大阪は造幣局の「桜の通り抜け」で「桜フィナーレ」です。
造幣局の桜はソメイヨシノではなく八重桜なので、開花が少し遅れるんですよね。
今年は2年ぶりに事前予約制でお客さんを招き、無事に開催され大きな関西ニュースになりました。
コロナでお休みしたせいか?桜の花の状態がとても良いように見えます。
木にも休息が必要ですね。
↑の水彩画は、今年のカレンダーの3月に使用した「春告げ人」という絵ですが、桜の木の下というのは、思わずはしゃぎたくなります。気持ちが明るく沸き立つ、ピンクという色が良いのか。
↑こちらはカレンダーの4月の絵で「私と小鳥とみすゞさんと」というタイトルです。
「みすずさん」とは、大正時代の詩人の金子みすずさんのことで、「AC」の広告で有名になりましたね。
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。
…「こだまでしょうか」という詩。よく知られています。
作品集でいろんな詩を読んでみると、型にはまらず奔放ながら誰にもわかりやすく、小さな子供のようなピュアな感性で驚いてしまいます。
「私と小鳥と鈴と」という詞がありますが、最後の二行、
鈴と、小鳥と、それから私
みんなちがって、みんないい。
ここが好きです。
「鈴」を「みすずさん」に変えて、みすずさんが幼い頃を想像して描きました。
2013年の和歌山橋本市のヒロ画廊さん個展用の描きおろしで、販売して今は手元にありません。
学文路(かむろ)という静かな街にあるヒロ画廊さん、最近はご無沙汰してますがお元気かしら。
画廊のお隣が小学校で、なんとも楽しい子供たちの声が響いてきます。
まだ夏になって欲しくない。春のおだやかな絵★
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