後輩女子Cちゃんとの会話。
古典の「竹取物語」の話。
中学時代の国語の教科書に載っていたそれを、私も彼女も暗記している。
今は昔、竹取の翁といふものありけり。
野山にまじりて竹をとりつつ、
よろづのことに使ひけり。
名をば、さぬきのみやつことなむいひける。
その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。
それを見れば、三寸ばかりなる人、
いとうつくしうてゐたり。
【訳】
今となってはもう昔のことだが、竹取の翁と呼ばれている人がいた。
野や山に分け入って、竹を取っては、
いろいろなものを作るのに使っていた。
名前を、さぬきのみやつこと言った。
(ある日、)その竹林の中に、根本が光る竹が一本あった。
不思議に思って、近寄ってみると、筒の中が光っている。
それを見ると、(背丈が)三寸くらいの人が、
たいへんかわいらしい様子で座っていた。
「三寸ばかりなる人」という響きに二人で反応。
一寸が約3センチなので、三寸は約9センチぐらいだ。
「三寸ばかりなる『上司』だったらウケね?」
と、割られた竹に佇む三寸ばかりなる吉熊上司を妄想し、二人で大爆笑。
三寸ばかりなるミニサイズの吉熊上司が
「俺、言ったよな?」
とか
「これ、回覧しておいて」
「予算会議の準備、手伝って」
とか言うのである。
可愛いではないか。
私の掌の上にいる三寸ばかりなる吉熊上司は、私が掌を揺らすとコロコロと転がり、「止めろよ!痛いだろ!」と言うんである。ついでに、彼が使用するパソコンも三寸ばかりなる人サイズ。
可愛い妄想は止まらず。
本人を前にして、笑いそうになった。
そんな我々に彼は
「ん?」
と。
昼休みに描いた『三寸ばかりなる上司』の絵。
古典の「竹取物語」の話。
中学時代の国語の教科書に載っていたそれを、私も彼女も暗記している。
今は昔、竹取の翁といふものありけり。
野山にまじりて竹をとりつつ、
よろづのことに使ひけり。
名をば、さぬきのみやつことなむいひける。
その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。
それを見れば、三寸ばかりなる人、
いとうつくしうてゐたり。
【訳】
今となってはもう昔のことだが、竹取の翁と呼ばれている人がいた。
野や山に分け入って、竹を取っては、
いろいろなものを作るのに使っていた。
名前を、さぬきのみやつこと言った。
(ある日、)その竹林の中に、根本が光る竹が一本あった。
不思議に思って、近寄ってみると、筒の中が光っている。
それを見ると、(背丈が)三寸くらいの人が、
たいへんかわいらしい様子で座っていた。
「三寸ばかりなる人」という響きに二人で反応。
一寸が約3センチなので、三寸は約9センチぐらいだ。
「三寸ばかりなる『上司』だったらウケね?」
と、割られた竹に佇む三寸ばかりなる吉熊上司を妄想し、二人で大爆笑。
三寸ばかりなるミニサイズの吉熊上司が
「俺、言ったよな?」
とか
「これ、回覧しておいて」
「予算会議の準備、手伝って」
とか言うのである。
可愛いではないか。
私の掌の上にいる三寸ばかりなる吉熊上司は、私が掌を揺らすとコロコロと転がり、「止めろよ!痛いだろ!」と言うんである。ついでに、彼が使用するパソコンも三寸ばかりなる人サイズ。
可愛い妄想は止まらず。
本人を前にして、笑いそうになった。
そんな我々に彼は
「ん?」
と。
昼休みに描いた『三寸ばかりなる上司』の絵。
今朝のニュース。
先日の竜巻で行方不明になった飼い犬が見つかったという話題に、何となく化粧をしながら耳を傾けていた。
まず犬の名前に吹いた。
その名も「ワン太郎」である。
豪快だワン。
ワン太郎は犬小屋ごと行方不明になった。
家族が諦めかけた昨日、近所を歩くワン太郎をご近所さんが発見。
無事、飼い主に戻された。
インタビューに答える飼い主の孫の少年の言葉に再び吹いた。
「なんか、前よりきれいになった」!
ワン太郎、豪雨で洗浄されたのか!?
どんだけ汚かったんだ、ワン太郎。
サイクローン洗浄かよ?
最近暗いニュースばかりが流れているが、今朝はワン太郎の件で久々に和んだ。
良かったね、ワン太郎。
暗いニュースでは、先の秋田のクマ牧場の件。
残ったクマたちの引き受け先がなくて、安楽死の可能性もあるとのこと。
一言、ふざけるな!である。
私だって本当、どうしたら良いか分からない。
でも、安楽死という選択肢はどうなの?って思う。
人間の勝手で空腹状態で飼育されて、経営に行き詰まったら「安楽死」なの?
短絡的じゃないか。
命を何だと思っているのだろうか。
最悪の事態を回避するように努めるってことが経営者の責任ではないのか。
日本中ではなく、世界中に助けを求めたのだろうか、彼らは。
クマたちを安易に殺すなんて絶対に絶対に許せない。
可愛そうで可愛そうで…。
でも私にはどうしたら良いか分からずに凹む。
お金持ちだったらなあ、という欲望はあまり抱いたことはないのだが、この件がお金で解決できるのならば、私は抱いてしまう。
先日の竜巻で行方不明になった飼い犬が見つかったという話題に、何となく化粧をしながら耳を傾けていた。
まず犬の名前に吹いた。
その名も「ワン太郎」である。
豪快だワン。
ワン太郎は犬小屋ごと行方不明になった。
家族が諦めかけた昨日、近所を歩くワン太郎をご近所さんが発見。
無事、飼い主に戻された。
インタビューに答える飼い主の孫の少年の言葉に再び吹いた。
「なんか、前よりきれいになった」!
ワン太郎、豪雨で洗浄されたのか!?
どんだけ汚かったんだ、ワン太郎。
サイクローン洗浄かよ?
最近暗いニュースばかりが流れているが、今朝はワン太郎の件で久々に和んだ。
良かったね、ワン太郎。
暗いニュースでは、先の秋田のクマ牧場の件。
残ったクマたちの引き受け先がなくて、安楽死の可能性もあるとのこと。
一言、ふざけるな!である。
私だって本当、どうしたら良いか分からない。
でも、安楽死という選択肢はどうなの?って思う。
人間の勝手で空腹状態で飼育されて、経営に行き詰まったら「安楽死」なの?
短絡的じゃないか。
命を何だと思っているのだろうか。
最悪の事態を回避するように努めるってことが経営者の責任ではないのか。
日本中ではなく、世界中に助けを求めたのだろうか、彼らは。
クマたちを安易に殺すなんて絶対に絶対に許せない。
可愛そうで可愛そうで…。
でも私にはどうしたら良いか分からずに凹む。
お金持ちだったらなあ、という欲望はあまり抱いたことはないのだが、この件がお金で解決できるのならば、私は抱いてしまう。