香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

黒髪

2016-05-11 20:53:44 | なんでもない話
谷村志穂さんの『黒髪』



これほどまで、女を明け透けにして、
かつて私は愛の言葉を囁いたことがあっただろうか。
痺れる。――黒木瞳(女優)

りえの下に届いた一葉の写真は、
自らの出生の秘密を解く鍵だった――。
昭和初期の函館で亡命ロシア人一家に
女中奉公に出たさわは、
いつしか主人を愛するように。
が、生まれたばかりの子を妻に奪われ、
一家は戦火を逃れて大連へ。
遊女となったさわは
愛する男と子供に再会するため海を渡る……。


購読している新聞に、
舞台が函館だということで載っていたのを見て
さっそく、図書館で借りたら
あまりの厚さに愕然
内容も、第2次世界大戦、満州国
亡命してきた白系ロシア人、
現代の世界での、長女の夫の病気などなど
かなり重い出来事がずっしり
そして、圧倒されるほどの愛と
悲しくなるほどの人の善意が描かれて
なかなか本を閉じたり、開いたりが出来なかった
眠れなかった昨日の夜、一気に読み終えて
呆然と悲しい気持ちになりました



朝ドラの「とと姉ちゃん」楽しく見ています
とと姉ちゃんは、暮らしの手帖を創刊された
大橋鎮子さんがモデルなのですが、
わたしの本棚には20代のころ、
大好きで買って何度も読んだ
暮らしの手帖版『すてきなあなたに』が
1~3巻までと別冊がそろっています
当時で1500円の定価でした
10万ちょっとしかお給料をもらっていなかったのに
よく買ったよなぁと、いまさらながら感心します
中を開くて、花森安治さんの絵が全て描かれていて
ホッとする文章で埋められています
お昼休みに、事務所で少しづつ読み始めました



ここ数ヶ月、ちょっと飲みすぎ、食べ過ぎで
体重が…
規則正しい生活をして、家ではやめて
腹八分目を心がけ、炭水化物を控えて
そう決心した、体が重い日曜日の15kmジョグ



藻岩山麓通りに素敵な花壇ができていて



芝桜の中にチューリップが迷い込んでいました

月曜日は、事務所の3人でランチを食べに行こうとなり
ビストロプレアンサンブルでパスタランチ

  

しっかり超おいしいデザートまでいただいて
何がダイエットだという感じでしたが
お友達や人とお食事に行く時はしょうがないですよね
それ以外、しばらく頑張ります