世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ポンキッキとリクルート

2005年10月06日 21時56分55秒 | Weblog
朝から神経をフルに使用したため、午後には腑抜になってしまった。
そんな私と反対に、山の朝みたいに曇っていた朝から一転、昼からは柔らかい日差しが顔を出した。

こんな日は箱根辺りの露天風呂でゆっくりしたいよなあ…。
もうすぐ紅葉シーズンだし。
彩り豊かな山々を眺めながら日本酒を一杯やるのもいいよなあ…。
でもせっかく箱根に来たのなら、彫刻の森美術館も行きたい。

小学校6年生の修学旅行で行ったのが最後だったっけ。
「ひらけ!ポンキッキ」で頻繁に彫刻の森美術館が出ていた。
幼稚園時代は登園前、小学校時代は長期休みの朝、決ってポンキッキを観ていた私。
「彫刻の森」現地に着いた時の興奮は未だに忘れられない。
真っ先に「しゃぼん玉のお城」に行き、「ここでガチャピンが!」など、騒ぎまくりであった。

その他、江ノ島水族館も大仏も行った筈なのに全く覚えていない。
全てはポンキッキに飲まれた…。

あの頃から、メディアの中に登場した場所に行くと興奮する体になったのかもしれない。
そんな少女は大人になり、映画のロケ地巡りを趣味とするのだが。

修学旅行の帰りの新幹線の中からリクルート社が見えたときの興奮も忘れられない。
当時、江副前会長の賄賂事件(リクルート事件)でニュース騒がせていたリクルート社。

栃木の純粋な小学生だった私は「テレビの中のリクルートが、今、目の前に…!」という幼い高揚を隠せなかった。
全面ガラス張りの近代的な建造物は幼心を揺さぶった。
あまりの騒ぎっぷりに、近畿日本ツーリストの添乗員さんに「え?そんなに珍しい?」と言われたことも覚えている。
その添乗員さんが新幹線で寝ていた時に靴を脱いでいて、足の指一本一本が分かれている奇妙な靴下を履いていたのも…覚えている。

なんて書いていたら、箱根に行きたくなってしまった。