと思います。「あの本田武史でさえも獲れなかった、世界ジュニアの金メダルを初めて獲った日本男子」というイメージが先行しちゃってたような。
私はシロート目ながら、「身体がまだ成長しきっていないのに、シニアに放り込んで4回転を跳ばせていいもんかいな?」と、期待よりも不安を抱きました。欧米男子ならば、15~6歳で骨格が出来上がってる人もた~くさんいるものね。しかし日本人は成長が遅め。大ちゃんはもうちっと、骨をガッシリさせて筋肉をつけないとマズイような気がする。でもでも、小柄なほうが膝に負担かからなくてかえって良いのかしら…。
私はまたここで報道のマチガイにクレームをつけたいのですが。
「ジュニア時代は良かったがシニア移行後は伸び悩み」…と簡単に片付けるのは
ヘンよ。
15~6歳でジュニアの頂点を極めて、シニアに入ってすぐ栄光の座に…って選手が歴史上どんだけいるでしょうか。女子は別として、男子ではヤグ&プルぐらいではないですか(もしくはクーリック?)。
本田君も、15~18歳くらいまでは苦節の時期でした。19歳~ソルトレイク五輪あたりで、徐々に加速がついて上がっていった印象です(これは多分“身体が出来上がった”影響も大きいのだと思います)。
ですから、世界ジュニアでメダルを獲ったからと言って「即、世界のトップ入り」なんてのは有り得ない。なかなか壁をブチ破れず下位でウロウロ、が普通なのです。
今の新採点法ならまた別だと思いますが。技術点は、新人・ベテラン、関係なく出るものね。でも旧採点法における男子シングルでは、「トントン拍子」は異例のことなのよ(ええ、女子はまた別)。
シニア入りして脱落していく選手が圧倒的に多い中、私は大ちゃんは生真面目に頑張っていたのだと思います。そうでなければ、あっちゅうまに海の藻屑となって消えていってしまった事でしょう。
というか、「本田君やヤグ&プルは遥か雲の上だけど、もうシニアに上がれ!と言うなら、それはそれで挑戦あるのみ」…という心境だったのかな。
自分が頑張れば、自分の練習環境は良くなるし(主に金銭面で)周囲も喜んでくれる。逆に、頑張らなければ、環境はドンドン悪化するし周囲も悲しむ。ならば答えは「頑張る」しかない。…なんかこの辺の生真面目さが、良くも悪くも後々に表面化していったかのような。いや推測だけど。
ワールドフィギュアスケート(WFS)第8号で、大ちゃんのインタビューが載ってますが、なかなかこの号は「買い」かも。ってかこの頃のWFSは今の3倍の密度あったよね…。本田君にくっついて夏場はカナダへ修行に出ていたり、盲腸になっちゃったり、写真もかあいいです^^
毎日の記事ではまた、JOC(日本オリンピック委員会)から、「JOC新人賞」として100万円が授与された、とありました。ってことは、真央ちゃんや織田君も皆、貰ってるのかな。日本選手って考えてみたらスゴイね。
ともあれ、この後発売の「Number」の巻頭頁、「期待の新人アスリート」コーナーに早速、大ちゃんは掲載されてました。「あああ。あの子だ~」と、私は本屋で涙がチョチョ切れました(この頃からNumberはフィギュア記事が増えたと思う)。
大ちゃんは黒っぽいジャージを着て、リンクを背景に「すっく」と立ち姿でした。記事は前述の通りですが、「緊張しぃ」である性格は、そこはかとなく伺えました。おぼこい(=スレてない)素直なフツ-の男の子。
さて、五輪のお祭りが終わり、トリノへ向けた新シーズンが始まります…。