香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

天子蒙塵 二巻

2016-12-23 19:57:52 | 本のこと
浅田次郎さんの
『天子蒙塵 二巻』



張作霖爆殺事件から3年、息子・張学良は無抵抗将軍となり、
清朝最後の皇帝・溥儀は玉座を追われたなか、
満洲の野に放たれた猛獣と化した関東軍に一人反抗を続ける男・馬占山。
馬は同じ張作霖側近であった張景恵の説得を受け一度は日本に従うが──。
一方、満洲国建国を急ぐ日本と大陸の動静に目を光らせる国際連盟の狭間で、
溥儀は深い孤独に沈み込んでいた。
ついに日本の軍部もその存在を知るところとなった天命の具体「龍玉」は今、誰の手に──。
『蒼穹の昴』シリーズ第五部、第二巻は日中の思惑が激突する満洲を舞台に、
義と信に生きる男たちがしのぎを削る。


一巻からそんなに間をおかずに二巻が出た
うれしい
一巻の時のブログは → こちら

二巻では、蒼穹の昴シリーズでおなじみの面々が
コレデモカッ!というくらい出てくる
やっぱり面白すぎる、歴史でもあるけどフィクションでもあり
こんな面白い小説を読めることが、本当に幸せだ
年内に、もう1回読み返したいな

    

吉永南央さんの
『糸切り』



紅雲町のはずれにある小さな商店街、
通称「ヤナギ」が大家の発案で改装されることになった。
手掛けるのは新進気鋭の女性建築家だという。
長年の客で、数日前に店の前で車に轢かれそうになった
お草も改装話を見守っていたが、
関係者それぞれの<秘密>と思惑が絡んで
計画は空中分解寸前に===。
大好評シリーズ、待望の第4弾!


大好きな紅雲町珈琲屋こよみシリーズの最新作
1作目は「萩を揺らす雨」
2作目、「その日まで」
3作目、「名もなき花」
初めて読んだのが2011年の7月から
ずっと、このシリーズのお草さんが好きで
淡々としながら、深く優しい人たちの物語を読むのが楽しみ
今回も、人間って仕方がないなぁと思いながらも
暖かな目を持つお草さんに救われるような気持ちになった

札幌は昨日からすごい雪
今日は、久しぶりに母の用事や希望で、車で出かけたけど
帰りは、いつもは30分くらいで帰れるところ
1時間50分くらいかかって帰ってきた
今も降り続き、夜はもっと荒れるらしい…
今年の札幌は、どうなっちゃってるんだろうね