上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

火村英生・第二話「人妻温泉」(ちゃうって)★

2016-02-02 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
冬ドラマ、全て出そろいましたが、何本かは録画したまま見れてない
やっぱり私は1クール、2~3本が限度のようです。月9が久々にいいみたいなんだけど…時間ないー。つらいー。
「火村英生の推理」第三話も既に終わったのですが、今日は第二話の感想を書きます(すみません。興味ない方はスルーしてください

「人妻温泉」じゃないよ!
どうも斎藤工氏が、若き頃バラエティの「人妻温泉」というコーナーで、その名の通り、人妻と温泉に入りトークする?という仕事をしていたそうで。俳優さんって本当に大変なのね。
窪田君は事務所が許さないだろうから大丈夫でしょう(笑)。

さて、嵐山の温泉が舞台かと思いきや、撮影自体は関東だったのですね。
京都っぽいムードで「ええ感じ」だけど、やっぱりここは嵐山にして欲しかった~。渡月橋のたもとでアリスが携帯で喋ってるシーンが使われてない~。期待してたのにー。
推理作家の有栖川有栖さん、旅館にカンヅメになって執筆…だけどいっこうに原稿書いてる気配が無い。もっと仕事しよう(笑)。
包帯でグルグル巻きにして顔がわからない男と「温泉」の組み合わせって、どうしても手塚治虫さんの「きりひと賛歌」を思い出します。
モンモウ病で犬の顔になってしまった小山内医師が、山奥の温泉に入るシーンですね。

話それました。
アリスさん、本当に気持ちよさそう~に温泉入ってます
みんなもう、ここだけで満足してるはずだ(笑)。
浴衣姿も帯の位置が高めで、女の人の着物姿みたい。
鏡で自分の浴衣姿を「どう?」って見るところとか。可愛いですねえ
アリスはいろんな動きが、とにかく可愛い
初回より、一連の動作がナチュラルになってきました。
それにしても、せっかく超合金並みに鍛えた筋肉が温泉につかるのみ…というのはもったいない。早く本格的アクションドラマとかやって欲しいです。「ST」では物足りない!出ずっぱりでアクションしまくりでバイク乗りまくり、を希望。

「そこに無いものを読め」というのが、今回の推理のテーマみたいで、火村先生の下宿のおばあちゃんの金庫の暗号の謎解きと、「包帯男=実体の無い男」をあぶり出す謎解きが、うまく重なるように作られています。
それと、女子大生3人組の一人(関西の子)が、自分の顔の小さい傷をとても気にしてるんだけど、あとの二人は「なんでそんなこと気にするの?」と笑う。
この、「自分は醜いと思い込んでる」心理が、殺された青年の「醜形恐怖症」と重なっています。
アリスが一緒に露天風呂に入ってる、見知らぬオッサンが、有名な整形外科医。旅館の人々も、何かあやしいような?
色んなヒントがちりばめられていますが、冒頭のシーンでもう犯人はほぼほぼ解ってしまうので、あとは火村先生のナゾ解きの鮮やかさを楽しむ…そんな感じ。
私、3回ぐらい巻き戻さないと、謎解きロジックがわからない。どんだけ頭悪いの(笑)。
でも、クライマックスの火村先生の犯人への「説教」は、とてもかっこいい「大岡裁き」みたい。
追い詰められた青年が、苦笑いから瞬時に冷たい目に変わり去るところ。なかなか良かった。
もうちっと「包帯男」の不気味さとかを強調して欲しかった。せっかく文章から映像を起こしたのだから。。。怖さが足りない!

ゲスト出演の吉沢亮君、男前やな~ 素敵やわあ。
でも彼は、温泉旅館が実家ならば、関西人で関西弁じゃないのかな?
初回からずーっと思ってるんだけど、被害者・加害者がみんな標準語を話すので、なぜ京都の話なのに関西人が出てこないんだあ~~~~と不思議(笑)。
窪田君の関西弁、まだ第二話にして、とても良くなってきた!(私はね)。
なんでも脚本のアリスの設定が「大阪生まれだけど、4年ほど東京に出ていた」となっているそうで、だから時々標準語が混じるのね…と納得してしまった。
でも原作ではずっと大阪住まいのはずだから、なぜわざわざそんなややこしい設定にしてるのか?意味があるのかな?と悶々としてます(笑)。
言葉ってとても大事だよ。その人がどんな人生を歩んできたか、表現するツールでもあるから。
可愛いアクセサリーみたいに「うわべだけ関西弁」が使われてたら嫌だな、と思ってたけど、窪田君はさすがに丁寧に演じています。

ともあれ、第一話より第二話の方が面白かったです
だんだんとそれぞれのキャラクターが馴染んできて、いい「チーム感」が出てきた~。
アリス君は、推理面でもっともっと活躍して欲しいですね。
でも原作でも推理は余り役に立ってない…やっぱり「物語の語り手」なので、初回みたいにアリスのナレーションで始まって~という形にして、ラストは「執筆するアリス」で締めくくる、と。そんな演出がいいなあ★
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チェルノブイリ子ども基金★

2016-02-01 | うぐいすよもやま日記
毎年、「チェルノブイリ子ども基金」のカレンダーを使っています。
フォトジャーナリストの広河隆一さんが、チェルノブイリ取材中に現地の母親達の呼び掛けを受け、募金活動を開始。
1991年に設立された基金は、チェルノブイリ事故被害者に対する支援活動を行っています。
福島の原発事故があってから、「未来の福島子ども基金」も、チェルノブイリ子ども基金の姉妹団体として設立されました。
カレンダー売り上げは、福島とチェルノブイリの被災者のための救援金にあてられます。カレンダーまだ発売中ですので、興味を持たれた方は検索してみてください。
中に使われている写真は、被災した子ども達の日常が大半ですが、生き生きした可愛い表情がとらえられています。今年から、基金の概要とレポートも、カレンダー末尾に掲載されるようになりました。

1月の写真は、チェルノブイリ事故に三歳の時に遭遇したベラルーシのナターシャさん。
甲状腺ガンを患いましたが、手術を受け、19歳で結婚。今は二人の息子がいます。
彼女の美しい花嫁姿でスタートしたカレンダーは、早や2月へ★
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