香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

まったり3連休

2018-11-25 20:04:29 | 本のこと
去年の今頃は、友人達と横須賀に行ったり
横浜でジョグしたり、友人に会ったり
ゴッホ展を見に行ったりとアクティブに動いていた連休だったけど
今年は、ゆっくりまったりの3連休
母に頼まれた用事以外は、特に決められたこともなく
短い距離だけど、走ったり、ドラマや映画を見たり
本を読んだりと、ゆっくりと過ごしていた



連休前にやっと降った雪はすっかり寝雪なのかな
今日走った北大の大野池は雪景色が綺麗だった



この頃、潤いがない毎日のような気もしていて
スーパーで小さなシクラメンを購入
楽しませてね

仕事は、相変わらずというか忙しい毎日だけど
先週は、珍しく地方に行くことがあって
千歳のルタオでお茶したり、江別でランチしたり
わたしらしく、気を抜きながらも働いている
そして、本も読んでいるのだよ

『宮部みゆき全一冊』



未収録エッセイ15本、映画監督や作家との未収録対談、
超ロングインタビュー、作家生活&全作品年表、
いしいひさいち漫画2本、藤田新策・新潮文庫装画画廊、
こより・『この世の春』挿画ギャラリー……など。
秘められていた宮部作品のルーツと創作の原点を収録。
本人による貴重な自作(「負の方程式」)朗読CD付!


宮部ファンとしては見逃せない一冊
楽しさ、嬉しさいっぱいだった
しかし、CDはまだ聞いていなかったことに今、気がついたわ

録画した声といえば、
先週、同僚が議事録を作るために録音した会議の声を聞きながら
議事録を作っていたら、思いがけない自分の声に、「ぞぞっ!」となった
脳内でいつも聞いている自分の声じゃないじゃないか!
ちょっと悲しい気持ちだった

そして、宮部みゆきさんの『希望荘』



今多コンツェルン会長の娘である妻と離婚した杉村三郎は、
愛娘とも別れ、仕事も失い、
東京都北区に私立探偵事務所を開設する。
ある日、亡き父が生前に残した
「昔、人を殺した」という告白の真偽を調べてほしい
という依頼が舞い込む。依頼人によれば、
父親は妻の不倫による離婚後、
息子との再会までに30年の空白があったという。
はたして本当に人殺しはあったのか――。
表題作の「希望荘」をはじめ計4篇を収録。
新たなスタートを切った2011年の3.11前後の杉村三郎を描くシリーズ最新作。
『誰か』『名もなき毒』『ペテロの葬列』に続く人気シリーズ第4弾。


単行本で読んでいるはずなんだけど
新たな気落ちで、楽しんでいた、トリ頭のわたし
宮部さんのミステリーは結果がわかっていても
何回も読んでしまうんだよね

本屋の平台にずっと載っていて気になっていた
小杉健治さんの『父からの手紙』


 
家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。
しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、
誕生日ごとに父からの手紙が届いた。
十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。
婚約者が死体で発見され、
弟が容疑者として逮捕されたのだ。
姉弟の直面した危機に、
隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。 
完璧なミステリー仕立ての中に、
人と人との強い絆を描く感動作!


涙が止まらないということはなかったけど
「素直」な気持ちって、大切だなと思い
人を思う気持ちが、必ずしも人を幸せにしないのだと
複雑な気持ちで、切なく思う小説だった

昨日、散歩の途中で入った本屋で偶然見つけた
益田ミリさんの『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』



図書館帰りにスーパーのお惣菜売り場を覗いたり、
コマーシャルで見た新製品調味料をお母さんにリクエストするなど、
定年後も食への興味はつきないけれど、回転寿司に行ったあと
「若い頃はもっと食べられた」と毎回つぶやくようになってしまった70歳のお父さん。

丸ごとトマトのかぶりつきをお昼ごはんにしてみたり、
サヤに3つ入ったそらまめを見て自分たち家族を思い出して絵手紙を綴ったり、
お父さんには内緒で友達と高級ランチに行ったりと、
社交的で日々の生活を楽しんでいる69歳のお母さん。

会社帰りにばったり会ったお父さんに焼き芋を買ってもらうなど
平和な実家ぐらしを送ってはいるけれど、
いつのまにか家族の外食を仕切る立場となったことをちょっぴりさみしく思ったりもする、
未婚で彼氏なしの40歳ベテランOLのヒトミさん。

そんな平均年令60歳の沢村さん一家を描いた「週刊文春」で連載中の人気ホーム・コミック単行本第四弾。


安定した沢村さんちのお話は、
気持ちがゆったりして、優しく笑ってしまう

新刊が出ていたら必ず読みたい
原田マハさんの『常設展示室』



その絵は、いつでもあなたを待っている。
人生の岐路に立つ人たちが辿り着いた世界各地の美術館。
巡り会う、運命を変える一枚とは――。
故郷から遠く離れたNYで憧れの職に就いた美青は、
ピカソの画集に夢中になる弱視の少女と出会うが……
(「群青 The Color of Life」)ほか。
アート小説の第一人者が描く、極上の6篇。


短編かぁと少し残園に思った自分を叱りたい
一枚一枚、一編一編が心に沁みた
とても好きな小説だった

あっという間に冬になってしまった札幌
そして、11月ももう終わり
ちゃんと1年過ごしていたのかなと思うと自信ないけど
ま、来週もがんばろ

野の春

2018-11-11 18:34:54 | 本のこと
大好きな作家さん
宮本輝さんのライフワークと言える小説
「流転の海」シリーズが完結
第9巻『野の春』



自らの父をモデルにした松坂熊吾の波瀾の人生を、
戦後日本を背景に描く自伝的大河小説「流転の海」。
昭和四十二年、熊吾が五十歳で授かった息子・伸仁は
二十歳の誕生日を迎える。
しかし熊吾の人生の最期には、
何が待ち受けていたのか。妻
の房江は、伸仁はどう生きていくのか。
幸せとは、宿命とは何だろうか──。
感動の最終幕へ。


たくさん、たくさん語りたい事があるけれど
まだ読み終わっていない人にネタバレとなっては
申し訳ないし、もったいないので我慢。
ここにきて、この人が現れるのか。。。。
この人は、こうなるのか。。。。
業なのか、品なのか
今日はいばってはいけない日
流転の海で、忘れられない言葉が
溢れるように、浮かんできて
決して悲しい結末ではないけれど
読み終わった途端に、涙がポロポロ出て
息ができなくなってしまった
素晴らしい小説を、最後まで読めて
本当に幸せ
読み終わってからもう1週間以上経っているけれど
まだまだ、頭の中が熱くて冷静ではいられない
もう少し落ち着いてきたら、
もう1度読み返すのがとても楽しみだ

高村薫さんの『冷血』上下巻



クリスマスイヴの朝、午前九時。
歯科医一家殺害の第一報。
警視庁捜査一課の合田雄一郎は、
北区の現場に臨場する。
容疑者として浮上してきたのは、
井上克美と戸田吉生。
彼らは一体何者なのか。
その関係性とは? 
高梨亨、優子、歩、渉――
なぜ、罪なき四人は生を奪われなければならなかったのか。
社会の暗渠を流れる中で軌跡を交え、
罪を重ねた男ふたり。
合田は新たなる荒野に足を踏み入れる。


「野の春」の衝撃が大きすぎて、
全然違う小説を読むことにした
しかし、何度も何度も犯罪現場の描写が出てきて
犯人の人間性を可哀想と思いそうになっても
意味もなく殺されてしまった被害者を思い出し
ただただ、淡々と、正直、早く読み終わりたいと思いながら
なんとか読み終えて、どういう気持ちなのか
複雑で、悲しい気持ちだけど、それだけではなく不思議
高村薫さんの小説は久しぶりだったけれど
そういえば、力強いというか、
骨太な小説だったなと思い出していた

札幌は、11月10日を過ぎても、まだ初雪が降らず
晩秋が長く続いている感じだ
先週、車の点検とタイヤ交換をしてもらっている間に
農試公園をJogしていたら、転んでしまって、膝がひどいことに
今週になって、もう良くなり、傷跡がかゆい
今日、北大をJogしたら、気持ちよく走れたので
丈夫な足でよかった
北大の銀杏並木はすっかり寂しくなってしまって
イチョウの香りだけが、プンプンしていた



今年は、誕生日の朝にJogした時が一番綺麗だったな

前に行った琴似のセレクトショップで
買うかどうか迷っていた帽子があって
やっぱり買おう!と決めて、散歩がてら買い物に


こんな感じの帽子なんだけど


こんな風や


こんな風にしたりして被れるのだ
ちょっとした自分へのご褒美かな



うちに戻ってきたら、
窓の外に虹がかかっていた

村上RADIOを聴きながら

2018-10-28 20:45:20 | 本のこと
村上春樹さんの2回目のラジオ番組を
すっかり今日の20時からだと思い込んでいて
検索したら、21日の19時からだったことに、ショック
でも、便利な世の中で、radikoのタイムフリーで聴きたら
ブログをアップできる幸せ

読み終わった本について
覆面作家 坂木司さんの
『アンと青春』



アンちゃんがデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めて八ヶ月。
販売の仕事には慣れてきたけど、
和菓子についてはまだまだ知らないことばかりだ。
でも、だからこそ学べることもたくさんある。
みつ屋の個性的な仲間に囲まれながら、
つまずいたり悩んだりの成長の日々は続きます。
今回もふんだんのあんことたっぷりの謎をご用意。
待ちに待ったシリーズ第二弾!


坂木司さんの小説は、本当に好きだな
安心して読めるんだよ ホッとするんだよ
それは、出てくる人たちが正直で善人だからなんだな
このシリーズは、まして美味しそうなんだなぁ
豆大福が無性に食べたくなる小説

中村文則さんの
『その先の道に消える』



アパートの一室で見つかったある 緊縛師 の死体。
重要な参考人・桐田麻衣子は、
刑事・富樫が惹かれている女性だった。
絡まりあう 謎 と 嘘 。
この世界を生きる意味──。
世界で絶賛される中村文学の到達点。


中村文則さんの小説は好きなんだけど、
読むのには覚悟がいる事をすっかり忘れていた
久しぶりに読んだからね
案の定、読み終わって、ずっしり重い気持ちになったんだけど
なんかね、こういう小説を読む時間も大切なんだな

稲垣えみ子さんの
『寂しい生活』



アフロヘアの自由人が紡ぐ、『魂の退社』の続編。
笑って泣いて、心から納得!
生きる勇気がわく傑作エッセイ。


中村文則さんの小説を、仕事中のランチタイムで
読む気持ちにはどうにもなれず
なんとなく、前から気になっていたエッセイを読むことにした
稲垣えみ子さんのような生活が出来るとは思わないけど
まっすぐな気持ちや感覚は心地こいな

今週末は、天気の悪い土日だった
金曜日は、会社で歓迎会があり、ちょっと酔っ払って帰宅
でも、土曜日は朝早くから、母の用事を済ませてから
旬のシシャモを鵡川で食べられるということで
大雨にもめげずに、鵡川に行き、シシャモ寿司を生まれて初めて食べた
そして、今年とれたての生シシャモを買ってきたけど
シシャモは焼いて食べるのが好きだなぁ
そして、生シシャモは、柔らかくてすごく美味しいとわかった
この歳になっても、初めてのことはたくさん

今日は、ちょっと朝寝坊して10時位から走り始めたら
雨が降ってきて、だんだんとひどくなり、5kmで終了
雨が降ったからか、この頃になく早く走っていた

録画していたドラマとか見てから、
大好きなカフェで読書タイム





珈琲羊羹に生クリームをつけて食べるのは最高
のんびり珈琲を飲みながら
宮部みゆき全一冊を読み始めた
ほとんどの作品を読んでいるので、対談がとっても面白い
まだまだ数ページしか進んでいないけど
大切な本となること間違いなし

今週は、宮本輝さんの「流転の海」シリーズ
最終巻が刊行予定なので、なんだかドキドキする
楽しみだなぁ

夕方、足つぼマッサージをしてもらって
帰ろうと思ったら、ずっと閉まっていた1階に
セレクトショップが入っていて
思わず、入って、ちょっと可愛らしいアクセサリーを買ってしまった
ちょっと早いけど、自分へのお誕生日プレゼントかな

長い夢

2018-09-02 19:56:11 | 本のこと
北海道マラソンが終わって1週間
大切な人のずっと心配していたことの原因がわかり
これからどうなっていくのかなと不安もあり
でも、とにかく病気を治して家族と穏やかな時間を過ごしてほしい

転職して1年ちょっと、
ちょうど怪我していたこともあり
仕事と自分のこととなんだかふわふわしていたように今は思う
健康で働けるとしてあと10年
自分をしっかり持って、誠実に生きていこう
少し長い夢を見ていたんだなって、やっと目が覚めた気分

なんとなくわけのわからないブログ記事だなぁ
いつものように、読んだ本のこと

益田ミリさんの
『一度だけ』



一年に一度でいい。熱く、熱い、夜が欲しい。
30代姉妹で二人暮らしを続ける派遣社員ひな子と介護ヘルパー弥生、
彼女らの母親・淑江とその妹・清子、二組の姉妹の物語。
夫が遺した財産で自由きままに暮らす清子はひな子を誘い、
往復ビジネスクラスの一人180万円かかるブラジル旅行に出かけた。
日本に残された弥生はひな子が不在の間、
「毎日新しいことをするルール」を自分に課すのだが……。
一年に一度、ステージ上の誰もが光り輝くリオカーニバルの煌めく美しさと、
一見平凡に見える日常が時折放つ輝きの強さを丁寧に描く九年ぶり、二作目の長編小説。


正直、共感はできなかったな
ミリさん作品にしては珍しいけど
再読したら、また気持ちは変わるかもしれないけど
正直で人の気持ちの小さなところまで拾い上げるところは
とてもミリさんらしかったけど
それぞれの人たちに共感できないのは、
長編小説なのに、それぞれの人たちの描写が
わたしにはピンとこなかったからかな

中山七里さんの
『七色の毒』



中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。
1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。
運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、
警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。
死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、
いつも同じ席に座っていた。
やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり……。(「赤い水」)
人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編!


頭の中が整理できていないときはミステリーに限る
そして、中山七里さんのミステリーは気持ちがいい
今回は短編だったけれど、最後の話が最初の話と繋がっていて
さらにスッキリとして読み終えた

細川貂々さんの
『お多福来い来い』




笑いと涙と希望が詰まったコミックエッセイ
「どうせ私なんて 何やっても うまくいかないんだ。
私は何もできないダメ人間だし 私なんてオタフクだし」
そんなネガティブ思考クイーンだった漫画家・細川貂々さんが――
「どうも私 なんだか何をやっても うまくいきそう。
私はうたれ強いカメ人間だし 私はお多福だから シアワセがたくさん来る」
と、落語を通して希望をもてた!


『連れがウツになりまして』の映画で
細川貂々さん夫婦役を宮崎あおいさんと堺雅人さんが演じて
とても好きな映画だったので、本屋で見つけてついつい買ってしまった
落語のことなども興味深くて、楽しんで読むことができたよ

今週末は、短い時間だったけれど少し走ることができた
こんな感じでもいいから、続けていくことを目標として
淡々と、飄々と、毎日を過ごしていきましょう

続けて中山七里

2018-08-27 07:02:41 | 本のこと
中山七里さんの本を2冊続けて読んだ
でも、その前に、昨日の北海道マラソンのこと



今年は走ることを諦めた。。。情けないけど
でも、全力応援
エスのトン子さんが手作りの旗を用意してくれて
氷や濡れたお手拭きとエアーサロンパスを用意
新川通の14km地点で、一人応援



先頭の白バイがきてテンションが上がる



先頭集団の人数が多くてびっくりした
この時は下田裕太くんが先頭だったはずなんだけど
足を痛めて撃沈してしまったんだね
マラソンは何があるかわからない

たくさんの人たちをなんとか見つけて
それでも、目の前を多くのランナーが通るので
見つけられない人の方が多かったかな
前半は、みんな元気な走りだった

後半37kmくらいの場所に陣取って応援
akkunnご夫妻が合流して
楽しくおしゃべりしながらの応援
今年は気温が低めだったので、
用意した氷は、ほとんど必要とされなかった
一番人気はエアーサロンパス
足、攣ったりしたら苦しいよね
自分が経験したことはわかる

最後まで頑張って走っている仲間を見つけて
また、知らない人たちも応援して
こちらも元気をたくさんもらって帰宅
でもでも、やっぱり走りたいな 頑張ろう

読書のこと

中山七里さんの
『闘う君の唄を』



埼玉県の片田舎・神室町に
幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。
あらゆることに口出しをしてくる
モンスターペアレンツと対立しながらも、
自らの理想を貫き、
少しずつ周囲からも認められていくのだが・・・・・・。
どんでん返しの帝王が贈る驚愕のミステリ。


久しぶりの中山七里さんのミステリーに
ちょっとハマってしまった
そういうことか、と驚かされるのが面白いんだよね
それで、ついつい、続けて読みたくなった

『贖罪の奏鳴曲』



封印された過去が、新たな「罪」へ。
「正義」と「贖罪」の意味を問う驚愕のミステリー。
弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した
。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聞く。
だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという
「鉄壁のアリバイ」があった――。


期待通り、面白かった
読み終わって調べてみたら
WOWOWでドラマ化されていたんだ
中山七里さんのどんでん返しは
びっくりするし、スッキリもするんだよ

今朝は、少し走ろうかなと思っていたら雨
今週は、多分、仕事は落ち着くはずなので、
多分
走ろうよ

文庫

2018-08-13 21:27:18 | 本のこと
読んだ本、文庫
本を読む時、単行本で、文庫で、iPadで
中でも一番好きなのが文庫本
持ち運びしやすいし、読みやすいもんね

池永陽さんの
『珈琲屋の人々』〜宝物を探しに



東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。
主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。
心に傷を負った人間たちが、
『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。
連続ドラマ化もされ、ロングセラーを記録している
『珈琲屋の人々』シリーズ最終巻。
行介と冬子の恋の行方もついに……。


安定の珈琲屋の人々シリーズ
ドラマの影響もあり、行介は俳優の高橋克典さんになってしまう
あのドラマは、とっても良かったな ドラマのHP → こちら
最終巻だったのか

柴田よしきさんの
『風のベーコンサンド』



東京の出版社をやめ、寂れた高原にカフェを開業した菜穂。
離婚を承諾しないモラハラ夫から逃れ、
背水の陣で始めたカフェには、
離れた娘を思う父や農家の嫁に疲れた女性らが訪れる。
滋味溢れる地元の食材で作られた美味しいご飯は
悩みや痛みに立ち向かう力をくれる。
菜穂のご飯が奇跡を起こす六つの物語。


ほのぼのしたふわっとした小説かなと思って読んだら
すごくしっかり丁寧に、人々の気持ちが描かれていた
菜穂が作る料理、一生懸命働くということ
人の気持ちも考えながらも、自分も大切にする難しさ
いろいろなことを感じながら読んだ

三上延さんの
『江ノ島 西浦写真館』



百年続いた写真館の館主、
祖母・西浦富士子の遺品を整理するために、
桂木繭は江ノ島を訪れた。
かつてプロの写真家を目指していたが、
ある出来事がきっかけで、
今はカメラを持つことができない繭。
懐かしい写真館を訪れ、
祖母と親しかった人々と出会うことで、
封印していた過去が少しずつ露わになっていく。
そして――。写真の謎解きと、人間の過ちと再生を描く物語。


ビブリア古書堂シリーズの作家さんの本
ビブリア同様、ミステリーを楽しめた

津村記久子さんの
『ポースケ』



奈良のカフェ「ハタナカ」で
ゆるやかに交差する七人の女性の日常。
職場の人間関係や、睡眠障害、
元彼のストーカー、娘の就活、
子供がいない…人生ままrならないことが多いけれど
思わぬところで小さな僥倖に出会うこともある。
芥川賞「ポトスライムの舟」五年後の物語。


朝日新聞で金曜日隔週で連載されている益田ミリさんのエッセイで
この「ポースケ」を読んでいるということを書いていたので読んで見た
津村記久子さんの小説は、芥川賞の「ポトスライムの舟」以来
そして、その内容を全然覚えていないという。。。。
ポースケを読み終わっても、思い出せず。。。
少しずつ読んでいるというミリさんの気持ちがわかるような
なんとなくいいなぁという小説。

薬丸岳さんの
『Aではない君と』



あの晩、あの電話に出ていたら。
同級生の殺人容疑で14歳の息子・翼が逮捕された。
親や弁護士の問いに口を閉ざす翼は事件の直前、
父親に電話をかけていた。
真相は語られないまま、親子は少年審判の日を迎えるが、
少年犯罪に向き合ってきた著者の一つの到達点にして
真摯な眼差しが胸を打つ


ずっと気になっていたのだけど、読んでいなかった
想像通り、読んでいる最中に何度も苦しくなった
色々と考える、こういう本を読むと

佐々木譲さんの
『警官の掟』



東京湾岸で男の射殺体が発見された。
蒲田署の刑事は事件を追い、
捜査一課の同期刑事には内偵の密命が下る――
所轄より先に犯人を挙げよ。
捜査線上に浮上する女医の不審死、
中学教師の溺死、不可解な警官の名前。
刑事の嗅覚が事件の死角に潜む犯人を探り当てたとき、
物語は圧巻の結末になだれこむ。
徹底したリアリティと重厚緊密な構成で
警察小説の第一人者が放つ傑作長編。『犬の掟』改題。


読書する気力がなくなっている時、
それでも、本の世界に入る時間が欲しいと思う時
佐々木譲さんの警察ミステリーは、抵抗なくスルッと入り込める
ハラハラしながらも、どんどんと進む事柄が快感なんだろうな
やはり、裏切られなかった

宮本輝さんの「流転の海」シリーズの最終巻が
9月に発売されるらしいので、1巻から再読しているのだけど
現在、3巻目の後半。でも、ちょっと松坂家から離れたい気持ち
だってね、どんどんと熊吾が苦境の陥るからね
結構、間違えて覚えていたことや懐かしい名前に楽しんでいるけど
新刊が出る前に、8巻全てを再読するのは難しそうだな

今年の年末には、また本棚の整理をしないと溢れてきちゃったな
クロゼットの中も、少し整理しないとなという感じだし
断捨離という言葉が、頭の中を駆け巡るこの頃

単行本

2018-08-13 20:23:02 | 本のこと
読み終わった本が随分と溜まってしまった
新聞や雑誌、twitterなどで気になる本があって
「あれ?これ読んだかな?」って思ってしまうことがある
そんな時、このブログを検索して確認するというブログの使い方
なんだか、情けないねぇ
まず、単行本から

浅田次郎さんの
『天子蒙塵 第三巻』



新天地から始まる果てしなき道へ。
「馬賊の歌」も高らかに、日本を飛び出した少年二人、
妙齢の美男美女は駆け落ちか。
満洲の怪人・甘粕正彦、男装の麗人・川島芳子も加わり、
新たな登場人物たちが、それぞれの運命を切り拓くため走り出す。
満洲ではラストエンペラー・溥儀が執政として迎えられ、
張学良は妻子を連れヨーロッパへの長い旅に出ていた。
日中戦争以前に何が起こっていたのか?
伝説のベストセラー『蒼穹の昴』シリーズ第5部。
著者ライフワークはいよいよ昭和史の「謎」に迫る。

蒼穹の昴シリーズも昭和の時代
お隣の国のことなのに、あまりにも無知だった自分が
こんなに長い物語に、こんなに夢中になるとは思わなかった
第四巻が待ち遠しいけど、いったいどこまで続くのだろう

木内昇さんの
『火影に咲く』



沖田総司、高杉晋作、吉田稔麿、坂本龍馬、中村半次郎……。
幕末の京を駆けた志士と、想いを交わした女たち。
彼らが生きた、かけがえのない一瞬を鮮やかに描き出す六編。
哀切に満ちた珠玉の短編集。

幕末の物語が好きなので、1編1編が全部長編で読みたい気持ちだった
でも、短編だからこその哀しさがあったような気がする
木内昇さんの文章が、とても好きだ

葉室麟さんの
『蝶のゆくへ』



星りょう、クララ・ホイットニー、若松賤子、樋口一葉、瀬沼夏葉……。
明治という新しい時代に、新しい生き方を希求した女性たち。
その希望と挫折、喜びと葛藤が胸に迫る、感動の歴史長編。

今まで読んだ葉室麟さんの小説は、そんなに数は多くないけれど
心の芯に響く、凛として切なく優しいというイメージだったのだけど
今回は、女性たちを女性目線ながら、俯瞰で冷めた目線で
淡々と描いているように感じた。
時代の中で、強くしたたかに生きた女たちの話

おまけでコミック
益田ミリさんの
『マリコ、うまくいくよ』



社会人2年目、12年目、20年目。同じ職場で働く、3人のマリコ。
「今日も会議で意見が言えなかった」
「〈会社用の自分〉に、自分がのっとられそう」
「後輩は増えるけど、年上の実感ってない」。
彼女たちの問いに、心が揺れ動く。
きっと、私たちは、もうひとりのマリコ。
発売前から共感の嵐! 
読めば、じわりと勇気が湧いてくる、お仕事漫画。


うん、そうだねぇ、そういうことあるよねぇと納得しながらも
ふふっと笑っちゃったり、胸が苦しくなったり
ミリさんのお話は、正直で優しい

ミリさんのコミックを読んでいて思い出したのは
朝ドラ「半分青い」
最初の頃は楽しく見ていたのだけど
大人になった主人公が、いっぱいいっぱいで
人にぶつける言葉のキツさや激しさに
どんどん、気持ちが引いていってる
人は誰でも、知らない間に人を傷つけているのだろうけど
できたら、そういうことに無頓着でいたくはないないなと思う
ミリさんのコミックに出てくる人たちと
あのドラマの主人公は、円の反対側にいるような気がする

今日は、半日仕事で、午後から走ろうかなと思っていたら
午後から雨が降ってきて、軟弱者なので中止
土曜日に恵庭で買ってきた野菜を調理する午後に変更
いまも雨が降っている。すっかり涼しい札幌
明日はお墓まいりに行くのだけど、雨なんだろうなぁ

菜の花

2018-06-12 23:43:40 | 本のこと
日曜日、安平町の菜の花畑までドライブ
ちょっと迷っちゃったけど、多分初めての安平町





もう時期も終わりで、見にきている人もいなかったけど
とても広い菜の花畑に圧倒されちゃった
国道沿いに道の駅が建設中だったので
来年の季節には、たくさんの人が見にくるかもね

帰りに、由仁ガーデンでランチをしたので
ちょっと庭を散歩



帰りは長沼経由でロングドライブ
久しぶりだったな

読んだ本が溜まってしまって
2日に渡ってブログを書いているので
サクッと

原田マハさんの
『やっぱり食べに行こう』



世界中の「おいしい!」を探しに。
パリ、NY、ロンドン、スペイン、ロシア、京都、蓼科......
いざ、アートと小説と美味探訪の旅へ!
小説、アートと同じくらい「おいしいもの」が大好き!な著者が
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』『たゆたえども沈まず』
などの取材先で食べた「思い出の一品」をつづる満腹エッセー集。


マハさんの美味しいもののための旅が楽しくって
ああ、旅に出たいなと思ってしまう楽しいエッセイだった

米澤穂信さんの
『真実の10メートル手前』



高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、
それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、
フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、
徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める……
太刀洗はなにを考えているのか? 
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執──
己の身に痛みを引き受けながら、
それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。


米澤穂信さんの小説は、わたしにとってはハズレなし
今回は、太刀洗万智というキャラクターが
クールで、ものを見る視線が鋭く、好きなキャラクター
ミステリーを楽しんだ

垣谷美雨さんの
『老後の資金がありません』



老後は安泰のはずだったのに!
 家族の結婚、葬儀、失職……
ふりかかる金難に篤子の奮闘は報われるのか? 
〝フツーの主婦〟が頑張る家計応援小説。


読み始めは、あまりに勝手な家族に
ちょっとイライラしちゃうくらいだったけど
お金は大事だし、きちんと考えなくちゃいけないけど
お金に振り回されないようにしなくちゃね
最後は、うん、頑張ろうねって思って読み終わった


三浦しをんさんの
『ののはな通信』



横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。
庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、
外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。
二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。
しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。
それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。
不器用にはじまった、密やかな恋。
けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ……。
運命の恋を経て、少女たちは大人になる。
女子の生き方を描いた傑作小説。


不思議な小説
女性同士の恋愛を否定するつもりは全然ないけど
そっか、そういう目で見られるのか、そういう感覚もあるのかと
ちょっとモヤモヤしながらも読み進み
終わり方はちょっと意外だったけど、気持ちよかったな

原田マハさんの
『ゴッホのあしあと』



生前一枚しか絵が売れず、三七歳で自殺したフィンセント・ファン・ゴッホ。
映画「炎の人ゴッホ」の影響もあり不遇をかこった狂気の天才という印象が強く、
死後高騰し続ける作品は、今では時に百億円を超える金額で取引され、
センセーショナルに語られることが多い。
だが真の姿は写実絵画から浮世絵、空想画と
新しい描法を研究し独自の様式を追い続けた努力の人。
またラテン語とフランス語を巧みに操る語学の才をもち、
弟宛の膨大な手紙は「告白文学の傑作」として読み継がれている。
新たな「人間・ゴッホ」像に迫る。


マハさんのたゆたえども沈まずを読んで
ゴッホに魅せら、感動して、
この本でもう一度、ゴッホの生涯に胸を打たれた
マハさんの優しい視線に、ホロリとした

ふぅ、、もう少しマメに本のことはアップしよう
お風呂に入って寝ます。。。おやすみなさい

重くないミステリー

2018-05-26 22:31:09 | 本のこと
殺人事件とか泥沼劇みたいなものがない
日常のミステリー作品を続けて読んだのは偶然

芹沢央さんの
『今だけのあの子』



新婦とは一番の親友だと思っていたのに。
大学の同じグループの女子で、
どうして私だけ結婚式に招かれないの……(「届かない招待状」)。
環境が変わると友人関係も変化する。
「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり、
友情は不信感へと変わった。
「女の友情」に潜む秘密が明かされたとき、
驚くべき真相と人間の素顔が浮かぶ、
傑作ミステリ短篇集全五篇。


当事者の心が痛くて、結果もちょっと辛いのかな?
なんて思いながら読んでいたけれど
人は捨てたもんじゃない、信じて良かったねと
ほっとするお話ばかりだった
短編なのもあり、毎日1編ずつ読むことができて
楽しめたな

坂木司さんの
『僕と先生』



こわがりだけど推理小説研究会所属の大学生・二葉と、
ミステリが大好きな中学生・隼人が、
日々の生活での様々な「?」を鮮やかに解決するシリーズの第二弾は、
謎めいた人物も見え隠れして、ますます目が離せません。
さらに今作には、著者の作家生活15周年を記念し、
別紙にて、4出版社合同企画のリレー掌編、
『坂木司特別便・ホリデーが肉だと先生が困る』が、初版限定で入ってます。


覆面作家・坂木司さんのミステリーは
大好きなお煎餅のように
時間が経つと読みたくなる
それぞれのシリーズの人たちがが愛すべきキャラなんだよ
文庫本で見つけると、必ず買っちゃうな
今回も楽しませてもらった

今週は、前半はバタバタしていたのだけど
後半は、ドカンと嫌な言葉に攻撃されたりはしたけど
そんなに忙しいわけではなく
そうなると、なんとなく時間の使い方が下手になっている気がする
自分の時間、上手に充実して、淡々と過ごしていきたいな

楽しかった週末と本のこと

2018-05-13 22:32:56 | 本のこと
昨日は、8時半に足ツボマッサージに行き
なぜか顔が異常に凝っていると言われ
いつものように股関節と腰もガチガチで
悶絶の1時間で、スッキリ

ランニングの関係で知り合った長沼のお花農家さんが
母の日の花束を売っているので予約して長沼へ
琴似から長沼まで、街中が混んでいたこともあり
1時間半もかかってしまったが
すっごく可愛いカンパニュラの花束で
小さな花束もプレゼントしてくれて大満足
母に渡したものは写真を撮り忘れたので自宅のを



カンパニュラって、平原綾香さんの歌と
ドラマ「風のガーデン」での白いイメージが強かったので
こんなに色とりどりで可愛いんだなぁと感激

お花を買った後は、馬追山を走っていたこうめさんに
ランチを誘ってもらっていたので、時間まで
大好きなこかげ喫茶室で玄米ラテでノートタイム



本当に落ち着くお店なんだよね
ランチは、タンドリーレストラン アサ で
美味しいカレーを食べて、
久しぶりのエフランの人たちとおしゃべりして
実家に寄って、母にお花を渡し、プレゼントされたミニブーケの一つを
義妹に渡しに行って、うちに戻り、朝、やれなかった掃除の残りをして
心地よい疲れで、ぐっすり眠ることができた

今日は、URC(ウルトラランニングクラブ)の平和の滝ランに参加
往復で21kmくらい?は走れる気はしていなかったけど
途中で帰ってこれるコースだったので安心して参加
琴似発寒川をずっと上がって行って平和の滝に行くのだけど
ずっと緩やかな登りがきつくてきつくて、
こんなに走れなくなっているんだなぁと実感
8.5kmくらいのところで折り返して帰って来ちゃった
帰りは西野緑道を走ると、まだ八重桜が咲いていて気持ちいい



琴似発寒川沿いもまだ桜やさくらんぼの花が満開で
写真を撮ったりしながら一人ゆっくり戻って来た
14:30からは、札幌駅近くの「牛乃屋」で打ち上げ宴会
焼肉も美味しかったし、皆さん楽しくってよく笑った
2日間、ホント楽しかったなぁ

長くなってしまったけど、本のことも

有川浩さんの
『明日の子供たち』



三田村慎平は転職先の児童養護施設で働き始めて早々、壁にぶつかる。
生活態度も成績も良好、職員との関係もいい
“問題のない子供”として知られる16歳の谷村奏子が、
なぜか慎平にだけ心を固く閉ざしてしまったのだ。
想いがつらなり響く時、昨日と違う明日がやってくる。
先輩職員らに囲まれて成長する日々を
優しい目線で描くドラマティック長篇。


児童養護施設が、どういう施設なのかというのは
知識としていは知っていたけれど、そのことに
心を寄せたことがあったかなと思うと、見て見ぬ振り
正面から考える感じることが、自分の欺瞞をも感じることだった
有川浩さんが、きちんと取材して書いているのがよくわかり
読んでよかったなと心から思える本だった

宮部みゆきさんの
『あやかし草紙』



人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰!

江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、
風変わりな百物語を続けるおちか。
塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、
家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。
亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、
大名家のもの言わぬ姫の付き人になって
その理由を突き止める「だんまり姫」。
屋敷の奥に封じられた面の監視役として
雇われた女中の告白「面の家」。
百両という破格で写本を請け負った
男の数奇な運命が語られる表題作に、三
島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事
「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。
人の弱さ苦しさに寄り添い、
心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!


もうこのシリーズは5作目だけど
いつもいつも楽しみで一気に読んでしまう
おちかがだんだんと元気になり、幸せになっていく姿が
とっても嬉しかったけど、次のシリーズはどうなるのかな
これからも楽しみだな

小路幸也さんの
『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』



明治時代創業の老舗古本屋・
東亰バンドワゴンは本日も大騒ぎ! 
先々代の時代に錚々たる文士が寄稿して編まれ、
強盗殺人までも引き起こした〈呪いの目録〉。
ずっと封印されていたその目録を狙う
不審な男がうろつきはじめた──。
さらに、なんと英国の秘密情報部員が堀田家へ乗り込んできた! 
二代目が留学先から持ち帰ったある本を巡り、
勘一、我南人たちはロンドンへ──。
人情たっぷりの第11弾!


もう11作目の東京バンドワゴンシリーズ
春に、新作を(文庫でだけど)読まないと
堀田家の人たちに会わないと寂しいな
正直、こんなうまくいくわけないんだけど
でも、こういう感じもいいんじゃない堀田家だもん
なんて、半分ファンタジーみたいに思っているのだ

はぁ、なんか長くなってしまった。。。。
おやすみなさい