香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

刑事の子

2011-10-02 21:07:13 | 本のこと
連続、宮部みゆきさんの『刑事の子』

1994年に『東京下町殺人暮色』として刊行されたものを
改題して光文社から新書から新たに刊行されたのです
 中学一年生の八木沢順は、刑事である父・道雄が離婚したため
 東京の下町に引っ越すことに。開発が進むその町で、優しい家
 政婦のハナと三人の生活に慣れたころ、奇妙な噂が流れ込む。
 近くの家で人殺しがあった、と・・・・・。そんな噂とともに、
 バラバラ殺人事件が実際におきてしまう。町が騒然とする中、
 順のもとに事件の真犯人を知らせる手紙が届く。刑事の子・順
 は、友人の慎吾とともに捜査に乗り出す!


初期の宮部作品『長い長い殺人』や『我らが隣人の犯罪』のように
起こる事件は暗く残酷だけれども、物語はどこかやさしくほっとする
そして、残酷な結末はちょっと悲しい 
するするっと読める、ミステリー小説

今日は、少し日にちを早めて、父の一周忌法要
もう1年なんだなぁ・・・ と感慨深い
朝、実家に向かう時の雨上がりのナナカマド

そうそう、蒸し暑かったり、寒くてしょうがなかったり
秋も深まる季節だったんだよね

帰って来て、今月号のエクラに連載されている
宮本輝さんの『水のかたち』五十回目を読む

このお話、ずっと連載で読んでいるんだけど
どういう方向に進んでいくのだろうか
毎月3ページしか進まないので、なんか分からなくなってきちゃった
クリアファイルはもう5冊目となっているので、途中ではやめられないぞ
また、来年分も年間購読しなくてはと思う秋の夜