上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

米中間選挙★

2018-11-08 | うぐいすよもやま日記

 ブルーバユー(独)
 青いバラ…と言われればそんな気がしなくもない。珍しい色のバラ。


 マチルダ(仏)
 可憐なピンク。中の方にいくほど濃い色に。

米議会中間選挙の行方が日本でも注視されていますが、これは「トランプさんだから」なのか。
だってこれまでそんなに報道されてこなかったでしょう?
私が朝日新聞だからなのか、トップでデカデカと。
そして予想通り「オピニオン」欄はマイケル・ムーア(反トランプ。出ると思った)。
上院が共和党、下院が民主党ということは、日本でいう「ねじれ国会」みたいなことになるのでしょうか。
トランプさんはホッと一息なのか、今後ますますアメリカは混沌とするのか、先行きが危ぶまれます。

「オピニオン」欄でマイケル・ムーア氏が「テレビが作りだす笑顔のファシズム=トランプ氏」と表現してますが、上手い。さすが映画監督。
何かあの裕福そうな風貌で「景気を良くして、アメリカ国民を移民の横暴から守る!」なんつってブチあげられたら、心が動いてしまう層は多いのかもしれません。
それでもね。移民や難民の流入を防ぐ大きな壁を作って、邪魔者はけちらして壁の中だけはぬくぬく繁栄ってのは…そんな上手くいくわけないじゃないですか。
もともとアメリカ自体が、先住民がいるところに勝手に流入してきた移民国家なのに、どうして排他主義に凝り固まるのか。
「ここにひとつのパンがある」という状態の時に、見知らぬ他人に分け与えるか、自分と家族だけで食べてしまうか。
お腹いっぱいの時は他人にも分けるけど、飢餓状態ならあげたくない。
そんな「人間のホンネ」を、トランプさんは上手くくすぐって煽動する技に長けている。そんなふうに見えます。
アメリカ国民の「ホンネ」がぶつかり合う結果が、「ねじれ現象」を生んでいるとしたら、中間選挙は「まっとうな結果」ではないかしら。
民主党から、若い女性のイスラム系議員が初めて誕生した、というニュースを聞いて、今後もぞくぞく出てくれるといいな、と思います。
トランプ氏に代表される「裕福な白人のおっちゃん」だけが政治職を牛耳ってると、ろくなことはない、という印象。それは日本でもそうです。
なぜ日本は、若い女性議員がどんどん出ないのだろう?(出てもすぐ消えてしまう。育たない)

いや、そもそも移民としてやってきた人が、もし日本で国籍を得て、議員さんとして立候補したら、果たして私はその人に投票するだろうか。。。?
でもここでその人に一票を入れないと、「マイノリティーに寛容な社会」を作る気がないってことじゃないか。私もトランプさんと同じってことじゃない。
うーん。私も、「移民・難民に鈍感な日本人」の一人★
コメント
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