MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

長友の進化に目を瞠った ~サッカー ブラジルW杯アジア最終予選。対イラク、1-0で勝利。

2012-09-13 | ランニング以外のスポーツ
 埼玉スタジアム。対イラク戦。1-0で勝利。スローインから岡崎が一瞬で抜けだし、相手ディフェンダーをかわしてゴール前に直線的にセンタリング。
 タイミング良くゴール前に入ってきた前田がヘッドでドンピシャのゴール。絵にかいたような完璧なゴールだった。

 この試合、なんといっても驚いたのは長友のフィジカルの進化ぶりだ。ジーコが試合後の会見で「長友はもう90分あっても同じように走れたに違いない」と語ったらしいが、まさしくダイナモ。
 スピードは元々あったわけだが、ディフェンスを押しのけて突き抜ける力がハンパじゃない。体の強さだけではなく、動きの切れとか、タイミングとか、いろんな要素がからまってそういうことができるようになるのだろうけれど、トレーニングの量と質、レベルの高い実践の中でしか身につけえないものだろう。
 長友がすごいと思ったのはこれが初めてだ。自信に満ち溢れていた。

 他に動きの良さを感じたのは岡崎。切れも良かったし、積極的だった。逆に本田はなんだか疲れているように見えた。実際、決定的なチャンスが何度もあったが決めきれなかった。ただ、ちゃんとゴールの中へボールを運んでいるところはさすがだし、いつか「ケチャップを絞るように」(ファン・ニステルローイがそう言ったらしい)次々ゴールを決めてくれるだろう。
 疲れの原因は欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃したことと関係があるかもしれない。

 腰を痛めてベンチからも外れた香川に代わって清武が先発出場した。今季移籍したばかりのブンデスリーガでもタイミングのいい正確なセンタリングやコーナーキックで存在感を一気に高めている。
 重要な選手だし能力が高いのも認めるが、自分から持ち込んでシュートするようなシーンが少ない気がする。最近は徐々に意識を高めているとは思うけれど。「とりあえずパスしておこうか」という横パスやバックパスも多い気がする。
 香川にも似たようなパスが多く、ユナイテッドの試合を見ていると、周りの選手が戸惑っているようにも見える。香川の場合はリズムをつくっていく意味が、清武よりは強いので、香川自身にとって大事な動きなのだと理解できる。だから、香川のそういうパスはほとんどがワンタッチだし、スピードが速い。

 日本と同組のオーストラリアがヨルダンにアウェイで負けたというニュースも飛び込んできた。1試合多く戦っているとはいえ、ブラジルに向けて頭一つ抜け出た感はあるが、アウェイ戦を3試合残しており油断はできない。
 その意味でも来月ヨーロッパで行われる、ブラジル、フランスとの二連戦は相当興味深い。ザックが監督であることで実現したのかと推測するが、ようやくこういうマッチメイクができるようになったんだなあ、と感慨深くもあるし、こういう試合を重ねることでしかさらなるレベルアップは出来ないのだと改めて実感する。そういうプラスの連鎖がとうとう日本のサッカーにも訪れたのだろう。
 
コメント
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