香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

さざなみのよる

2018-04-22 20:17:51 | 本のこと
最初に、原田マハさんの
『スイート・ホーム』を読み終わった



幸せのレシピ。
隠し味は、誰かを大切に想う気持ち――。
うつくしい高台の街にある
小さな洋菓子店で繰り広げられる、
愛に満ちた家族の物語。


うーん、なんだか清く正しく善人ばかりの小説
そういうのを読んで、ふわ〜っと優しい気持ちになったり
そうしう世界に憧れたり、純粋に楽しめなくなったのかしら、
わたしは。。。。
綺麗なところばかり見せられていると
そうじゃないところにある人間らしく優しいところがあるはずなのにって
あまのじゃくに思ってしまうんだよね
マハさんの小説だけど、ハマらなかったな

そして、木皿泉さんの
『さざなみのよる』



小国ナスミ、享年43。
息をひきとった瞬間から、
その死は湖に落ちた雫の波紋のように、
家族や友人、知人へと広がっていく。
命のまばゆいきらめきを描く
著者5年ぶりの感動と祝福の物語!


「スイート・ホーム」を読み終わったばかりだったので
もう少しずっしりとした本を読みたい気持ちだったのだけど
本の帯を見ると、「小国ナスミ」って。。。
大好きなドラマ「富士ファミリー」
小泉今日子さんが演じたナスミじゃないか!と食いつき
昨日の午後から一気読みしてしまった
ドラマでは最初から死んだ人として出てきたナスミだけど
そのナスミの短い人生や、周りの人たちとの繋がりが
淡々と、正直に、飾らないナスミの性格のまま描かれている
なんどもなんども、ぐさっとくる言葉に行ったり来たり
人は間違えるけど、愛すべきもので、大切なもの
なんども読みたくなる本だった
読んでよかったよ、ほんとに

今日は、ラジオを聴きながらJogしようと外に出たのだけど
選んだイヤホンの調子が悪くて、外の音を聞きながらののんびりJog
走り慣れたところだけど、ルートはいつも通りじゃなく
まずは農試公園に向かって、1周



あれ?あの白いのは?と思って近くに寄ったら
咲き始めていたモクレン
足元にも



あぁ、もうすぐ春爛漫な季節だなぁと思うと
風が強くて、ちょっと元気のなかった心が一気に盛り上がった
新川通に向かって、まだ蕾も固く小さな桜並木の下を通っていたら
造園屋さんの庭はピンク色に染まっていた



新川通では多くのランナーさんたちとすれ違った
このまま帰ってもなぁと思い、そのまま北大へ
イヤホンをしていない耳に届く鳥のさえずりが嬉しかった



足元には黄色の絨毯が広がって、こちらも多くのランナーさんたち
エスのれいこさんが、格好いい黒軍団の真ん中で走っていた
かっこよかった(^^)



帰り道、見上げた空が綺麗で疲れも感じず
ただ、お腹が空いて10kmで終了
これからもう少し距離を走れるようになれるといいな

午後は、マンションの理事会があり
今回は、困ったおじさんの話が短く、想定もしていたので
サクッと流して30分で終わり、ホッとした

もう来週には大型連休なのだね
講義、温泉で1泊、道の駅へドライブ
お天気が良ければ、やっぱり走りたいな
きっと、桜が咲いているね