上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

レゲエから戻った。いがった。

2006-06-06 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
ジャンクスポーツの録画を見ました。
大ちゃん、髪型が「レゲエ」からフツーに戻りましたね。
だったらJOもこれで滑ってくれよ…(首しめたろか)。
実は私はこの番組を初めて見たのです。なかなか「まったり」で、気楽に見られるんだね…浜ちゃんのツッコミが絶妙。そうだす。関西人はいつもこんなノリ。「ボケてこそナンボ!」「ツッコミこそ人生!」…別に意識してそうしてるんじゃなくて、普段の会話がそんなもん。

トリノ五輪のネタが出てましたが、「お金なかったから街に出なかった~」ってのは、やや眉ツバではないでしょうか(にいさん、カードというものがありますやろ)。
男子が終わったあと、「余りウロウロ外に出るな。部屋にいろ」って、連盟だかのお偉いさんに言われてた…らしいから、素直に言う事聞いてただけなのでは。その通り言っちゃマズイから、「お金なくて~」って笑いネタに持っていってたのでは…。
トリノの選手村ねえ。日本のフィギュア選手に割り当てられた部屋は4室。
男子とアイスダンスは日程が早いから、女子より早く選手村入り。
ここで当初は「大ちゃん1室」「渡辺選手(ダンス女性)1室」「木戸選手(ダンス男性)1室」…という割り振りになってたそうな。でも、これだと残りは1室しかない。あとから来る荒川さん・村主さんはやはり「御大」として、それぞれ個室を献上しないとマズイ(相性的にも…)。
んで、美姫ちゃんが渡辺さんと同室になり、木戸さんと大ちゃんが同室に。この時、大ちゃんは「一人部屋だと寂しいから、木戸選手と一緒がいい」と申告したそーですが、絶対、先輩女子に気を遣ってると見た…。
めでたく荒川さん1室、村主さん1室となりましたが。あっちに気を遣いこっちに気を遣い、いや大変だ(これはスポーツ新聞を元に、当時、友人と推測した)。
そういや現地入りしてから、ショートトラックの西谷選手のコーチに「おい!金メダルの秘訣を聞きたいか?来い!」と呼ばれて「はい、お願いします!」と答えて薫陶を受けに行った、というネタはどうなったのだろうか(西谷選手は長野五輪金メダリスト)。ここでもまた上の人に気を遣わねばならなかったのね…。五輪選手としては新米だから、仕方ないわね。早よ「金芽米」になってくれ。
大ちゃん、そんなに人に気を遣ってばかりいると、ストレス溜まるよー。
もうちっとワガママでもいいよー。
でも、スケートに関しては「頑として譲らない」部分もあるよね。
こだわりと言いますか。「俺様を見よ」だし(笑)。
こないだJOのガラ感想で「自分のワールドの中だけで完結しちゃってるところがある」って書いたけど、逆に言えば、観客に媚びてはいないのよね。「解る人だけ解れ!」ってとこがある。
…この先でプロになるなら、それはちょっと困る面かもしれないけれど、かといって「解りやすい一般大衆ウケ路線」にも走ってほしくない。ああ~、私、要求が難しい(笑)。
でもきっと、目指すスケートのレベルを、すっごく高く設定してるのだと思う。だから今はまだ失敗しまくって、ひとつひとつ積み上げていく時期なんだろな。
軽いTVで笑かしてくれるのもいーけど、一回、すごーくマニアックな「フィギュア芸術を語る」みたいな番組に出て欲しいな。そこで、トンでもないこと言ってほしいわ。あ、でもこの人は「語る」ほうは苦手なんだった…。
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おたっしゃで~

2006-06-03 | 大ちゃんたら大ちゃんたら
大ちゃん、遂にポルトガル合宿に行ってしまうのね。
真央ちゃん・舞ちゃんも一緒とは。
民放TVは、どうせ浅田姉妹の画面のはじっこにしか映さないのだわ…今から目に見えるわ…ストレスになるTVはポイじゃ。賢明なファンの皆様は、たとえ画面からカットされても想像力でおぎないましょう。昨年のNHKの画像をリプレイしましょう。大ちゃんは、真央ちゃんの5倍量の陸トレをやるに違いないさ(男の子じゃけん)。
昨年はどっか海外トレーニングに行った事は聞いてたけど、そんなにニュースにならなかったのよね。確かに「体幹が鍛えられた」つう感じはしました。
でも、真央ちゃんみたいにリズム感でジャンプを飛ぶタイプには、カルロスコーチ式はいかがなんだろう?コストナーが習ってたそうだけど、はっきり言って女子には成果が出てないのでは(というか、カルロスコーチを有名にした人って大ちゃんが初とちゃうの?)。
トリノ前に買った「五輪フィギュア応援ブック」(実業之日本社)が、なかなか内容濃くて好きでした。単なるアイドルブックかと思えばさにあらず。大人のファンも満足できる専門的な話も満載。
ここに、このカルロスさん式トレーニングの事が詳細に書いてあったのですが、興味深かったです。縄跳びは後ろ跳びしかさせない、とか…前跳びをすると猫背になりがちだけど、後ろに跳ぶと自然に上半身が起きて姿勢が良くなるんだそうです。そういやボクサーは皆、前跳びしてるけど、あれはボクシング的には良いんでしょうね。
なかなかね。単純な腹筋・背筋・腕立て…とかでなく、バレリーナとかダンサーが「踊る為に必要な筋力を、必要なだけつける」というやり方を踏襲してるこの方式が、大ちゃんに合ってたんじゃないかな。
NHK(?)で、トリノ五輪直前の合宿練習で(静香ちゃんと同じシムズベリ)、カルロスさんと共に室内トレーニングしてる映像がありましたよね。
あそこで最後に、バレエのマネージュと同じ事をやっていて、無性に嬉しかったです。「海賊」や「ドンキホーテ」のグラン・パ・ド・ドゥでの男性バリエーションで、クライマックスに、回転しながら跳躍して舞台一周する動き(「マネージュ」は「一連の繋がった動き」という意味らしいから、正確には違う用語だろけど)。
「あ~綺麗やな~~~」とホレボレしてました。大ちゃん、「海賊」なら踊れるよ。あれはタイツ姿じゃないしね…。野性的色気もバッチリ。
ジョニーも、ランビも、ジェフも、み~んなああいうダンス的な動きを練習してるんでしょうか。織田君の開脚も前に見たけど、ペッタリ地面に両足がついてて綺麗だったー。サンデューのデヴェロッペも、上げた足が耳についてましたね…。
今年のトレーニング、なんとか根性で乗り切ってね。期待してますわ。でも、そんなに効果あるなら、日本選手全員が合宿に参加すればいいのにな。ご予算の関係かな…(私は柴田君に体幹を鍛えてもらいたいのですが)。
コメント (5)
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「ナマ」の恐怖

2006-06-02 | うぐいすとお仕事
 高崎の画廊での個展の1週間前に、FM高崎の某番組に「電話で生出演」しました。事前にDJの若い女性と、
「関西の方なんですよね~。では、関西の楽しいお話も一杯、雑談感覚で本番もいきましょうね!」なんて打ち合わせていたのです。
ドキドキ…番組は11時20分からなので、電話前にスタンバイ。ベルが鳴る。
「FM高崎です。音楽が1曲かかったあとにDJと切り換えます。よろしくお願いします」
♪かかる。DJさん登場。
「はい!今日は関西からのお客さまと電話インタビューがつながっています。個展のお話を中心にうかがいましょう~」
…と始まったのですが、まあ、私ってまず声が低くて暗い。ダミ声(!)
「関西弁の意地悪そうなおばさん」にしか聞こえない。
なんとか、高くて可愛いヒバリみたいな声にしよーと思うものの、すぐ戻ってしまう。
それに、打ち合わせではDJさんもかなりくだけたノリだったのに、
「このお仕事を始められたきっかけは?」
「版画ってどうやって制作されるのですか?」
「どういった方に見て頂きたいですか?」
と、マジメ100%な質疑応答が続く。
関西のラジオでは、ボケ・ツッコミは当たり前だ。私もなんとか和やかな雰囲気で盛り上げたいのだけど、ボケてもボケても突っ込んでくれない(!)だから、会話が広がらないのよ…。
そして、「さっき言った事は良くなかったかな?誤解を招く言い方だったかも…」とか思い出したら、次の質問への答えがしどろもどろに。「あ、マズイ」と思っても、本番はどんどん進んで後戻りがきかない。おまけに、私の持ち時間が何分あるのやら聞いてなかったので、「この話題を引っ張っていいものか」「短く切り上げるべきなのか」それすらも解らない。DJさんの声音から推測すると、「早く終わって~」と、電話のむこうで顔がひきつってそうな。
フィギュア選手がよく演技後に語る「頭の中が真っ白になってしまった」って、もしかしてこういう状態を言うのね…。パニック。パニックよ。なんとかしなきゃ、なんとか…と焦りだすと、またミスを重ねてしまうという。

結局、言いたいネタをメモ書きしていたのにそれを見る事すら忘れていて、「何を語ったんやろ?わたし」になってしまいました。
聞いてた現地の人は「いえ、素敵な放送でしたよ~」と慰めてくれたけど、あんなんで魅力的に聞こえるはずが無いよ…。「何?この関西人?」ってな感じだよ。きっと。
録音したMDを送って下さるそうなのですが、聞きたくない~。抹殺したい…。
私は自分のこの失敗体験により、深く悟りました。
今後、フィギュアや他スポーツの選手がTV生放送のトークでスベったりしても「いいのよ。プロのタレントじゃあないんだから」。暖かな目で見守るわ。許すよ。あたし。
ラジオでこれなんだもん。顔の出るテレビで、俳優さんみたいにパーフェクトに美しく振舞えるワケないじゃないか(!)「タレント」という職業の人は、それなりに訓練を経てきているワケだ。「自分のイメージ」を、うまく伝える訓練を。
生放送…それは後戻りの出来ない、まるでフリー演技の4分半…。選手と私じゃあ月とスッポンだけどさ。「あたま真っ白」になった。ほんま。
コメント (2)
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