世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

富士山一周

2018年05月12日 22時54分42秒 | Weblog
H.I.S.のツアー「富士山ぐるっとドライブ」に一人で参加。
5:00に起床。

7:40に新宿を出て、高速道をひた走る。
途中渋滞に巻き込まれる。
普段首都高に乗らないのですべてが珍しく、寝る暇がなかった。

やがて富士山が顔を見せた。
感激。

友人わたが、日本人のDNAには富士山と桜にときめくよう刻まれてるって言ってたけど、ほんとそれ。

そしてKAGAYAさんの作品を思い出す。
全天周映像『富士の星暦』予告編




★三島のフルーツパークでいちご狩り食べ放題。




練乳のサービスあり。




いちごは終わりかけなので、数的にアレだった。けっこう争奪戦状態だった。が、私は2パックぐらい食べた。元いきいき栃木っ子なので、とちおとめの血が騒いだからだろう。



★ぐりんぱにて天空のチューリップを鑑賞するはずが時期がずれていてほとんど枯れていたっていうね。









でも富士山は本当に優美。


園内にはシルバニアファミリーのリアル版おうちがあって、潜入できる。子供のころに耽溺した世界に再び浸った。

吉熊、シルバニアファミリーの一員に、しれっとなりすます。






うさぎと家を交換したい。
てか、いい家に住んでいるよな。マジで羨ましい。



バスに戻ってお弁当をもぐもぐ食べる。
【お品書き】春の穂筍とあさりの炊き込みご飯、駿河湾産しらす入り掻き揚げ、出汁巻き玉子・しらすまぶし、風呂吹き大根・桜海老添え、鶏もも肉のわさびマヨネーズ和え、アジフライ、菜の花のゆず味噌かけ、いんげんの胡麻和え、しば漬け

運転手さんがすごく丁寧に運転する人だったのでこぼさずに食べられた。


★白糸の滝 天然記念物指定の天下の名瀑を見物。マイナスイオンを吸収。





初めて来たのだが、水の気を含んだ空気がそのまま皮膚に浸透していくような心地よさを感じた。

白い線を描く滝の様子は、とても繊細で見ていて飽きない。
素麺のようなその糸にふと触れてみたい衝動に駆られた。



駐車場に帰る途中、シャガを発見。
この花を見るとこの花の名前を教えてくれた母を思い出す。





★道の駅朝霧高原 牛舎をイメージした道の駅でお買い物。牛乳のソフトクリームを食べた。コクがあって美味しかった。
途中、富士山をバックに草を食べる牛さんも見た。非日常感にくらくらする。






★本栖湖リゾート「富士芝桜まつり」観賞。しかし、ここでも花は撃沈。辛うじて咲いていたアネモネにすがる。てか、アネモネが好きになる。アネモネの花弁がなくなったやつを吉熊がマイク代わりにしていてとてもかわいい。何を歌ってるのかな。




ダブル富士。





子供のころに夢見ていたような景色。
水面がキラキラ光っていてうっとり。
脳内でパガニーニの主題による狂詩曲が流れまくり。




ここは外国人観光客が多かった。
花の残念な感じにもかかわらず、彼らはとても楽しんでいて、そんな彼らを見ていたら私までハッピーな気持ちになれた。
物は捉えようなのだ、きっと。
香港からの観光客グループにシャッターを切るように依頼され、快く対応する。気分がよかったので2枚撮ってさしあげた。


帰りの高速に乗る前に、かつての上九一色村の横を通過したのだが、今の若い子って上九一色村を知らないらしい。びっくり。

高校2年生の昼休み、生物準備室で生物の先生と友達と一緒に麻原逮捕の実況を観ていた身としては衝撃的だった。
あと、高校時代同じクラスだったTさんという女子が上九一色村の下敷きを持っていたことも思い出した。なんで持っていたのかは不明。

ほかにも富士樹海のそばを通過したりで、終盤になって私のツボをグリグリする、やはり期待を裏切らないぜ、俺たちのH.I.S.。

この道はクマも出没するそうだ(運転手さん談)。ク、クマだと・・・!?←血が騒ぐ。



見納めの富士山。

一日中見ていたのでちょっと寂しい。またね。

富士山にまつわる言葉で「一度も登らぬ馬鹿に二度登る馬鹿」っていうのがある。
私は今後の人生で富士山を登ることはあるのだろうか。
現在40歳。体力的にどうよ?と思ったら、なんだか急に「人生って短いんだな」って実感した。
脳内ジュークボックスは、パガニーニから井上陽水の「人生が二度あれば」にチェンジ。


富士急ハイランドを通過。
昔、同じ歳の従兄弟がここでバイトをしていた。



19:10新宿到着

バスツアーへの一人での参加は去年のネモフィラに引き続き、2回目。
時間とトイレを気を付ければ、本当にお得だと思う。
また今度、いいツアーがあったら参加したい。
添乗員さんもきめ細かく対応してくれたので快適。


花は残念だったけれども、神奈川・静岡・山梨から眺める富士山にはそれぞれ違った顔があることが分かったので満足。
冬の空気が透き通った日にしか会社からは見えない富士山が、いつも大きく見られることの満足感が半端なかった。
天気の賜物である。

吉熊も喜んでいた。いっぱい笑っていた。

お土産にジャムとポストカードをいただきマンモス。