香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

陸王

2016-10-15 20:40:35 | 本のこと
池井戸潤さんの
『陸王』



勝利を、信じろ――。
足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。
といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。
社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。
そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。
長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。
しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。
資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。
チームワーク、ものづくりへの情熱、
そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。
はたして、彼らに未来はあるのか?


集英社の公式HPがありました → こちら

実は、弟から池井戸潤さんの『下町ロケット』がとても面白いよと
本を貸してもらったのも関わらず、最初の方ちょっとしか読まず
その後の半沢直樹シリーズも、なんとなく手が伸びなかった作家さん
でも、今回はランニングシューズのお話だし
読んでみたいと思っていたところ、貸してくださる方がいて読んだ次第

いやぁ〜、面白かったし、勉強になったな
レースのシーンなどは、三浦しをんさんの『風が強く吹いている』を思い出した
未来のことはわからないけど、芯を通した信念が気持ちいいし
読んでいてむかっ腹が立つわ!と思っていた人たちに対する
小説での終わり方は、せいせいするなぁと思いつつ、そこまで?とも思ったけど
でも、気持ちの良さはとても大きな小説で、読んでよかった
弟の、「だから言ったろう、姉ちゃん」という声が聞こえてきそう…

この前の白老での走っている写真をお友達が送ってくれたんだけど
わたしの走り方が完璧にかかと着地だったので
短い距離から、自然な着地を練習しようと、早速
「陸王」のモデルとなった『MUTEKI」を買ってしまった

 

昨年末から、何度か話をしたりして
副業のような形でのお仕事が決まりそう…
その打ち合わせの帰りに通った大通公園
寒くなってきたので、景色が綺麗



今日は、友人とウィングベイ小樽へ
お天気が良くて気持ちよかったなぁ