世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ストラディバリウスの奏で

2018年05月11日 23時11分18秒 | Weblog
退社後、大手町の日経ホールへ。
日経主催の「ストラディバリウス」のイベントに行ってきた。


ヴァイオリニストの宮本笑里さん、日本ヴァイオリン代表取締役社長の中澤創太さんの興味深いお話に身を乗り出して聞き入った。
世界に約600しか存在しない希少性の高いストラディバリウス。
違いなんか分かりっこないと思っていたのだけど、実際に聞き比べると「ストラディバリウス」の方が艶っぽいのがよく分かった。

ストラディバリウスはパガニーニやモーツァルトにも愛されたもよう。
その歴史から300歳の女王と称される。
銀行が投資として買い取って演奏家に貸すという社会貢献もされているらしい。


うん億円のヴァイオリンの音色はとても艶やかで官能的であった。
内臓に鋭く入り込んでくる鋭さと音の深みがなんとも言えぬほど気持ちいい。ひたすらうっとり。

宮本笑里さんは遠目で見てもかわゆいのがよく分かった。
細い躯体とさらっさらの髪を揺らしながら優雅に演奏されていた。
以前、華原朋美さんとコラボしていた記憶がある。

勿論、パフォーマンスも素晴らしかった。
タイタニックのテーマの演奏中に泣いたのはここだけの秘密。


帰りは暑くもなく寒くもなかったので東京駅まで歩いた。
初夏の夜のオフィス街はどこか怪しげで、そして疲れていて好き。


帰宅後、ポストの中を覗いたら嶽本野ばら先生の読者仲間であるKさんから、心温まるお手紙・どんぐり栞が届いていて喫驚(きっきょう)した。
ありがとう。嬉しくて何度も何度も読み返してしまった。
嗚呼、30代後半に入ってこんなに素晴らしい友達ができるだなんて。
野ばら先生に感謝。


そして野ばら先生の読者の皆さんはどうしてこうも字と文章が上手なのだろう。
私はいずれもへたっぴなので、いつも彼女たちに嫉妬してしまう。

華やかな金曜日を満喫できた。

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