世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

永遠の花

2012年05月01日 23時07分08秒 | Weblog
今朝は少し早起きした。
楽しみがあったから。

昨日の朝、通勤路にテッセンが咲いていて「明日、デジカメを持参して撮ろう」と思っていたのである。
毎年テッセンを見るとこれから来る夏を思う。
夏の足音を秘めた花だ。








ツツジも綺麗だった。





会長に書類を渡すべく、社内を捜索。
どこにもいない。
工場での朝のミーティングのあと、自宅に引きこもってしまったのかなと思い、道をとぼとぼと歩いていたら、前からクマが!
よく見たら会長。
公園横の、既に葉桜になっている桜並木の下をトボトボと歩いていた。

いつかの朝礼で、会長が「道端の花に目を向け、図鑑などで見た花の名前を調べることも大切だ」と言っていた。
当時、私はあまり花に興味がなかったが、あの言葉を切っ掛けにして花を好きになった。
図鑑で名前を調べるまではしないが、なるべく名前と花を一致させようとはしている。

社長を退いてもうすぐ一年になる会長。
彼の生の声を聞く機会は減ったが、分からないことは調べたり、小さなことに気付く心は私の中で活かしたいと思う。

私の中で咲く、まるで永遠の花のように。


…tears

2012年05月01日 23時00分23秒 | Weblog
昔、asayanというオーディションバラエティ番組があった。
そこでデビューした天方直実という歌手がいて、彼女の歌に「…tears」という曲がある。

昨日の帰り道。
月が雲に隠れていく様子を見ていたら、この歌を思い出した。


「こんなはずじゃないの
しあわせなんて どうでもよかった
たいせつなあなたが
となりにいない もうずっといない」

そうそう。
「こんなはずじゃないの」って思うこと、あるあるー。自分の欲望ばかりに従順になり、つい相手を思う気持ちを忘れちゃうんだよね。それに気づいたときは、相手の心は遠くにあり、「こんなはずじゃないの」って嘆くんだよな。嗚呼、耳が痛いわ。幸せなんてどうでも良い、あなたがいるだけで幸せだったのにって思うんだが、んもうそんときは後の祭り。アフターフェスティバルなんだよねー。はぁ…。




「雲が流れてく
風に押されて 月をかくしてく
闇が深くなる
帰り道さえ 照らしてくれない」

月が相手のことを隠喩している。
風に吹かれた雲に隠されてしまい、帰り道を照らしてくれない月…自分の歩く道を照らしてくれない…真っ暗…嗚呼。

ぽっかり空いた心の隙間。
何を代替にしたらよいのだろうか。



・・・tears 天方直実